2016/08/28

16.8.20 なつやすみの総武本線

この日は午前中に車で京葉道路・千葉東金道路を使って大網白里市のとある飲食店へ出かけた。
県内ではあるが遠出の範疇なのでカメラを持っていった。

食事を済ませ店の駐車場でゲリラ豪雨を見遣ってから、虹でも出やしないかと一般道をドライブ。
カーナビは付けていない。慌てて帰る予定もなくテキトーに進んだ結果、東金線と距離をおいて並行する道に入っていた。

ところが疲れが出てきた。あまり家と逆方向に行くのもアレなので、交差点で「八街」の指す方向へ左折した。
道は県道119号。今まで走って来たのも119号で、偶然にも県道が続く方向へ曲がっていた。
突然のヘアピン急坂で一気に山の上に上がり、グングン進んだ先で県道117号との丁字路に。
左が私が進むべき西の方向なのだが、右に「日向駅」と書いてある。

…右に進んだ。


209天国

丁字路からほどなく着くもんだと勝手に決め込んでいたが、そこそこ走らされた上で総武本線の踏切に出た。
その先を右折して県道76号に入り、ここっぽいなという角を右に入ると日向(ひゅうが)駅に出た。
なんだか県道465号で西から上総中野駅に至る道に位置関係が似ているように感じた。

日向駅は2面2線の対向式ホームの無人駅。
駅舎側ホームにあるトイレを拝借してから時刻表を確認。少し後に上下列車の交換があるようだ。

車に戻り、撮影できそうな場所を探すことにした。
先ほど119号で跨いだ踏切はアングルがつまらなそうなので、76号を八街方面へ進む。
最初に見えた踏切に行ってみる。


(八街—日向)

ふるじゅく踏切。


(八街—日向)

千葉方は木々に囲まれ、奥はカーブ。


(八街—日向)

銚子方は直線。この先が日向駅だ。


(八街—日向)

昔ながらの踏切と感じていたが、赤色灯は新しい提灯形のものだ。



209系(八街—日向)

木立の奥から209系がやってくる。銚子行349M。
いまここに現れる定期列車はほぼ209系と255系のみとシンプルになってしまった。
朝の上りと夜の下りにそれぞれ1本ずつE217系4連の総武快速直通列車がある(成東始発・終着。佐倉で11連と増解結)。
もうちょっと昔なら113系や211系が撮れたんだよな。


209系(八街—日向)

木立を入れたアングルにも挑戦したが、奥のカーブアングルを撮った直後なのでうまくいかず。
縦アングルで空の青さも入れないとな…。

上り列車を迎えるべく、千葉方の次の踏切へ移動。中台第二踏切はちょうどカーブアングルで良さげな場所だ。



209系(八街—日向)

352Mは先ほどの列車と逆で銚子発千葉行。ともに6連。



(八街—日向)

青々とした田んぼとシラサギ。そしてモコモコの雲。なつやすみの風景である。
ま、東京メトロ沿線であるわが家の周りにもシラサギはいるんですが…。

県道76号で八街市街に出た。駅周辺では祭りをやっていて、一部道路は封鎖されていた。
駅近くを通る国道409号は北へずんずん進む感じだったので、何となくで八街市役所へ出るという道へ左折。
その道がそのまま総武本線にピッタリ並行する道となった。カンが冴えてるぜ。



209系(榎戸—八街)

西松屋近くの富山(とみやま)踏切。わりと住宅が多いところだが、ズームで撮ると森の中を抜けてくるような画に。


209系(榎戸—八街)

手前に引くと住宅が入る。銚子行351M6連。

上り列車はしばらく来ないのでここにはとどまらず、先へ進む。
多少遠回りして榎戸駅千葉寄りの踏切を渡り、再び県道76号に出た。県道76号は八街市内で分断されているようだ。

榎戸の次は南酒々井駅。佐倉駅で成田線と分かれたあと南酒々井に向かう大カーブは撮影ポイントであり、113系さよなら運転の際に一度来ている
あのときは葬式だらけで(ん?オレも?)カーブの内側で見上げるアングルを選ばざるを得なかった。

南酒々井駅入口の交差点はスルーして、もう少し先に左に入れそうなところがあるだろうとテキトーに進んだ結果、あっさりと成田線を跨いでしまった。
住宅街を回って県道に戻り、今度は南酒々井駅入口交差点に入る。南酒々井駅を眺めつつ、線路に沿った狭い道を進む。
前回来たとき、他の人と違うアングルで撮れやしないかとこの線路沿いの細い道を歩いて進んだ。たしか、車は通れると思ったが…。
多少不安な道幅のところはあったが、どうにか件のカーブの手前の踏切に出てひと安心。





209系(佐倉—南酒々井)

ほどなくやって来たのは成東行1353M8両編成。4連を2本連ねた、このカーブで撮るには嬉しい長さの編成だ。
いつかはこっち側から撮りたいと思っていたのでよかった。


209系(佐倉—南酒々井)

成東発千葉行1354M6連も迎えて撮影終了。
総武本線は成東から倉橋辺りにかけては平坦で変化に乏しい風景だが、この佐倉—成東間は里山っぽいところもあったり、どこに行っても緑が生い茂っていていい区間だったな。

…じつは、モノサクにも行ってみたいと思いこのあと車を走らせたのだが、近づける道に出られず。
あちこち走るうち大崎台という住宅街の細道を2回も通るなど永久ループ臭で頭がおかしくなりそうになったので断念。
物井駅から歩くのが一番っぽいな。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)