2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2009/11/28

09.11.28 ツリーの根っこ

東中山から押上へ移動。行ってみたい踏切があるのだ。
目指すのは京成押上線がトンネルから顔を出してすぐの踏切。トンネルから出入りする列車を撮れないかと思ったのだ。

押上駅から地上に出たのは、かつて東武の業平橋駅と連絡していた時代の1・2度だけ。その時はその業平橋とののりかえ目的で、街に出るのは初めて。
踏切方面への出口を目指すが、メトロ・東武のりかえ口でもある青砥方の改札口から異様に距離がある。スイッチバックのような感じでムダな距離の階段を上がると、工事中のようで警備員がいたのだが…
「歩行者通りまーす」
と、地上の警備員に伝達。そういえば妙に手前から「すみません、こちらへどうぞ」と声をかけられた。そしてさらに階段を上がると、中高年の警備員に「はい、ごくろうさまでした」と言われる。たしかにここまで来るのに面倒だったが、なぜ?
その答えは帰りに判明する。

押上・業平橋といえば東京スカイツリー。出口からすぐ目に入った。



現在竹の子のように伸び続けている。高さが東京タワーの倍近くあるこのタワーの完成により、テレビ地上波が完全にデジタルに切り替わる。つまり、再来年には出来上がっているわけだ。
出口にあった地図を参考に道を進むと、東武伊勢崎線の踏切に出た。私と同じようにコンデジを持った人が10人弱カメラを構えている。はて?
曳舟方からスペーシアが坂を下ってきた。スカイツリーと絡めた画(え)を撮るつもりなんだろう。私もそれに加わったが、ものすごい逆光でカメラの画面が見えない。


100系(業平橋—曳舟)

スカイツリーの仮の頭が切れてしまった。完成後にその全身と列車を絡めて撮るならば、列車は相当小さくなる。コンデジ集団は踏切が開くとそのまま渡って消えた。何の集まりだったのか?
京成の踏切へはこの東武の踏切を渡ることもなかったのだが、流れでここを渡り、ここから始まる東武の高架に沿って歩くと、京成の踏切の警報音が聞こえてきた。


京急新1000形(押上—京成曳舟)

速歩きでたどり着いて慌てて撮った京急。
路盤には板が敷かれ、左側は仮設フェンスが並んでいてゴチャゴチャしている。となりの京成曳舟の高架化工事が始まっているため、それに連動した工事と思われる。片持ち式の複線架線柱が味があっていい。横梁が先すぼまりになっているのはバランスをとるためなんだろう。


3000形(押上—京成曳舟)

3000形8連口と再開。午前中のポイントとちがい、こちらには滅多に3000形は現れない。この8連口1本と、西馬込口で早朝からピストン運転し午後に高砂に還る6連列車に入るかどうかだ。


京急新1000形(押上—京成曳舟)

京成押上線と東武伊勢崎線が並ぶこの踏切、伊勢崎線はわりと新しい感じの高架線で、調べるともともとは東武も踏切だったそう。たぶん私もその時代をナマで見ていると思うのだが、はっきりと認識はしていなかった。


北総9100形(押上—京成曳舟)

背後にはオサレな高層マンションが建っている。この付近は典型的な下町の住宅街だったが、東武の新しい高架線と絡めると垢抜けた感じの風景になる。もっと垢が抜けるであろう東京スカイツリーはこの背中にある。


北総9000形(押上—京成曳舟)

押上駅を出てきた北総9000形。逆光モードで準備して引きの画でスカイツリーと列車を絡めようとしたが、この車両が出てきたので慌ててズームインした。思いの外速度が遅く、ちょっと早めにシャッターを切ってしまった。


北総9000形(押上—京成曳舟)

トンネル口を撮るには踏切からは難しく、青砥方の線路際の細い道からの撮影。この後追いも一緒だ。


都営5300形(押上—京成曳舟)

トンネル口で見事に並んだ5300形。これ以上引くと左側に線路際の機器が写り込む。


都営5300形(押上—京成曳舟)

ダイナミック・カーブ再び。下がギリギリになってしまった。とにかく列車の速度は遅い。


都営5300形(押上—京成曳舟)

この踏切は京成曳舟駅前後が高架化されてもそのまま残りそうだ。どうしてもここを車で抜けられないと、という感じでもないのだが…歩行者や自転車は絶えず現れる。運行上の安全を考えたら、下り線ではトンネルを出て見通しの悪い左カーブの上り坂にあること、上り線も下り坂の途中にあること(上り下りが坂と逆で紛らわしいな)から、できればここには踏切がないほうがベター。難しいところだ。


京急新1000形(押上—京成曳舟)

ステンレスの「最新」1000形。実は押上に向かう際、京成曳舟あたりでこの車両とすれ違ったので、狙っていたのだが… この後もっと寄ってきたアングルではカメラを右に動かしてしまって失敗。勝負弱い。


京急1500形(押上—京成曳舟)

本線と比較すると、スカイライナーこそ来ないが、車両のバリエーションでは完全に押上線に軍配。



北総7300形(押上—京成曳舟)

この踏切は鳴り出すと両方向の矢印が出ることが多い。北総7308Fの羽田空港行がトンネルに入った後もカメラを構えて待っていると、出てきたのは7318F。2本だけの北総生え抜きの7300形がちょっと奥のトンネル内ですれ違ったわけだ。どうして5300形みたいにトンネル口で並んでくれないのだ?


北総7300形(押上—京成曳舟)

ここで京成は切り上げ。東武の踏切から曳舟方を狙うといい感じそうだったので、再び東武の踏切へ。



10050系(業平橋—曳舟)

「東武浅草線」とも呼べるこの区間、踏切で待っていても思いの外列車が来ない。ケイタイのアプリ「カウントダウントレイン」で調べると、日中は区間準急と北千住折り返しの普通が10分交互で、それに特急や快速がちょろっと混じるだけなのだ。


10030系(業平橋—曳舟)

こちらは京成上野口よろしく、10030(10050)系ばかりだ。


10050系(業平橋—曳舟)


30000系(業平橋—曳舟)

半蔵門線を追われた30000系が現れた。中央林間—南栗橋を往復した猛者が浅草—北千住の区間列車に入っている姿はなんとも寂しい。



10050系(業平橋—曳舟)

カウントダウントレインで見たところ、スペーシアが北千住を出たようなので、それを撮って終わりにすることにした。


100系(業平橋—曳舟)

顔がのっぺりしているせいで、フォーカスが甘くなってしまった。コンデジには撮るのが難しい列車なのかも。

押上駅に戻り、出たのと同じ入口から入ろうとすると「ごくろうさまでした」の警備員に声をかけられた。
「駅に行くんなら、こちらを真っ直ぐ行った方が簡単ですよ」
と。スカイツリーを正面に仮設の通路を進むと幾分大きな出入口があり、たしかにさっきの口よりは楽に改札まで出られた。
そうすると、さっきの口は何のために設けられているのか? わからんなぁ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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