前回冒頭に書いたとおり、小田急のなつかし写真がたまっているのに全然出せていなかった。
ようやくスキャンが出そろったので、一挙大量公開。アルバム容量がぐんと減るかもな…
この小田急のなつかし写真は車両の形式別ではなく、撮った日や場所ごとにまとめることにする。
新宿・1988
初めて小田急の車両を撮ったのはターミナルの新宿駅。1988(昭和63)年のいつだかだ。
3100形(新宿・1988)
小田急といえば、この赤とグレーのロマンスカー…これが私の子どもの頃のイメージ。
2代目SE車・3100形NSEは先頭車に展望席を設けた小田急最初のパノラマ車。登場は1963(昭和38)年で、名鉄7000系パノラマカーの2年後。
初代3000形(新宿・1988)
こちらは当時連絡急行「あさぎり」としての活躍がメインだったロマンスカーの始祖・3000形SE。1957(昭和32)年の登場で、写真当時でも骨董的な車両だった。この列車は小田原線内特急「さがみ」に就いた姿。
10000形(新宿・1988)
前年末から走り始めた4代目SE車・10000形HiSE。3代目SE車・7000形LSEまで続いた赤とグレーの塗装から脱皮し新たな小田急のイメージを作り上げた。
9000形(新宿・1988)
9000形は営団(現・東京メトロ)千代田線直通用として1972(昭和47)年に登場した界磁チョッパ車。千代田線6000系に負けないよう、それまでの一般車の「小田急顔」から脱皮して優雅な感じの顔になった。2006(平成18)年に5000形よりも先に全廃になったのは意外だったが、パーツ在庫の関係が理由らしい。
8000形(新宿・1988)
8000形は1982(昭和57)年に登場した一般車。9000形に続く界磁チョッパ車だが、地下鉄乗り入れはしない。顔はまた時代の流れに沿った黒を用いたものに変わった。
2600形(新宿・1988)
2600形は1964(昭和39)年に登場した小田急初の新造20m車。車体は裾絞りになっているが、上部の膨らみは大きくはない。
なお新宿駅は優等用ホームが地上、各停用ホームが地下にあり、この写真のみ地下ホームでのもの。
成城学園前・1990
高級住宅地で有名な成城だが、やはり高級住宅地の東急の田園調布駅と同じく現在は地下の2面4線ホームに移行した。
1000形(成城学園前・1990)
雨の成城学園前に到着した準急本厚木行。1000形は1988(昭和63)年に登場した車両で、小田急では初のステンレス車。
9000形に続く千代田線乗り入れ形式でもあり、1990(平成2)年から乗り入れを開始し、9000形は全編成地上線用になった。
8000形(成城学園前・1990)
5200形(成城学園前・1990)
5000形の6連固定バージョンが通称5200形で1978(昭和53)年に登場した。4連の5000形と同じ抵抗制御だが、9000形より後の登場のため側窓が一段下降窓となり、車体は顔が5000形、側面が9000形というスタイルになった。
向ヶ丘遊園・1990
向ヶ丘遊園は成城学園前と同じ2面4線の駅。多摩川沿いで高架の登戸駅から坂を下りるとすぐこの駅に着く。
当時は新宿からの各停の折り返しがもっと多かったと思うが、現在の時刻表を見ると日中はほとんど本厚木行になったようだ。
8000形(向ヶ丘遊園・1990)
新宿まで行かない各停。京成本線の津田沼方面からの高砂止まりのような中途半端な感覚。ただ、緩急接続が多い新宿口は各停を長く乗り通す利用者はそう多くないだろう。
8000形(向ヶ丘遊園・1990)
写真当時は駅名になっている向ヶ丘遊園そのものは現役で、ロマンスカーと同じ色のロッキード式モノレールがこの駅と正門前を結んでいた。
初代4000形(向ヶ丘遊園・1990)
初代4000形は1966(昭和41)年に在来のつりかけ車のモーターを流用して登場した。車体は2600形と同じものを用いている。
1985(昭和60)年から中型新性能車2400形(クハ16m・デハ19mという独特の2M2T4連)の機器を流用して新性能化と冷改が行われ、他形式との併結もできるようになった。
引き上げ線から出てきた9000形の当駅始発新宿行が3番線に入る。
1000形(向ヶ丘遊園・1990)
途中で急行灯が消えた?
初代4000形(向ヶ丘遊園・1990)
これまた経堂行。
9000形(向ヶ丘遊園・1990)
真っ赤なテールランプが印象的な9000形。千代田線乗り入れ時には黄文字の運番表示が運転台上に出るのでまた違った雰囲気になる。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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