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2019/10/21

19.10.21 兵庫へGo!・10/有馬線・神戸高速・山電・JR神戸線

谷上駅から再び神鉄有馬線を東へ進む。

北鈴蘭台駅(標高346m)からグイグイ下がってきた谷上駅(244m)からは、また上りが始まる。
谷上と言うより、谷底駅ではないか。
花山(281m)、大池(350m)、神鉄六甲(323m)、唐櫃台(309m)と、アップダウンを続けて進む。


温泉へ

有馬口駅(293m)に到着。せっかく神鉄に乗ったので、有馬温泉に浸かりに行く。


5000系(有馬口)

谷上から乗ってきたのは三田行5015F。当駅でこの列車を降りる。
鈴蘭台からここまで来た列車はほとんどが当駅が起点の三田線へ進んでいく。
三田線は基本的に単線で、岡場—田尾寺の1駅間と、公園都市線の列車が乗り入れる横山—三田間が複線となっている。



2000系(有馬口)

構内踏切で4番線に移ると、待っていたのは2005F3連の有馬温泉行。
湊川から鈴蘭台を経て乗ってきた有馬線を引き続き進むには、この列車に乗ることになる。


(有馬口)

しんちゃんのうしろあたま。

有馬口—有馬温泉間はたった1駅間。データイムはここを列車が往復している。
有馬口駅を出ると有馬線も単線となって山の中へ進んでいく。
グニャグニャと曲がりながら、途中興味深い踏切なども通過しつつ、最後はトンネルをくぐって島式ホームの有馬温泉駅に到着。


2000系(有馬温泉)

乗ってきた編成。
1駅間シャトルなら方向幕は区間表示でもいいと思ったが、「有馬口↔有馬温泉」を入れるにはちょっと幅が狭いな。



1100系(有馬温泉)

反対側には1109F3連。粟生線沿線のイベントのHMを付けている。
3年半前の神鉄初接触で私が最初に撮った1000系列の車両がこの編成だった。「しんちゃん&てつくん電車」という呼び名があったのか。


1100系(有馬温泉)

入れ替わりで出て行った。2編成が交互に往復しているようだ。


(有馬温泉)

有馬温泉駅は標高357mで、神鉄の駅では一番高い標高を誇る。


(有馬温泉)

改札を出る。有馬温泉駅舎は温泉街の窓口のイメージとは違う美術館風。
2階は鏡の反射を利用して幾何学模様を構成する。


銀の湯

温泉街には褐色のお湯の「金の湯」と透明なお湯の「銀の湯」という立ち寄り湯がある。
敢えて駅から遠いほうの「銀の湯」をチョイス。
より温泉感がある「金の湯」はインバウンド客でごったがえしてそうな気がして避けた。
休日に挟まれているとはいえ平日の真っ昼間のためか「銀の湯」は混んではいなかった。
帰りに「金の湯」の前も通ったが、やっぱり空いてそうだったな。


のりつぎはリバイバル

温泉街や有間川を散歩して回って駅に戻った。


1100系(有馬温泉)

ホーム脇の道路は神鉄よろしくグイグイ上る坂道になっていて、停まっている車両を俯瞰で眺めることができる。


2000系(有馬温泉)

2005Fが有馬口へ向けて出発。すぐトンネルに入っていく。
このアングルで1109Fがトンネルから出てくるところを撮りたかったが、その時間まで待つのは非効率だ。



1100系(有馬温泉)

デ1100形がサ1200形を挟む1100形編成。
パンタも2両の1100形がそれぞれ前パンにしている線対称編成。


1100系(有馬温泉)

改札内に入り、1109を正面から撮る。ジャンパ栓はさすがに奇数車・偶数車で位置が違う。






1100系(有馬温泉)

先頭の1110に入る。うーん、非鉄の先客が1名だけ乗っているのが惜しかった。
淡緑色のデコラと塗装ドアが昭和を感じさせる。
2ドアだからか、ドアの脇の座席がない部分がやたらと広い。また1000系列の両開きドアは開口幅1,400mmと広めだ。 



1100系(有馬温泉)

メカニカルなサッシ周りと、しんちゃん・てつくんがちりばめられた座席モケット。
てつくんを見るたび、輪切りの皮付きバナナが思い浮かぶ。



1100系(有馬温泉)

乗務員室をガラス越しで。ダイヤル式の表示幕指定機がステキだ。粟生線はちゃんと青。


2000系(有馬温泉・1100形車内より)

そんな中2005Fが戻ってきた。ガラス越しの撮影で光が映り込んでいる。

入れ替わりに1109Fが出発。有馬口駅へ向かう。


新有馬駅跡(有馬口—有馬温泉・1100形車内より)

有馬口—有馬温泉間というと、秘境駅・新有馬駅があったことも有名。
有馬線の開業時から設置されていたが駅の周りには何もなく、1975(昭和50)年から休止となり、2013(平成25)年に廃止となった。
1960年代の時点で平均乗降客数が1人に満たない状態だったようで、列車も一日1往復しか停まらなかったという。
廃止となるまでは石積みのホームが残っていたが、現在は見ての通りで、ホーム撤去部分だけ架線柱が新しく建てられている。


1300系(有馬口—有馬温泉の車内より)

有馬口駅に近づくと、三田線の列車と並走。なんと1357Fであった。


1300系(有馬口)

ならば、乗らせていただきますよ。


1000系+1100系(谷上出発後の車内より)

谷上駅の新開地方にある留置線にいた1076F。往路でトンネルを出たあとにこの編成が目に入った。
2両しか残っていない1070形である1076号も気になるが、それより目立ったのはほかの3両だ。
有馬口から座ってきたが、この編成を撮りたくてこの間だけ先頭かぶりつきに。


1000系+1100系(谷上出発後の車内より)

これが気になった3両。
「扉間にHゴム支持窓がある」と言われたら大概戸袋窓を想像するが、この3両は扉間の3枚の窓のうち中央だけHゴム支持の固定窓になっているのだ。
いままでそんな車両は見たことがないんだよなぁ。
この3両は2本が造られた1150形-1250形-1150形編成のうち、1987(昭和62)年に製造された新しい方。
1150形編成は、2ドア3連の1100形の3ドアバージョン。1本目の1151F(現在ライトグリーンになっている編成)は1977(昭和52)年製で、たった2本なのに製造年は10年ズレている


1300系(新開地)

途中から雨が降り出し、仕方なく新開地まで乗り続けた。
雨がなければ鈴蘭台駅で下りて車庫の近くまで歩いて行き、ライトグリーンの1151Fを近くで撮れないか確かめたかった。

東西線ホームに移る。



阪急7000系(新開地)

中線に現れたのは阪急7001F。トップナンバーは7000Fのため、これは2番手。
登場時は乗務員室扉から乗降扉までの間に側窓がなくボテっとした印象だったが、後に小窓が追加された。
ほかは側面のロゴが変わったり屋根周りがアイボリーになった程度で、7000系の中では整形具合は最小限というところ。


阪神8000系(新開地)

阪神特急で山電区間へ向かう。
この旅のどこかで寄ろうと思っていた五色塚古墳へまだ行けていない。最寄りは霞ヶ丘駅だが、この列車は須磨浦公園止まり。
ちなみにこの種別は神戸高速線〜山電区間…つまりこれから乗っていく区間はずっと各駅停車だ。


3000系(山陽須磨)

山陽須磨にて接続列車として待っていたのは3日に渡り追いかけた3030F。
有馬口に続いての、狙わずしてのリバイバルカラー編成乗車となった。


3000系車内

3年半前に乗った3000Fと同様デコラは汚れが溜まり、戸袋部は長年乗客が頭をこすりつけてきた跡が目立つ。
そういえば、3000Fに乗ったのも山陽須磨駅からだった。


3000系(山陽垂水)

霞ヶ丘駅の目前の山陽垂水駅で降りた。雨が強いので、今回は五色塚古墳詣では中止。
帰りの新幹線は新神戸20時過ぎ発の列車であるが、まだ16時前である。
そこで考えたのが「地元グルメ・明石焼を食う」であった。無理矢理作ったイベント。
スマホで調べ、JR西明石駅近くの店に行くことにした。


5030系(山陽垂水)

直通特急にのりかえる。
姫路方先頭車が5633号の5632Fは、2本しかない5030系オンリーの6連。
5000系をVVVFインバータ制御に変更した5030系は、6連2本と5000系4連の6連化用2両ユニットが4組製造された。


5030系車内

ラッシュ対策か、クロスシートは2+1列。
これならばロングシートのほうが座席数も増えるしいいと思うな。


♪雨の西明〜石〜

山陽明石駅で直通特急を降り、そそくさと出場。
折畳み傘を出し、スマホで地図を見ながら歩き始めたが、風景が合わずなんだか気持ち悪い…。
あ、店は西明石じゃん…。旅の疲れが出たか。


明石城(明石)

一体化した隣のJR神戸線(山陽本線)明石駅に入る。
列車線ホームから見えるのは明石城。天守はなく、櫓が2つ見える。
左が坤(ひつじさる)櫓、右が巽(たつみ)櫓で、よく見ると屋根の向きが違っているのがわかる。
同じく北側にも乾(いぬい)・艮(うしとら)の2つの櫓があったが現存しない。天守はそもそも建てられなかった。
「艮櫓」と言えば、ことでんが脇を走る玉藻公園(高松城)を思い出すな。


223系(西明石)

新快速でひと駅・西明石に到着。隣駅なので普通列車で行っても時間は同じ。

少し、停まっている列車を撮っていくか…。電車線ホームに4ドア車が停まっている。


207系・321系(西明石)

こんなところで、これまで撮れていなかった207系のリニューアル車(左)に初遭遇。
321系に合わせて正面窓下までブラックフェイスが拡げられ、方向幕は白色LEDに変わっている。
尼崎からJR東西線を介して学研都市線の松井山手まで行く列車。


321系(西明石)

阪急の額縁削りすぎ車のようにシャクレている321系。


321系(西明石)

松井山手行が去ったあとに現れたのは207系の非リニューアル編成。
リニューアル編成を見てしまうと、こちらは顔の下半分の締まりがないように感じる。



221系(西明石)

221系もリニューアル工事で運転台上に行先表示が付き、転落防止柵が顔にも付いた。
真ん中の表示幕はなぜか白目をむいてしまっている。


207系(西明石)

京都行を単独で撮って、東口から駅を出た。

再び折畳み傘を出して店へ向かう。東口はなんだか新幹線停車駅とは思えない地味な街。
そこにある店もまた地味に構えていた。
初めて食した明石焼は…うーん、次また食いたいとまでは思わなかったな。マズくはなかったけど。


智頭急行HOT7000系特急「スーパーはくと」(西明石)

西明石駅に戻り列車線ホームへ入ると、京阪神遠征で私は遭遇しやすい「スーパーはくと」登場。
ハイビームでございやした。でも貫通型車先頭のシーンはこれが初めてだな。

このあとの新快速に乗り、三ノ宮までワープした。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

19.10.21 兵庫へGo!・7/神戸高速

兵庫旅最終日。

これまで2日で41km歩いた疲れが溜まっている。
今夜地元へ帰るが、最初の記事の通りあす22日火曜は祝日で休みであることを考えれば、朝から動いていきたい。


神戸高速カオス

新開地駅近くの宿を7時台に出る。
チェックアウトはせず、財布・定期入れをジーパンのポケット、スマホは上着のポケット、カメラは首にかけ、カバンがない状態で出てきた。


阪急8000系(新開地)

新開地駅の東側の階段からホームに入ると、待っていたのは阪急8000系。
何と、デビュー当時の前面窓下の飾り帯を復刻したトップナンバー・8000Fだった。 8000系はこれが初撮影。
復刻はデビュー30周年の記念で当初期間限定の予定だったが、好評のため8000Fは2025年前半頃までそのままの姿で運行を続けるんだそうだ。次の大きな検査までということか?
なお飾り帯は8005Fまでの6編成の新製時に付けられていたが、以降の新製車は省略され、6編成についてもわりと早期に剥がされた。

8000系は額縁フェイスと表示幕を前面窓内に含めたスタイルで、2000系をベースに少しずつ変わってきた阪急車の中で伝統を打ち破った(流行に合わせた?)系列。
その額縁フェイスは走行時の空気抵抗により列車のすれ違い時の風圧が強まったり、汚れを生みやすいという問題点が見つかり、8033F以降の車両は額縁をやめてささやかなくの字断面の顔に変わった。
その新顔が登場した当時私が一番驚いたのは、阪急らしくない大きな表示幕の枠いっぱいいっぱいに書かれた行先と種別のフォントだった。
それまでの高級感とオシャレ感のある小さい文字の表示幕は実用性はいいものではなかったが、とにかく野暮ったいその新顔と表示幕のデザインに「阪急、血迷ったか」と思ってしまった。


阪急8000系(新開地)

前パンが切れていたので縦アングル。
新製車は前述の通り設計変更されたが、額縁顔の在来車も問題解決のため「額縁削り」というなんともプラモデル的な加工が行われた。
写真を見ると顔の最下部がシャクレているが、そのシャクレ分が新製時の額縁の厚み。両サイドはこの厚みの分額縁を削ったのだ。
当初施工された編成は削り量がもっと多くシャクレ感がすごかったが、この8000F以降の施工車は削り量を抑えた。そして抑える前の施工車は、8000F以降の施工車と同じ形に再加工されたそうだ。
抑える前の施工車については車番が助士側窓下に移動している。これは再加工後もそのままなので、見分けは付くみたいだ。
面白いのは、神戸線の営業時に先頭に出る車両にしか加工されていないという点。宝塚線所属車や8000系の京都線版・8300系は削られてないんだそうだ。


阪急1000系(新開地)

8000系特急が出ていった中線には、こんどは1000系の普通列車が到着。
1000系は神宝線系の最新系列で、この1016Fは今年2月デビュー。この次の1017F(3月デビュー)が現時点の最新編成のようだ。
この条件で撮ってるのでピシャっとは写っていない。


山陽6000系(新開地)

次駅・高速神戸止まりの山陽車。3連口の6006F。
かつて山陽車は阪急六甲・阪神の大石まで乗り入れていたが、現在は阪神への直通特急以外の列車は両・神戸三宮駅が東限となっている。
ただし阪神神戸三宮止まりの山陽車は同駅で折り返さず、回送で今でも大石まで進んで折り返している。



山陽3000系(新開地)

7時台にわざわざ出てきたのは、この山陽3030FのS特急を撮るため。
前2日は普通車での撮影だったが、山電で現在4連が唯一就ける優等運用がこのS特急だ。
S特急は上りは高砂始発阪神神戸三宮行が平日朝5本・土休日朝1本、東二見発阪急神戸三宮行が土休日朝1本、下りは阪神神戸三宮発山陽姫路行が全日夜遅くに3本という割とレアな列車。
通過運転を行うのは東二見以東で、東二見—高砂—姫路間は各駅停車、神戸高速線内は西元町のみ通過する。
山電の東二見以東では直通特急停車駅に加え、滝の茶屋(直通特急も一部停車)、霞ヶ丘、藤江に停まり、直通特急が全て停まる舞子公園は通過して隣の霞ヶ丘駅と千鳥停車の設定になっている。


山陽3000系(高速神戸)

3030Fに初めて乗って隣の高速神戸駅に移動。
本日は月曜日。平日朝のラッシュの4連先頭車の先頭ドアに乗ったため密度がすごかった。ここでカバンを置いてきた効果が発揮された。もちろんスリにも気をつけた。


(高速神戸)

高速神戸駅は昭和の茶系の内装が新開地駅と共通しているが、2面4線構造であることが異なる。
線路でいう神戸高速東西線の当駅と新開地駅は、列車でいう阪神神戸高速線・阪急神戸高速線両線の駅であるが、駅営業は阪神が主体となっている。
新開地駅にはない線路間の柱の表示は昭和で時間が止まっているが、奥の壁に見えるバックライト付の駅名標は最近の阪神仕様のものになっている。


阪神8000系(高速神戸)

当駅で阪神神戸高速線と阪急神戸高速線に分かれる。新開地駅とは逆に、中央2線に阪神行の列車が入る。
阪神8000系は阪急8000系より4年早く登場。その最初の1本は在来車と変わらない車体だったが、2本目からこの車体に変更された。
なんだか阪急8000系はこの阪神8000系からアレンジしたようにも見える。



阪神5500系(高速神戸)

高速神戸駅には阪神の青胴車が頻繁に現れる。初撮影の5500系。
5500系は1995(平成7)年の阪神・淡路大震災で被災した車両の置きかえのために登場した。
もとより計画されていたが震災によって予定より登場が前倒しになったのは、山電の西代—東須磨間の地下化と同じだ。



山陽3050系(高速神戸)

当駅止まりの山陽車。
阪急はみんなマルーンだから最初の2本は一緒だが、あとは来る列車来る列車みんな違うカラーリング。
新開地・高速神戸両駅にいると会社は3社でも阪神と山陽の車両カラバリが多く、列車は両梅田・姫路行のほか、東西両方向からの両駅止りや阪神神戸三宮行・阪急神戸三宮行と近い行先が入り乱れ、車両も列車もカオス状態だ。



山陽6000系(高速神戸)

6000系のS特急。今年デビューの4連口・6010Fだ。
山陽最新系列だが、6両固定編成はないため基本は普通車とS特急が活躍の場。
3連口は2本つなげて直通特急・特急に就くことがある。



阪急9000系(高速神戸)

阪急車は外側の線路に現れる。阪急の梅田駅は今月から大阪梅田駅に改称された。
2013(平成25)年12月に三宮駅が神戸三宮駅に変わった(阪神の三宮駅は翌年4月に神戸三宮駅に改称)のに続き、地元民以外の利用客への配慮だ。
この編成はその「大阪梅田」をきちんと表示しているが、冒頭の2本の阪急車は同じLED式(データを差し替えれば済む)ながら「梅 田」のままになっている。 このあたりは移行期ならではというところか?


阪神9300系(高速神戸)

阪神9300系はきちんと撮るのは初めて。3年半前の新開地駅訪問時は8000系の奥に並んでいる姿のカットが1枚ある。
この系列は3編成しかないそうだ。道理でなかなか会えなかったわけだ。
なお阪神の梅田駅も阪急と一緒に今月から大阪梅田駅に改称されたが、こちらも表示幕にはまだ反映されていない。

8000系と9300系の間には9000系というステンレスカーが製造されている。阪神・淡路大震災で被災した車両の代替車を確保するため急遽造られた。
製造は阪神車御用達の武庫川車両ではなくたまたま製造ラインに余裕があった川崎重工で行われ、そのラインがステンレス車向けであったため、初代ジェットシルバー以来の阪神のステンレスカーとなった。
9300系はその後に武庫川車両で製造され、9000系のシステムは継承しつつも車体は普通鋼製に戻った。その後武庫川車両は解散し、9300系が最後の新製車となったそうだ。


(高速神戸)

両ホームから大阪梅田行の普通列車が出る。
行先として登場する神戸三宮と大阪梅田は阪神と阪急で重複しており、「神戸」や「大阪」を付けたところで、結局乗り慣れない利用者は迷う。



阪神5001形(高速神戸)

5509Fの写真の奥に見切れていた阪神青胴車が当駅折返しで登場!
山陽3030Fは復刻だが、こちらは現役本気本番全身全霊の昭和ツートンだ。これもぜひ撮りたかった。
阪神本線の普通用がこの色の青胴車オンリーだった時代、普通列車は元町折返しが基本だった。
私の持っているカラーブックス「日本の私鉄12 阪神」(昭和61(1986)年6月重版)では、表示幕がない車両は「梅田↔元町」のシンプルなサボを掲げている写真ばかりだった。
ちなみに本自体を買ったのは重版から20年は経った頃だと思う。


阪神5001形(高速神戸)

トップナンバーの5001号に乗車。
昭和の緑のデコラ。朝ラッシュで座席は満席なので、乗客の頭を避けてこんなアングル。
銘板は「西 宮 武庫川車両 昭和52年」となっている。



阪神5001形(西元町)

人が多い高速神戸駅から離れ、隣の西元町駅で降りる。
乗降客数が1万人に満たない、都会にありながら利用の少ない駅。神戸高速線内でS特急が唯一通過するのもうなずける。
ここで一旦改札を出て、新開地の宿へ戻るため再び入り直し、下りホーム西代方先頭へ移動。



山陽3000系(西元町)

最初にやって来たのは折り返してきた山陽3030Fだった。青胴車をくすませたようなツートンが昭和の地下駅で輝く。
1枚目は停止前で動いているところで、Sモード撮影のため暗め。


阪神5500系(西元町)

上り線には真っ青な車両が。カラバリのカオスはなお続く。
5500系の「リノベーション車両」。俗に言うリニューアル車だ。
正面の塗り分けはステンレスカー5700系に似ているが、側面は塗装のため独自のものになっている。
5500系は順次この姿に変わる予定。2010(平成22)年製の4連1本だけの5550系は5500系と同じ車体であるが、車齢が浅いため現時点ではリノベーション予定はないようだ。



阪神5001形(西元町)

再び青胴車に遭遇。5021F。
今年5月に5131形の最後の1本が廃車となり、昭和の青胴車スタイルを貫くのはついにこの5001形だけとなった。
東芝製制御器を積んだ5131形は、三菱製制御器を積んだ5331形とともに青胴車初の電機子チョッパ制御車として1981(昭和56)年に登場した。車体はこの5001形と変わらないが、むしろ当時の5001形同様表示幕がないスタイルでの登場で、足回りと車体のギャップが激しかった。
青胴で普通列車であることが明確なことと、かつ前述のように当時は基本的に梅田—元町間の運行のため、サボで十分ということだったんだろう。

5001形のほうがこれらより古い車両となるが、5131・5331形は電機子チョッパの部品調達が困難になったことと、台車が1961(昭和36)年登場の5231形から流用したものだったこともあり、先にお役御免となった。
抵抗制御の5001形は4連8本の体制で、未だ1両も廃車が出ていない。


山陽5030系(西元町)

直通特急が通過。B-1グランプリのHMを出した山陽5630F。当駅には直通特急は停まる。



山陽6000系(西元町)

続いて山陽6010Fの普通車。神戸高速線内では山陽普通と案内される。
5000系の5004Fがこの6000系に似た雰囲気にリニューアル。併せてVVVF化で西代方2両が改番されて5702Fに生まれ変わったが、なぜか正面・側面の赤帯は6000系より太く、年寄りの厚化粧感が否めない外装だ。
それはそれで撮りたかったが、残念ながらここまで遭遇できていない。


阪神5500系(西元町)

阪神5500系の普通車で移動。
宿のある新開地まで行ければラクだが、阪神普通はほとんど高速神戸止まりなので仕方ない。


阪急7000系(高速神戸)

新開地へ出る客のため、高速神戸では阪急7000系が待っていた。
登場時はマルーン1色だったが、のちに6300系由来の屋根周りアイボリー塗装に変身。
この7020Fはリニューアル工事で車番は助士側窓下に移った。ヘッドライトはリニューアル工事より後の時期にLEDに交換され、「ダブルブタ鼻」の面白いスタイルになっている。


阪急7000系(高速神戸)

阪神・山陽の車両からのりかえると、阪急の内装のラグジュアリー感がより強調される。
車内はリュニーアルで座席に仕切りが追加された。床はタイル模様に、木目デコラの色は濃くなった。特にドアのデコラは日焼けで周りより褪色が進みやすい傾向があるため、かなり濃いめの焦げ茶系になっている。
7000系は2・4・6・8連口があり、新製時の車体構造のバリエーションがあるうえ、更新工事も顔や窓の整形具合や制御装置のVVVF化の有無など編成ごとに差異がある。また他系列からの編入車があったり、1本だけ2ドア車「京とれいん 雅洛」に変身して京都線を走っていたりと、私みたいな外様が全容を把握するのが難しい系列だ。


(新開地)

新開地駅を出て、コンビニで朝食を調達して一旦宿に戻る。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)