2012/08/17

12.8.11 二度目の中京・3

桑名で一般列車の到着を待つが、雷雨の影響によりダイヤが乱れているとの放送。
最初に来た普通・白塚行で近鉄富田へ向かう。

ダイヤ乱れだが、3連の先頭車はガラガラ。続く2両も空いていたようだ。窓の外は雨であまり見えない。


(伊勢朝日・mb)

伊勢朝日駅停車中にケイタイで車内からホームを撮る。強い雨がホーム上面で跳ね返っている。

川越富洲原(かわごえとみすはら)では優等列車の通過待ち。3連でも先頭車はホームの上屋のない部分に停まった。すると「一旦ドアを閉めます」との放送。3/4閉かと思いきや、全閉だった。これには驚いた。優等列車通過後発車直前にドアを開けたが、即閉。ホームで待っていた客はいなかったんだろう。


富田コースター

近鉄富田(とみだ)に到着。JRの富田駅が離れたところにあるため、正式名称は「近鉄富田」だが、近鉄内ではわが地元の京成同様「近鉄」は省いた駅名案内をしている。 駅は思ったよりこぢんまりとしていて静かだった。



1010系(近鉄富田)

恒例「乗ってきた列車」。1010系3連。奈良線用920系が名古屋線に転属して改番されたもの。名古屋方は1111号だ。
私は近鉄の車両の細かい系列分けはわからないので、この編成が1010系というのはリアルタイムではわかっていないこと。記事を書くにあたり調べながら書いている。

この駅の名古屋方がS字カーブで面白いというのを事前に調べてあった。さっそく1番線ホーム端へ立つと、すぐ近くの踏切が鳴き始めた。放送はなく、何が来るのかわからない。


三岐鉄道801系(近鉄富田)

現れたのは西武顔! この駅は三岐鉄道三岐線のターミナルでもある。



三岐鉄道801系(近鉄富田)

近鉄名古屋線の複線と三岐線の単線が三複線を形成している。ただし、両社で線路の幅が違うためつながっていない。




三岐鉄道801系(近鉄富田)

2面3線のホームの島式側3番線が三岐線ののりば。水鏡が雨の強さを物語っているが、この駅に着いてから雨はだいぶ落ち着いてきた。



三岐鉄道801系(近鉄富田)

この車両は801系で、西武では701系だった。西武にも801系がいたのでちょっと紛らわしい。
養老鉄道もそうだったが、この三岐線も自転車を車内に持ち込める「サイクルパス」というサービスを行っている。この近鉄富田駅は含まれないが、通年利用できる区間と、休日やいまの夏休みのような学校の長期休暇期間限定で適用される区間があるそうだ。

1番線名古屋方に戻る。





1200系(近鉄富田)

向かって左側の標識灯を点灯した6連の急行列車がやって来た。2両ずつそれぞれタイプがちがう車体。調べると、手前4両は2410系のク2590、2430系のモ2450と1200系のサ1380−モ1200を組ませた固定編成で、1200系のうちラスト2本がこの編成を組むために造られたそうだ。その他の2両固定で誕生した1200系10本はワンマン対応改造を受けて現在は1201系となっている。複雑だ。



9000系(近鉄富田)

名古屋方2両は9000系。1200系の同世代で奈良線に投入されたが、現在は名古屋線に移ってきている。ストレート車体の1200系に対して裾絞り車体になっている。絞りの度合いは小田急レベルか。




23000系(近鉄富田)

「伊勢志摩ライナー」23000系のリニューアル車が来た! 実は快速「みえ」で名古屋を出た直後、この編成が米野から名古屋へ向かっているのを見かけていた。私はこの列車が下ってくるのは朝だけだと勝手に思っていたが、調べたら午後もこの1便があったのだ。



23000系(近鉄富田)

先週の同じ土曜・8月4日から営業運転に就き、まだ一週間しか経っていないところでの遭遇はラッキーの一言。天気がよかったならな…。6編成あるこの車両はリニューアルで赤3本、黄3本に生まれ変わる。黄色編成は現在のものから裾の青帯がオレンジ帯に変わる。まるで東武100系スペーシアのような変化だ。



23000系(近鉄富田)

三岐鉄道801系との出会い。パノラマ顔と赤白青の組み合わせは「エーデル鳥取」を思い出したが、いざ現物の写真を見てみたら全然雰囲気が違うな…。3色のスペーシアに対抗してもう1色、オーシャングリーンなんか作ってはどうだろうか? きっとエーデル鳥取以上の「見たことある感」だろーなー…。




21000系(近鉄富田)

お次は上りで「アーバンライナーPlus」登場。おととしは撮れなかった系列なので撮れてよかった。なお、近鉄名古屋線は伊勢中川起点・近鉄名古屋終点の路線だが、上り下りは名古屋基準となっている。





2430系(近鉄富田)

特急とすれ違いで現れたのは2430系3連の準急四日市行。向かって右側の標識灯を点灯している。準急は名古屋—蟹江間の途中駅をすべて通過する他は各駅停車。準急は四日市から先は普通列車(白塚・津新町・伊勢中川行)に化けるものがほとんどというが、蟹江からすでに各駅停車なんだから、行き先を四日市にする意味がよくわからない。



三岐鉄道801系(近鉄富田)

三岐線の出発を眺める。地元では当たり前だが、私は三重でこの顔の車両が走っていることがやっぱり不思議な感じだ。



2000系(近鉄富田)

上り準急。もちろん知らないで撮っているが、先頭2107は2000系唯一のトイレ装備車。また同系列12本中この編成を含む3本がワンマン非対応で、他のワンマン対応の9本は湯の山線や鈴鹿線での運用も多いとのこと。



9000系(近鉄富田)

上り準急に気を取られるうち、下り急行が入線。画になる5200系列先頭だったので撮りたかったな。
雷雨の影響でダイヤ乱れが続くが、通る物みんな撮りたい私にはそもそもダイヤは関係ない。ただ、ダイヤ乱れを知らせる駅員の放送の口調がハキハキ聞きやすいのには感心した。関東ではゴニョゴニョしゃべるのが当たり前のようになってしまっていることを改めて感じた。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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