2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2019/07/14

19.7.14 さぬき鉄2019・6/瓦町・琴平線・築港線

旅2日目。
改めて説明すると、非鉄の目的に軸を置き、移動の際や残りの時間を鉄活動に充てる旅だ。

朝、宿を出てことでん瓦町駅へ歩いて向かう。


ことでんらしからぬ

ことでんに触れたことのない方々にとって、ことでんは京急・京王・名古屋市営地下鉄の中・小型車が2連を中心に田舎の風景を走っている…そんなイメージだろう。
…というか上記は私が訪れるまで持っていたイメージであるが、3つの路線すべてが集まる唯一の駅・瓦町(かわらまち)駅はそんな車両たちが発着するにしてはとてつもなく立派な駅だ。


(瓦町)

商業施設『瓦町FLAG』が入る地上11階・地下3階のコトデン瓦町ビルの2階に瓦町駅改札口がある。
駅前はロータリーになっていて、エスカレーター・エレベーター・屋根もあるペデストリアンデッキで車道に干渉することなく駅に入ることができる。
…ビニール傘は私のものではない。撮ったときは気づかなかったな。ちなみに小雨が降っている。


(瓦町)

自動改札機とLEDの発車予告が並ぶのは、大手鉄道会社の駅のような風景。
右端に見えるセブンイレブンのロゴの入った看板には
「当駅利用のお客様以外も店舗をご利用いただけます。
利用希望のお客様は駅係員にお声をおかけください。」
と書かれている。昨年3月にオープンしたセブンイレブンがラチ内にあるためだ。
ことでんが「琴電」や「コトデン」の時代の職員はぶっきらぼうな印象が強かったというが、こういう看板が付くように利用者に接する態度も変わってきたということだ。

私の行先は琴平線の太田駅だが、昨年に続き志度線ホームを冷やかしに行く。


志度線600形(瓦町)

停まっていたのは801を増結した600形3両編成。



志度線600形(瓦町)

801号には「サイクルトレイン」の表記がある。
志度線では土日祝日、瓦町・琴電志度の両始発駅を9時〜19時過ぎまでに出る列車のうち2本に1本が「サイクルトレイン」となっている。この列車は9:06発のサイクルトレイン1番列車。
3両編成の瓦町方1両(=800番台車)のみが自転車持ち込み可能なため、800番台車にはロゴが貼り付けられている。
以前三重で目にした三岐鉄道三岐線(サイクルパス)や養老鉄道養老線(サイクルトレイン)はそれぞれの起点の近鉄富田・桑名のみホームまで階段移動必須のため、肝心のターミナル駅では自転車を持ち込めないという少々残念な形となっているが、この瓦町の志度線へ直接入る改札口は沿道からスロープで上がれるため自転車持ち込み可能である。
瓦町駅周辺は都会も都会であり、到着後自転車であちこち回れるなんて至便なことだ。
なお養老鉄道のもう一つのターミナル・大垣駅も自社の駅舎の改札口からホームまで地平レベルのため問題ないようだ。

 
志度線600形(瓦町)

801号と編成を組んでいるのは…え〜と、またあなた方ですか!
2014年に今橋駅を通ったとき、昨年このホームを訪れたとき、ともに撮ったのはこの621F(621-622)2連であった。
志度線の車両を撮った機会はこれまでに4回。昨年同じ旅の最初に高速バスが沖松島駅の踏切で停まったときに撮った列車のみ他の編成であった。
JR四国の2123号同様、かなりな腐れ縁ですな…。


(瓦町)

これもことでんのイメージとはかけ離れた、駅ラチ内の動く歩道。志度線ホームと琴平線・長尾線ホームは離れているため、両ホームを結ぶためL字型の通路の1辺ずつに2組置かれている。


琴平線1100形(瓦町)

琴平線下りの2番線に移動すると、やって来たのは昨日も出会った白色LED行先表示の1107F。
暗いホームのでの撮影だったせいで文字が欠けずに撮れた。にじんでいるが…。



1100形(太田)

予定通り太田駅へ。単線区間だが、栗林公園駅から当駅までの複線化工事が進んでいる。
単線に収束する栗林公園駅から区間列車折返しがある一宮駅までは、空港通り駅以外すべて交換可能な駅となっている。


1100形・1080形(太田)

ということで、交換列車がやってきた。
本日も1080形は元気に走っております。広告なしの1087F。


(三条—太田)

駅近くの県道の踏切から高松築港方を見る。
工事用車両がスムーズに通るためか、線路増設予定地はざっくりしたアスファルト舗装が施されている。
無論、工事の進捗により徐々にこちらへ向かってアスファルトは剥がされてくるんだろう。

では、早速写真右の…あ、非鉄の用事なので書かないんだった。


お山の見える場所へ

非鉄の用事をたくさん消化し、ことでんバスの「まちなかループバス」で渋滞の中をダラダラと進みながら高松築港駅に到着。
1つ前が高松駅バス停なんだが、そこに入るのと出るまでで相当時間を食った。高松駅で下りてスタスタ歩いてきた方が断然早かった。
香川県の一般車の運転マナーは決して良いとは言い難く、高松駅のバスロータリーに入るときも東京では考えられない勝手な運転の車に邪魔をされた。


(高松築港)

玉藻公園に隣接することでん高松築港駅。時刻は13時過ぎだ。
冒頭の話ではないが、訪問前の駅名のイメージと実際の駅の風景はまったく違う。
ホームからは海も船もまったく見えない。

この時間にことでんに来たのは、本日「レトロ電車特別運行」があるためだ。



(高松築港)

見えるのは高松城趾の石垣とお堀だ。城跡の石垣に食い込むホーム…というのは他にも例はあるんだろうか?



長尾線1300形(高松築港)

長尾線の『瓦町RLAG』広告編成が来た。その名の通り旗をイメージしたロゴだ。
レトロ電車撮影のため琴平線一宮まで行くので、長尾線には用はない。

で、やって来た琴平線車両は…



琴平線1080形(高松築港)

ニセ京急・1083F。あなたも私とは腐れ縁っぽいですな。



琴平線1080形(高松築港)

京急の広告キャラクターであるくりぃむしちゅーの2人がでかでかと貼り付けられている。
窓回りが白で片開きドアだと、京急では800形を思い出すな。
ちなみに京急800形は先月その窓回り白の登場時の姿でラストランを迎え、撤退した。


琴平線1080形(高松築港)

あれ、けいきゅんがいたのか。
確認したら昨日の写真にも写っていたが、まったく気づかなかった。琴電琴平方のみ。



琴平線1080形(高松築港)

昭和34(1959)年製か。1081Fだけでなくこの編成も還暦なんだな。
両編成で、それぞれだいぶ違うちゃんちゃんこを着せられている。


(三条—太田)

ニセ京急の先頭に乗って建設中の新駅を眺める。
上を跨ぐのは高松自動車道で、ことでんの下を国道11号が通っている。
ことでんの高架駅といえば昨年乗車してびっくりした長尾線水田駅がある。水田駅はこぢんまりとした島式ホームだが、こちらは鉄骨が線路上を跨ぐ堂々とした対向式ホーム。
これまた「ことでんらしからぬ」という風景だ。(イメージパース


1080形(一宮)

ニセ京急はちょうど私の目的地の一宮行で、折返しホームに到着。
構内踏切から正面を撮る。


(一宮—円座)

昨年通りかかった、六ツ目山(右端)が見える踏切に到着。
香川らしいおむすび山とことでんを絡めたいとかねてより考えていたので、ここを選んだ。昨年は時間がなくこの踏切では列車は撮っていないのだ。


(一宮—円座)

線路際にいたキジ(♀)。
極彩色のオスに対し、メスは地味な色で同じ種の鳥には見えない。
マリンライナーの2階建て車と平屋車のような違い。




1200形(一宮—円座)

上り列車登場。練習電ってやつですか?
いいロケーションだと思うのだが他に撮影者が来ないのは、あの邪魔な木製の柱があるからだろうか。
まぁ、あとはレトロ電車も長い目で見れば「しょっちゅう走っている」というのもあるかもしれない。
カーブが絡むアングルはもっと長い編成だといいんだけどな。



1200形(一宮—円座)

きのうは仏生山で寝ていた『ユニバーサルホーム』広告車・1213F。



1200形(一宮—円座)

入れ違いで現れたのは、やはりきのう1213Fの隣に寝ていた1203F。
ともに英字入り方向幕だったのか。7編成ある琴平線の1200形はみんなそうなったのかな?
調べるとこの編成は3月まで6年間「ことちゃんひやく号」となっていた編成で、4月にノーマル姿で出場したそうだ。
「ひやく号」での姿は昨年ちょうどこの区間で撮った。

次に来るのがレトロ電車。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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