2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2018/07/21

18.7.15 さぬき鉄・1/高松・築港線

これまで数度、2・3月に仲間と非鉄の旅で訪れた香川。
海の日の連休と明けた火曜も有休にして日数を確保し、初めて一人旅で訪れた。夏に来るのも初めてだ。

14日土曜の夜に東京駅から夜行バスで出発し、高松駅へ向かう。


600形(沖松島)(i)

バスは高松中央ICで高松道を下りて、県道43号線でことでん長尾線林道(はやしみち)駅、JR高徳線(駅なし)と交差し、ことでん志度線沖松島駅ではちょうど列車が来て踏切が閉じたため、窓際席の私はいい角度で列車を撮れた。
カメラは荷棚にあるので、iPhoneで撮影。瓦町FLAGの広告編成だ。


駅そばから

高松駅には結構な早着。
今回の旅は鉄だけでなく非鉄の用事も目当てとなっている。
非鉄の用事の内容はこのブログには載せないので、鉄部分だけつなげると多少ヘンな動きをしているように見えるところもあるかもしれない。

高松築港駅からことでんに乗る予定にしていたが、バス早着の影響で時間ができた。
まずバスターミナルの目の前の店でうどんをすすってから、 何度も香川に来ているのに初めて訪れた高松駅を柵の外から眺める。駅そば(ここはうどんではない)撮影だ。


高徳線1200形+1500形(高松)

最初にカメラに納まったのは緑系の気動車。1500形と1200形からなる3両編成だ。
この車両たちは初めてナマで目にした。すべて両運転台車。


予讃線7000系+7200系(高松)

予讃線ローカルの主力・7200系と7000系。こちらもすべて運転台が付いている車両で編成。


予讃線1200形+1500形(高松)

気動車が早速折返し出発。


予讃線1200形+1500形(高松)

琴平行。撮ってから写真を見て「あれ?」と思った次第。
1200形先頭の写真からキャプションでは予讃線と入れてあるが、てっきり高徳線の列車だと思って撮っていた。
予讃線は高松—伊予市間で電化されており、多度津から分かれる土讃線も琴平までは電化されている。
時刻表を見てもこの列車は本来電車が用いられる1221Mにあたる。
調べると、これは特急「サンライズ瀬戸」の琴平延長運転に絡む措置で、多度津—琴平間の単線11.3kmの電力供給量の安定を図り、2階建て7連の285系の運行に影響を与えないためだそうだ。
なお「サンライズ瀬戸」の延長運転は一旦所定の高松に来てから宇多津分岐までは来た道を戻り、そのまま多度津方面へ抜けて行く。
ただしこの日「サンライズ瀬戸」は7月豪雨の影響で運休であった。つまりは電車でもよかったのである。


予讃線1200形+1500形(高松)

先ほど入ってきたときは高徳線310Dの3連であったが、高松から遠ざかる列車だからか、高松寄りの1両(1553)を切り離して2両で出てきた。
この高徳線3両→予讃線2両の変身がたった6分の折返しで行われているのもなんだかすごい。
見た目では1500形2両のほうが美しかったな。



予讃線7200系(高松)

7200系4連。



予讃線7000系+7200系(高松)

こちらは7000系が加わった3連。柔軟な組成が可能だ。


予讃線7000系+7200系(高松)

四国の代表駅らしく、高いビルも見られる。高松シンボルタワーだ。


予讃線7000系+7200系(高松)

先ほど迎えた4両編成が出て行く。先頭は7000系の増結用クハ。


(高松)

笑う駅舎。当駅からは四国の他3県の県庁所在地へ特急列車が出ている。


カラ踏切

JR高松駅から東へ少し歩くと高松城趾である玉藻公園(有料)があり、その傍らにことでんの高松築港駅がある。


(高松築港)

イメージとしては港が目の前で…という感じであったが、城跡が目の前の駅。




長尾線1200形(高松築港)

ホームの脇は緑地帯になっていて、普通に3番ホームの線路際へ寄れる。
3番ホームは長尾線の列車が入る。隣が琴平線の線路で、1・2番ホームで挟まれている。のりば3つの2面2線の形。

停まっていたのは常磐線103系ばりのエメラルドグリーンの1200形。4ドアの元京急700形だ。
かつて『セブンイレブン』の広告車だったようだが、現在は広告がなくなり、ベタ塗りの地色がそのまま残ってステキな感じになっている。
この列車は数少ない瓦町止まりで、車両は長尾線だが運行は琴平線内完結。でもことでんの時刻表では頑なに長尾線の時刻表に乗っている。


(高松築港—片原町)

駅から先へ進むと、すぐに踏切がある。ただし踏切の向こうは私有地というか管理用地というか…まぁ一般の人は入らないでね的なスペース。




長尾線1200形(高松築港—片原町)

踏切の先に進み、カーブアングルで捕らえる。
高松築港駅からカーブの片原町方にあるシーサスクロッシングまでは単線並列の体をなしており、長尾線の下り列車は右側通行でこのカーブを通過する。
列車はカーブを抜けるとお濠の脇を進む。 

長尾線は高松築港から2つ先の瓦町を起点に南東へ延びる路線だが、ほとんどの列車は瓦町から琴平線を北に進みその起点の高松築港まで乗り入れている。JR高松駅と繁華街の瓦町のあいだの本数を充実させているのだ。


(高松築港—片原町)

ナゾの踏切その2。
こちらはレール間に踏切板(?)がなく「踏切」の体を成していないが、警報機と遮断機は稼働している。



琴平線1070形(高松築港—片原町)

踏切が鳴いたので待ってみたら、なんと1070形登場。シーサスクロッシングを渡り単線並列区間に進入。
元京急先代600形で、京急では最近全廃された2000形の前に快特として京浜間を走り回っていた車両。
ことでんに移るにあたりクロスシートからロングシートに、「京急顔」と言える非貫通2枚窓だった顔は貫通型に変更され京急800形・1500形のような額縁フェイスとなったが、フチと中とで塗り分けられることはないまま、ナゾの意匠となっている。



琴平線1070形(高松築港—片原町)

ことでんの新性能車の中では唯一方向幕がない車両。走行中に車掌が貫通扉を開けてサボを差し替えた。貫通顔に変えた理由は他車との併結用ではなくこの作業のためだ。
1070形は新性能車の中では唯一の2ドア車であり使い勝手が悪いからか出番が少ないのだが、まさかの遭遇だった。

この車両以前のことでんの車両は種車が3ドアでも真ん中をつぶして2ドアにしていたことが多い。これは、現在の姿になる前の瓦町駅のホームがきつくカーブしており、車体中央のドアはどうしてもホームとのすき間が大きくなってしまうからであった。
京急先代600形は琴平線のジャストサイズで2ドアという、導入当時は都合のよい車両だったのだ。



長尾線1300形(高松築港—片原町)

私が先へ進む途中でやって来たのは長尾線の1300形。元京急先代1000形だ。

1070形はこの先の高松城を忍ばせる「艮櫓(うしとらやぐら)」を絡めて撮ることにしよう。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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