当ブログには右フレームにある101系の写真から入れる「アルバム」がある。
記事に載せた画像が自動的に入る場所であり、またアルバムへ直接画像を入れることもできる。
覗いている方はあんまりいないようだが、このアルバムは路線や会社ごとに画像をまとめている。その中で、最近まで1枚だけの状態だった(小湊鐵道の記事で参考としてキハ52を載せた)小海線の部屋がようやくにぎやかになった。
ほか、相模線が2枚、小田急が1枚という状態でずーっとほったらかしになっていた。ともにいまのデジカメでの写真は皆無なのだが、なつかし写真は相模線は「少々」、小田急は「わりとたくさん」ある。
小田急に関しては私の初代のスキャナで取り込んだものはあるのだが、現在の2代目スキャナでもう少しクッキリ取り込んだものが揃っていない状態。
…ということで、今回は相模線のなつかし写真。
キハ35系天国
相模線は東海道線の茅ヶ崎と横浜線の橋本を結ぶ路線。八高線や久留里線と並びキハ35系が活躍していたが、1991(平成3)年3月16日に電化。専用の205系500番台を新製投入し、その後現在まで車両の動きがないまま推移している。
キハ35系(橋本・1991)
電化を間近に控えたころの橋本での風景。すでに架線が張られている。相模線は電化前はキハ35系で車両を統一しており、塗色も相模線オリジナルカラーとなっていた(さがみ…おりじなる…??)。
このカラーリングは気動車の地域色の初の事例なんだそう(1986年導入開始)。
キハ35系(橋本・1991)(2枚目は再掲)
車両は片運転台のキハ35と両運転台のキハ30があり、セミステンレスの900番台も同じ塗色で活躍したこともあった。
正面の塗り分けは前面補強板の独特な形を活かしたものになっているが、写真のキハ30 42のように補強板がない車両もあった。
キハ35系(厚木・1991)
架線の下、小田急との接続駅・厚木に到着した茅ヶ崎行列車。逆光に排煙が映える。
厚木駅は小田急とラチ内共用で、この写真は小田急を撮りに来たついでに相模線ホームに降りて撮ったものだと思う。
3枚目を見てのとおり、1面のみの相模線ホームと改札・小田急ホーム相互の移動は構内踏切を渡る必要があった。隣の線路は側線だったが、2007(平成19)年にその線路を敷いたまま上にホームを新設し、構内踏切は廃止されて便利になったそうだ。写真の時代の旧ホームは使用停止となった。
キハ35系(厚木・1991.3.15)
こちらはきちんと日付がわかるもの。なぜなら電化前日・気動車最終日に撮ったものだ。キハ35系が泣きながらハンカチをふる愛らしいHMがついていた。
キハ35系(厚木・1991.3.15)
区間運転の海老名行。相模線と小田急は海老名・厚木と2駅続けて接続しているが、のりかえはこの厚木の方が圧倒的にラクだ。
このキハ30 97は助士側下の白文字表記がクリーム部分にまたがっていて読みづらい。
キハ35系(厚木・1991.3.15)
こちらのキハ30 46は表記が青地部分にすっぽり。また銘板はクリーム1色に統一してある。橋本でのキハ30 42の写真も見ると、車両によってまちまちで面白い。なお、キハ35は片運転台のため、表記は連結面寄りとなる。
キハ35系(厚木・1991.3.15)
相模線色のいいところは車号が正面に入っていること。鉄道ファンにはありがたい。だが、残念ながらこの日限りで見納めとなってしまった。
本業の姿を撮ってない205系500番台
上の写真の翌日から営業運転に入ったのが205系500番台。新デザインの顔と半自動ドアを用いた相模線向けの新仕様だ。
私は相模線内での205系500番台の写真は近年ケイタイで1枚撮っただけなのだが、なぜか他の土地にいる姿を偶然二度捕らえている。
205系500番台(品川・1991.2.9)
品川の臨時ホームに突然現れた205系500番台。幕の通り試運転なんだろう。205系のイメージを逸脱した正面のデザインだが、東武20000系列のパクリに思えて仕方なかった。
いかにも非常扉になっていそうな助士側の形は地下鉄風というところだが、非貫通だ。なおこの試運転列車は2本併結の8連。
205系500番台(品川・1991.2.9)
帯色は相模川をイメージしたものだそう。ピカピカの車体や緑のJRマークとともに「さわやか」そのものだ。
205系500番台(品川・1991.2.9)
京浜東北線103系と併走しながら出発。
205系500番台「ひまわり号」(拝島・1991.10.27)
拝島で会ったのがこの「ひまわり号」。こちらは雨の日。青系の絵ヅラにひまわり号のHMがいいアクセントになっている。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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