2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現Googleアルバム経由での再貼付しかなく、アルバムの貼り直しから進めていました。
しかし5月4日に作業の続きをしようとしたら、古いリンクが復活してるではないですか!💢
ということで、再貼付準備をした分(これが結構進んじゃった。最悪)は
記事の方の貼り直しを進めます。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。(←ここ変わってない)

2022/08/22

22.8.22 さぬき鉄2022・4/瓦町・今橋・衣掛池

引き続き「築港線」でのことでん撮影。


ラッシュも編成も落ち着き



琴平線1200形+1080形(片原町—瓦町)

正面はヒマワリが印象的な「ユニバーサルホーム」のラッピング編成は、少しずつ柄を変えながら長らく走っている。
後ろには1080形。ことでんにいる元・京急初代1000形のうち古い世代の車両がこの形式になっている。
種車が2両ユニットを背中合わせにした4連を組成していたので、中間車を抜いただけの2連は組めなかった。1080形の奇数車は種車4連の浦賀方先頭車の運転台を品川方中間車に移植し、種車4連のうち品川方の2両を活かす形をとっており、先頭車をそのまま使った1300形より手間のかかる改造が行われている。

分散型冷房と白地黒文字の方向幕が1300形とのわかりやすい違い。
ただし1080形は琴平線、1300形は長尾線のみにそれぞれ所属しているので、全面ラッピング車以外は路線カラーで一目瞭然。
本日初めて見たこの4両編成は私が志度線に行っている間に高松築港に行ったようだ。



長尾線1300形(片原町—瓦町)

こちらも長く続いている長尾線の「こくみん共済」ラッピング。


長尾線1200形(片原町—瓦町)

現在の長尾線の1200形はすべてこの標準色で、ラッピング編成なし。
1200形は元・京急700形で、先に登場している初代1000形より各窓が小さく、何より3ドアから4ドアに変わったのが大きな違い。


琴平線1100形(片原町—瓦町)

琴平線上り列車にも2連が現れた。8:45過ぎ。ラッシュが落ち着いてくる頃か。
前面下部の標識灯が点灯しているな。



琴平線1200形+1070形(片原町—瓦町)

1070形を含む4両編成が高松築港から戻ってきた。
2ドア・3ドア・4ドアと統一感はない。鉄道好きにはバラエティに富んでただただ楽しいが。


琴平線1200形(片原町—瓦町)

これまた2連の上り列車。





琴平線1100形・長尾線1200形(片原町—瓦町)

高松築港からさっきの1103Fが戻ってきた。
長尾線はひねもす2連のため、ラッシュが落ち着くとここを走る列車はすべて2連となる。


長尾線1300形(片原町—瓦町)

戻ってきたこくみん共済編成を撮って、宿に戻りチェックアウトした。


4つの顔

宿からレンタカーで出て旅のメインの用事をこなす中、志度線今橋駅に近づいた。


700形(今橋)(i)

駅に隣接する今橋工場の建屋の中には700形723号。元・名古屋市営地下鉄東山線300形で、こちらもこの編成のみが持つ唯一の顔。
いつぞやは本日撮った721号が居たっけ。
700形は名古屋市で運転台付で新製された車両に割り振った形式。
600形は名古屋市時代に中間車を先頭車改造をした元・東山線250形と、琴電移籍時に元・東山線&名城線中間車を先頭車改造した車両たちだ。


700形(今橋)

ローマ字入りの幕が入っている。この小さい方向幕は京王3000系の側面で使用されていたものを流用している。
東山線時代は貫通扉にサボを挿していた。


(今橋)

どの部分のパーツだかわからないが、棚に積まれた機器類。




600形(今橋)

4両ある600形800番台は増結用片運転台Tcで、長尾線にいたMc-Mc2連2組をバラして改造した。
この4両は名古屋市営地下鉄東山線の中間車700形を琴電移籍時に先頭車改造したグループ。
自転車持ち込み可能な「サイクルトレイン」運用時は持ち込み指定車両となっていた。
2016年1月より、休日ダイヤの朝〜夕方の2本に1本を3両編成として運行していたサイクルトレインは、今年3月を以て終了した。
「コロナ影響もあり平均0.4台の利用にとどまっていた」そうで、本来朝ラッシュ時以外は供給過多な3両編成運行は経費のムダと判断された。


600形(今橋)

左側手前から2両目は804。800形が2両続いている。
804は前記事では回送列車で撮った車両で、その奥に続くのは721Fと思われる。
その回送列車のように800形をつなぐとツーマン運転が必要となるのも、サイクルトレイン廃止のきっかけだろう。




600形(今橋)

本線の列車が到着。今橋駅は交換可能駅で、右側通行となっている。
志度線は長尾線とともに全線単線。



600形(今橋)

反対側に回ると、それぞれ違う顔をした車両たちが並ぶ姿。
建屋の下にはさきほどの723がさらにもう一つの顔として寝ている。


山と池があって線路が通っています

時間も場所も変わり、13時前の高松市鬼無町鬼無。
レンタカーでの移動の最中、衣掛池(こかけいけ)と袋山の間を予讃線が通る、素敵なロケーションに出くわした。




5000系+223系快速「マリンライナー」(鬼無—端岡)

踏切が鳴いたのが聞こえ撮影に挑んだが、ブログのとおり私は車両主体で撮ってばかりなので、こういうロケーションで咄嗟に撮るととても下手クソだ。
ネットで探すと、池で手前が空いているのを活かし、望遠で流し撮りをしている写真を見つけた。さすがっ!

ということで、非鉄の旅の合間の撮影というのがよくわかる唐突な場面転換を以て、今回の旅ついでの撮影記事も唐突に終了。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

22.8.22 さぬき鉄2022・3/瓦町

旅の最終日は月曜日。
宿のチェックアウト前に歩いて出て、平日朝のことでん記録に向かった。

琴平線と長尾線が同居したくさんの列車が走る「築港線」区間(高松築港—瓦町)で気軽に撮る。
琴平線の600形や1070形の営業列車を撮りたい。黄色い600形の営業走行は過去の訪問でも未遭遇である。


よりどりみどりきいろピンク

国道11号の大きな踏切に近づいたら早速踏切が鳴いた。


長尾線1200形(片原町—瓦町)

手打ちうどんの幟の脇に出てきたのは長尾線1251F。
このうどん店は国道11号に交わる街路に面した狭い間口が入口、出口はことでんの線路際という面白い店。


長尾線1200形(片原町—瓦町)

反対側からは続き番号の1253F。この編成は前日は遭遇しなかった。


京急700形(弘明寺・1992.2.10)(再掲)

前記事に続き古い写真。
私が撮ったもう1枚のほうの京急700形は、1253Fの種車だった。写真の741が現・1254、奥の品川方先頭車742が現・1253だ。
1255Fの種車・739Fとこの741Fが1971(昭和46)年製の700形最終ロット。


琴平線1200形+1100形(片原町—瓦町)

行先表示が白色LEDの1105F。LED表示器自体ことでんで唯一の編成。
1100形は元・京王初代5000系で、琴平線のみに所属。元京急の1200形を従えての4両編成。


京王5000系(下高井戸・1991.4.3)(再掲)

これまた探したら見つかった。現・1106の種車である京王クハ5722。私が31年前に撮った写真だ。当時高2になったところだな。
4本ある1100形は1101・1103Fが中間車であるデハに他のクハの運転台を取り付けたもの。1105・1107Fがクハを電動車化したものである。
この5722は新宿方先頭車で、奥へ続く3両との4連口を組成。続く中間車デハ5022・5072はことでん1103Fとなった2両で、八王子方のクハ5772は現・1105である。
こうして見ると、1105Fは前面下部の標識灯が撤去されているのがわかる。いままで気づかなかった。



琴平線600形(片原町—瓦町)

早くも期待の琴平線600形に会えた。605F+603Fで、この4両が琴平線600形のすべて。元・名古屋市営地下鉄名城線の車両だ。
前記事の通り、この平日ラッシュ時間帯の2本併結4両編成が主な出番で、長尾線の同形同様、私は営業列車として動く姿は今回初めて遭遇した。
また、仏生山行の営業列車も初撮影だ。



長尾線1200形・琴平線600形(片原町—瓦町)

薄暗い瓦町駅へ入線。先行の1253Fに追いついた。
長尾線はここから奥が正式な区間で、左に分かれていく。

瓦町駅は琴平線・長尾線が並んでいるが、志度線ホームは街路を挟んで分断された先にある。
前日の車での移動中、志度線車両の方向幕に「ワンマン」表示が出ているのを見た。
今年4月からワンマン運転が始まることは以前から知っていたが、過去の撮影時と方向幕が交換されているのであれば、志度線も観に行かないわけにいかない。


志度線600形(瓦町)

せっかくワンマン表示を撮れると思ったら、停まっていた列車は「回送」表示。
車両は600形の増結用Tcで800番台804号。屋根肩のRが大きい元・東山線車両。
3両編成列車もなくなったのかと思っていたが、朝ラッシュ時間帯は健在だった。
後ろに続く2連を確認しに行こう。駅を出てすぐ踏切がある。


志度線700形+600形(瓦町)

ことでんの元・名古屋市営地下鉄車の中でも唯一の名城線顔・721Fじゃないか。元・名古屋市1200形である。
おととしの前回訪問時もこの場所で遭遇したな。ワンマン表示付の幕に替えた際にローマ字も入ったようだ。



志度線700形+600形(瓦町—今橋)

700形はこの721Fと、東山線顔の723Fの2本のみの存在。


志度線700形+600形(瓦町—今橋)

804には車掌さんが常務している。英字がないところを見ると幕は交換されていない…つまり800番台増結の際はツーマンになるわけだ。
なお後で調べて知った話、実は3両運転は平日のこの回送になる前の1往復のみだけになったんだそう。もちろんラッシュ対応なのだが、もはや800番台の保存運転のようだ。


(瓦町—今橋)

古々レールを用いた古架線柱。



志度線600形(瓦町)

次にやってきたのは屋根肩のRが大きい、元・東山線250形改造の621F。乗務員室扉窓の下辺が高いのが面白い。
8年前に今橋の車庫で志度線車両として最初に撮って以来遭遇率が高く、私の腐れ縁編成。




志度線600形(瓦町—今橋)

5番線に隠れていた627Fが出てきた。
元・名城線車両は屋根肩のRが小さく、顔の印象も異なる。

築港線に戻る。


長尾線1200形(片原町—瓦町)

1215F。長尾線高松築港行は瓦町3番線から一旦琴平線下り線を進み、この直後上り線に転線する。



琴平線1200形+1100形(片原町—瓦町)

こんぴらさん塗装の1205Fとノーマルの1106Fの4両編成。



長尾線1300形(片原町—瓦町)

おーっと、これまた来てほしかった奴!



長尾線1300形(片原町—瓦町)

昨日留置線での撮影だった「追憶の赤い電車」の営業走行にも見事に遭遇。


京急1200形(青砥・1993.4.6)(再掲)

こちらは今回会えなかった1303Fの種車。
顔が見えているデハ1291は現・1303、反対側の先頭車デハ1298は現・1304だ。
なお1305Fの1305は、1300形で唯一・京急時代から番号が変わっていない車両。復刻編成に指定されたのはこれもあったのか、はたまた偶然か?



琴平線1200形+1070形(片原町—瓦町)

お次は元・京急先代600形の1070形。オールスターかっ。
ことでん唯一の2ドア車のため出番が多くないが、営業走行から引退したレトロ電車に代わって現役レジェンド車となった。
行先サボ使用もこの形式のみ。京急では特徴的な正面2枚窓だったが、サボ交換の都合から貫通化された。京急1500形風にわざわざくぼみ加工のデザインにしたが、ブラックフェイスにするでもなく塗装上はガン無視されている。
営業運転は4年ぶりに撮れた。くぼみをぬり絵したなぁ…フフフ(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)