2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2024/03/14

24.3.14 つーかいまごろ・2

東京駅地下の京葉ホームから、長駆中央線ホームを目指す。
京葉線東京駅は直近の『さんま御殿』で「あそこは東京駅ではない」と、他線と離れ過ぎていることが話題になった。
1995(平成7)年、新幹線エリアの拡張に伴い中央線は新設の高々架(第01ホーム)に移った。京葉線ホームからの高低差はなかなかである。

またこの日、もう一つの地下ホームを使う横須賀・総武快速線ではちょっとしたイベントがあった。東京—品川間は線路工事を行うため11時半〜13時の90分間だけ運休になり、横須賀線は品川で、総武快速線は東京での折返しとなるとのこと。京葉線車内で車掌が案内していた。
近場なら西大井なんかでE235系が来てくれれば品川行の横須賀線の顔を撮れる(品川だと到着前に表示が変わっちゃうかも)んだろうが、私は用事があるのでその時間帯は行くことはできなかった。


異端児がいたんです

ちょっと閉塞感のあるエスカレーターで中央線ホームに上がると、E353系。すぐ動き出した。


E233系(東京)

調べると、8:57着の特急「かいじ2号」の回送であった。
追いかけるようにホーム先端へ進む。無論この列車を追いかけるわけではないが。




E233系(東京)

先端に到達する前にE233系トタT39の快速豊田行が入ってきた。
中央線は栄えあるE233系の最初の投入路線で、車両は0番台。
LED表示器は1・2枚目のベタの種別のみ表示と、3枚目の行先込みの交互表示である。行先がネタのときは悩まされるな。




E233系(東京)

ホーム先端に辿り着き、撮影ができることが確認できた。
過去数回このホームに来ているが撮影をしたことはなく、初めてこの先端に来た。ここでしばらく撮る。
編成はトタT28。
メーカーにより差が出るLED表示器のカメラ写り。このしましまタイプは、表示器ネタのときにさらに悩まされる。
シャッタースピード調整すればって? さ〜せん、ウチそういうのやってないんスよ〜。カメラのマニュアル設定変更に疎いもんで。
…前記事の二俣新町では一応LEDの写りを気にしてAモード(絞り優先)で撮っていたが、京葉地下ホームで他に変えたあとそのままになっていた。


E233系(東京)

トタT16。しましま。
E233系0番台は後に続く別路線向けの車両と異なり、前面はカラー帯が端にしかない。
これは次の京浜東北・根岸線向け1000番台で、早くも色が真ん中に来るデザインに変更された。運行番号表示も1000番台から助士側窓下に独立した。


E233系(東京)

トタT28が丸の内口の駅舎を横目に発車。
せっかくの情景も、しましまLEDで台無しというところ。




E233系(東京)

トタT5。LED表示器はキレイに写るタイプ。
1面2線のホームに次々と列車が現れ、数分で次々と折り返していく。せわしないホームだ。
中央快速線E233系は現在2階建グリーン車が続々と製造されており、既存編成へ2両ずつ組み込み貫通10連T編成は12連、4+6の分割可能H編成のうち6連口は8連に増車となる(実際の運用開始時期はモヤっとしている模様)。
グリーン車のドアは乗降時間の間延び対策で初の両開きとなっているが、この東京駅での折返し時間の短さも理由の一つだそうだ。
グリーン車は114両57ユニットの製造と発表されており(当初の58ユニット発表から変更)、既存編成のうちそのグリーン車と隣り合い新6号車となる車両にトイレの設置が行われ、先月までに57編成の工事が終了した。


E2系+E3系(東京)

200系カラーのE2系が北から現れ、生では初見のためつい撮った。そしてE3系もつながってたか…。と、新幹線車両を普段見ていない私はそれ以上何の感想もなかった。
んが、帰宅後見返したときに、あれ? 山形新幹線は知事の要望で銀色から青赤ラインに変わってるはずだよな…と気づいた。
E3系は先月リバイバルカラー化された2000番台のL65編成であることを調べて確認。そして200系カラーのE2系J66編成は何と翌日で運行終了とのこと。
またE2系の併結運用自体も16日のダイヤ改正で廃止のため翌日で終了だそうだ。
架線柱だらけだが、撮っておいてよかった。



E233系(東京)

トタT34。
中央快速線用のE233系は60本あり、トタT40・T71・H49の3本がグリーン車組み込み対応工事の対象外となった。
特にT71に関してはグリーン車計画がある中2020(令和2)年にトイレなしで追加新製された中央快速線でダントツの末っ子編成で、グリーン車組み込み組成が完了したら京葉線のケヨ34の置き替え用に転出する段取りなのでは? と噂されている。




E233系(東京)

高架から高々架へにょきっと上がってきたトタT12は青梅線直通列車。
グリーン車組み込み計画により、中央線大月まで・青梅線青梅までの各駅で12両編成対応工事が進んだ。中でも青梅線東青梅駅が特殊。
同駅はもともと青梅線の複線区間の終端であり、次の青梅までは列車本数が多いものの単線である。
前後を踏切に挟まれた敷地に1面2線の島式ホームがあり、立川方のホーム端は踏切直前。青梅方にホームを伸ばすと単線への収束位置が踏切にかかる。
踏切にポイントを置くことは安全確保上考えられず、その先にもすぐに次の踏切があるなど不都合が多い。
結局立川方の踏切の手前から単線に収束し、駅は1面1線とすることで12両対応のホーム設置が実現した。
これに絡み、青梅駅は留置線1本を潰してのりばが1面2線から2面3線に増強されている。




209系1000番台(東京)

ここまで触れてなかったお目当て登場。209系1000番台。
もとのエメグリは撮ったが、オレンジのこいつはまだ撮ってなかったのだ。最近展開しているカラフルトレインズ記事の影響で再認識したところだった。前記事に続き、いまごろ初記録。
朝、ネットで情報を探したらこの日就いてる運用がすぐ判り、二俣新町で通快を2本撮った後に行っても十分捕まえられることが判明した。


209系1000番台(東京)

「中央線」表示から変わって行先表示でも撮れた。
209系1000番台は1999(平成11)年に常磐緩行線用として用意された地下鉄千代田線直通対応車両。同路線の運用数が増えて在来の203系・207系900番台だけでまかなえなくなり、マト81・82の2本だけ製造された。
後釜のE233系2000番台投入が進んだことで、2018(平成30)年10月13日のマト82でのさよなら運転を最後に同線から姿を消した。



209系1000番台(東京)

常磐緩行でのさよなら運転から10日を過ぎた頃、大宮でこのマト81(現・トタ81)がオレンジ帯になった姿が捕らえられ、驚かされた。
中央快速線のグリーン車組み込み対応改造による編成数不足を補うため、2本とも同線に転用となったのだ。
E233系に合わせ、常磐緩行時代になかった側面幕部にも帯が貼られた。
広幅裾絞り車体のE233系0番台に対し、地下鉄対応でストレート車体の209系1000番台は異端の存在となった。



209系1000番台(東京)

「東京」のドア上LEDと車号を合わせて撮ったが、LED撃沈。現場でプレビュー確認しなかったからな。
車号ステッカーの製造年は十位が欠けている。


209系1000番台(東京)

E233系0番台の白系の壁板と暖色系シートに対し、こちらは無機質に徹底した時代のグレー壁と青シート。たまたま明るい日差しが差し込んでいい感じに見えるが、普段は薄暗い印象の内装だ。
無人で撮れたと思ったが、奥の右のドアから中高年女性が入ってきていた。


209系1000番台(東京)

乗務員室の「81」の札の後ろにはこんな表示。大月行に充当されることはない。
宮ノ平は青梅から1つ奥多摩方へ進んだ駅で留置線が1本あり、青梅駅の留置線と合わせて使われている。営業運転での宮ノ平発着運用はない。



209系1000番台(御茶ノ水)

御茶ノ水まで乗ってお別れ。
この列車で豊田に着くとトタに入庫し、豊田15:39発の東京行に就くまで長い昼寝となる。
トタ81・82は16日のダイヤ改正で消えることはないが、前述のグリーン車対応改造非施工のE233系3本とともに行く末が注目される。
東西線直通用のE231系800番台はいとこ的存在で、2本が並んで走る姿も撮ってみたい。


E231系500番台(御茶ノ水)

用事があるため御茶ノ水からは総武線で西船橋へ出て、帰宅した。
大都市近郊区間内を一筆書きで進んだので、運賃は二俣新町—西船橋間の計算となる。

デジカメでごっつり撮ったのは昨年10月の香川旅以来か。
本当は総武快速のE235系や、八王子でまとめて会える八高・川越線の209系とE231系、横浜線のE233系なんかも撮りたかったが、用事に時間の縛りがあるのでね。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

24.3.14 つーかいまごろ・1

3月16日のJRダイヤ改正で、わが地元を走る京葉線の通勤快速が各駅停車化され、消滅する。
当ブログ黎明期、京葉線通勤車は201系・205系(田窓・量産・京葉顔)・209系500番台・レアキャラE331系とタレント豊富でよく撮りに行ったもんだが、E233系にほぼ統一されてからは撮影する機会も激減した。私は東西線ユーザーのため、近所ながら乗る機会自体も少ない。
通勤快速は平日の朝夕のみの設定で、E233系の通快は未だ撮っていない(201系や205系に関してはヤンマーカーブで撮ったなぁ)。
通勤快速の概要は下の図の通り。



この14日は平日だが用事で休みにしており、朝なら撮りに行ける。
通快は外房方面と内房方面の各1往復で、朝は東京行、夕方は房総行となる。朝に関しては2本が蘇我を14分差で出るのでと撮るには効率がよい。


二俣新町定点

そんなわけで、原木中山に次ぐわが地元駅・二俣新町駅へ来た。時刻はまだ通快1本目が蘇我に辿りつく前の7:25である。



209系500番台(二俣新町)

ちょうどホームに上がったときにやってきたのが、209系500番台のケヨ34。
内房線発の通快にこれが入るのを淡く期待したが、その淡い期待はいきなり泡と消えた。
冒頭で「E233系にほぼ統一」としたのは、この1本だけ13年超一匹狼として生き残っているため。本来はE331系が入る枠だったが、不具合が多く廃車。ケヨ34はその代わりで居残っている。
一緒に京葉線を走ったケヨ31〜33は8連化のうえ武蔵野線用に転用されており、総武線からも消えた今、ケヨ34は209系500番台で唯一の10連固定編成だ。

早速異端車が来てしまったので、ここからは特急車以外ひたすらE233系となる。



E233系(二俣新町)

かつてよく撮ったこの位置で通快2本を撮るまで居続ける。
最初に現れたE233系は分割可能な6+4の編成で、ケヨ553+F53。分割可能編成は4組あり、外房・東金線直通列車を分割・併合で運行するためのものだ。
分割併合列車は朝上り・夜下りの1往復の設定で、平日が通快、土休日が快速となっている。
朝のためカーブ側は逆光。心配していたLED表示器はキレイに写ってくれた。



E233系(二俣新町)

お次はケヨ510。LED表示器の劣化が見える。白文字が真っ白でないのは、光が弱まっているため。通快がこのタイプだと困るなぁ。
この列車の車掌氏は上着を着ずシャツは腕まくりと夏仕様。指差喚呼も体育会系だったな。
各列車同じパターンで撮っていく。



E233系(二俣新町)

ケヨ502。
うーん、2本続けてカーブ側が路線名表示でのシャッターとなった。今回は種別が写ればよいので構わないけど、通快はやっぱり行先が出てるほうで捕らえたいな。



E233系(二俣新町)

ケヨ511。
カーブ側は3本続けての路線名表示のタイミングだったが、LEDは劣化が少ないタイプが2本連続。


255系(二俣新町)

下り線を255系が通過。茂原発の通勤特急である「わかしお2号」の折返し回送。
255系は今ダイヤ改正で定期運用からの撤退が発表されている。メインで充当されていた特急「しおさい」にはE257系500番台5連と、N'EX兼用となるE259系6連が入る。これに備え、E259系は全編成が空港特急の要素を抜いた形に改装された。




E257系特急「さざなみ」(二俣新町)

木更津始発の特急「さざなみ4号」。
E257系500番台も今改正で動きがあり、「わかしお」「しおさい」で設定が残っていた2本連結の10両編成運用が消滅し、すべて5連単独での運用となる。
すでに土休日の運行や君津以南への列車がなくなって通勤特急化している「さざなみ」は、下り最終便が廃止され、上り3本・下り4本体勢となる。
なお土休日は総武線経由・新宿—館山間の「新宿さざなみ」が1往復設定されており、多客期はに最大2往復追加される。



E233系(二俣新町)

ケヨ518。
朝日を受ける最後部アングルではワイパー範囲外の汚れが引き立つ。E233系の1本目・ケヨ553+F53は洗浄から間もないのかキレイだったが。



E233系(二俣新町)

ケヨ508。
快速は来ず各停ばかり。しかし私が来るちょっと前に、上総一ノ宮発と君津発の2本の快速が通過していたようだ。このあと9時台に入るまで快速は来ない。
京葉線内快速通過駅は、幕張豊砂、新習志野、二俣新町、市川塩浜、葛西臨海公園、潮見、越中島の7駅。




E233系(二俣新町)

お目当ての通快登場。ケヨ551+F51。カーブアングルのLEDは劣化も目立たず行先表示で撮れたのでよかった。
この列車は外房線勝浦625発の6連と、東金線成東651発の4連を外房線誉田で併合したもの。
外房線・東金線接続駅の大網は両線のホームがハの字に離れており、2つ東京寄りの2面3線の誉田が併結作業実施駅となっている。夕方に逆方向の運転があり、誉田で分割を行う。土休日は通快でなく快速での運転。今改正では通快廃止のほか、土休日の快速を含め勝浦行が上総一ノ宮行に短縮される。
他に上総一ノ宮—勝浦間を走る京葉線車両の列車はなく、夕方1本のみの京葉線車両の勝浦行の姿もあと2日となる



E233系(二俣新町)

ケヨ505。
LED表示器は劣化。京葉線のE233系は5000番台で、10両固定20本、分割編成4組の陣容。



E233系(二俣新町)

ケヨ513。
これまたLED劣化。劣化すると赤やオレンジがかった見た目になる。



E233系(二俣新町)

2本目の通快はケヨ519。
なんと3連発で劣化LEDだった。この写りでは「通勤快速」の文字が読み取れないや。通快1本目が読める状態で写ってよかった。


E233系(二俣新町)

さて、このケヨ503の各駅停車702Yで移動しましょう。
例に漏れずLED劣化。


255

蘇我始発で二俣新町8:21発の702Yの最後尾は座席こそ埋まっているが、押し合いへし合いのラッシュとはほど遠い、ラクラク通勤の状態。都内の9時始業の職場に向かうにはもう遅い時間というのもあるな。
今改正は通快は廃止、快速はデータイムのみにするという大ナタ計画となった。特に通快廃止は房総方面の利用者だけでなく、沿線の不動産業者からも撤回要望が殺到し、マスメディアにも取り上げられた。
JR東日本は当初「直前に変更はできない」としたが、この日私が二俣新町駅に入場する前に通過した朝の快速2本については、異例の対応で「存置」に変更となった。ただしその分で減った、通過駅の各駅停車の補填はない。


E233系(葛西臨海公園)

葛西臨海公園で特急の通過待ち。せっかく最後尾にいるので、降りて特急を迎えよう。


武蔵野線E231系(葛西臨海公園)

先に下りホームに武蔵野線のケヨMU37が来た。
武蔵野線は現在8両編成だが、そろそろ10両化の話が出てもいいような気がするな。


255系特急「さざなみ」(葛西臨海公園)

これが通過列車「さざなみ6号」。ここでも先頭は逆光。
のこり2日の255系だから、こんなんでも顔を撮れてよかった。写真右端にはシンデレラ城。列車に戻り、ゆるやかな空気のまま8:53に東京駅に到着。




255系特急「わかしお」(東京)

東京駅では先ほどの255系が折返しの特急「わかしお3号」となっていた。
編成はトップナンバーのBe-01で、8年半前に銚子へ行った際に乗った編成。なお「わかしお」も減便があり、特に土休日上りの上総一ノ宮—東京間は11本から7本へ激減となるようだ。


E233系(東京)

乗ってきたケヨ503を撮って、地上へ移動する。
…相変わらず列車の顔が暗くて撮りにくいホームだな。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)