まだまだ疲れはないことと、東三条で弥彦線115系が待っていることが確認できたためだ。
That's 新潟
長岡行E129系はそこそこの着席率。車内は中央の扉を隔てて半分セミクロス、半分ロングの座席配置となっていて、セミクロスのボックスはそれぞれ1人以上座っている。
うーむ、ボックス脇のロング(っても2人分)が空いているからそこにするか。
夜の車窓は暗い。やはり田んぼが多いんだろうか。
駅に停車してもドアは開かないし、発車ベルやメロディもない。「もうドア開けられないよ」的なアナウンスも音もなく、突然列車が発進する。
不思議な感覚で各駅に停まっては進んでを繰り返す。乗り慣れない外様客はドギマギするかも。
(東三条)
27分かけて東三条に到着。ホームの駅名標は信越線の水色のマスが付いている。
跨線橋で本屋側の切り欠き0番線・弥彦線ホームに回る。
115系(東三条)
出た!新潟の115系の中でも、一番収めたかったのはこのThat's 新潟という「一次新潟色」。
塗装工程ではムダな作業が多そうでかつステキではないという、仰々しさが目立つカラーリング。
一時期は115系も気動車もこの色ばっかりだった時代がある。気動車に関しては「旧新潟色」となる。
(東三条)
0番線は弥彦線の紫のマス。
弥彦線は弥彦—吉田—東三条の路線で、越後線と信越線を連絡している。
越後線とともに越後鉄道が開業した後国有化されたもので、東三条からはさらに越後長沢駅まで路線が続いていたが、もともと利用が少なかったため国鉄末期の1985(昭和60)年に部分廃止されている。
115系(東三条)
ううむ。どうしてもホーム端の側はこうやって明かりが来ないことが多いんだよな。
115系(東三条)
先頭車・クモハ115-1006に乗車。ガラガラなのでボックス独占だ。
リニューアルされたボックスの肘掛けの支えは独特の形をしている。
少数派
一次新潟色に乗って吉田へ向かう。
東三条を出ると高架線を進む。1997(平成9)年に燕三条の手前まで高架化されている。
北三条、燕三条、燕、西燕と、三条と燕がからむ名前の駅が続く。
燕三条は言わずと知れた上越新幹線開業に伴って新設された駅。
隣り合う燕市と三条市の境に設けられたが、駅名については両市の取り合いとなり、結局田中角栄氏の進言もあって駅名は燕を前に、所在地は三条市に、ということになった。
駅を出てすぐ交差する北陸自動車道のインターは「三条燕」と表示されていて面白かった。
新幹線に対して高速道路のほうは順序を逆にした、という説が強い。インターの所在地は燕市だそうで…。正直、外様からしたらどっちが先でも何とも思わないっス。
115系(吉田)
越後線接続の吉田駅に到着。乗ってきたのはN37編成で、昨年9月に大宮で一次新潟色に復刻された。
115系(吉田)
乗ってきた車両とは反対側の先頭車・クハ115-1006。車内は同じだな。
115系(吉田)
赤いラインは新潟の「N」を描いている。反対側はそのまま裏返しで「И」。
ドアの「お願い」プレートは残念な仕上がり。昨年の施工とは思えない粗さ。1ヶ月あとに出てきた湘南色のN38編成はもう少しキレイになっていたが。
E129系(吉田)
中線に留置のE129系B21編成。A編成が2連、B編成が4連ユニットとなっている。
E127系(吉田)
5番線の端っこにこっそり停まっているE127系を発見。なんという存在感の無さ。
えちごトキめき鉄道への転籍と1編成の事故廃車により、JRに残ってるのはたった2編成のみ。会えるとは思っていなかった。
E127系(吉田)
このV12編成は広告編成になっている。素の姿を撮りたかったな。
E127系(吉田)
吉田始発の弥彦行に充当。途中駅は矢作駅のみだ。
端っこの線路の端っこにいるので、画角は制限されてしまった。
115系(吉田)
4番線からN37編成を撮る。ビミョーな明るさだな。
(吉田)
工事中の跨線橋。ベニヤに囲まれた低いLED表示器がシュール。
E129系(吉田)
当駅折返しの越後線新潟行。19:58発のこの列車で新潟駅に帰還する。
こちら側2両はA5編成。
E129系(吉田)
A5編成のクモハE129-105車内。
E129系はクモハとモハ、もしくはクモハ同士の2両1ユニット。中央の乗降扉を境に、ユニットの連結側にセミクロス、ユニットの両端側(クが付く車両で運転台側)にロングシートの配置となっている。
E129系(吉田)
LCDは広告利用がメインで運行情報も表示されたが、「今この辺りを走っている」的な路線図表示は出ない。
自列車の停車駅情報は旧来の3色表示LEDでのみ行われるなんだか勿体ない使い方。
E129系(吉田)
sustinaだったのか。どうも東急の試験車のイメージから「sustinaはステンレスだけど表面ツライチ」って思いがちだが、そういえばE235系も継ぎ目があるなぁ。
越後線も車窓は真っ暗。新潟口の折返し列車が多数ある内野あたりからは住宅も増えてくる。
今年起きた悲しき死体遺棄事件の現場の横は心の中で合掌しながら通過した。
列車は終始空いた状態でボックス独占のまま新潟駅に到着。
キムワイプふたたび
列車は3番線に到着。すると、5番線には未撮影の車両が。
E653系快速「らくらくトレイン信越」(新潟)
しらゆき…ではなく、ライナー列車である快速「らくらくトレイン信越」だ。
E653系快速「らくらくトレイン信越」(新潟)
直江津まで行くこの列車は特急「しらゆき」に矢代田・三条・来迎寺を加えた停車駅設定。
ライナー券は310円で乗り得だ。
(新潟)
高架化後の5番線は新幹線と平面乗り継ぎができる構造になっている。
「いなほ」がこのホームに入るのはこの設備があるからだ。
新幹線側にはホーム番号はなく、11番線の両側に「11番のりば」と5番線への「のりかえホーム」がある形となった。
ただしのりかえホームはE4系撤退予定を踏まえて12両まで対応の長さでの建設となっている。
私が乗ってきた「Maxとき321号」はE4系2本併結の16両編成だったので12番線に入線。こののりかえホームを使っての「いなほ」へののりかえはできなかった。
11番線に入線してものりかえホーム側のドアを開けなきゃいいだけであるが、見た目上紛らわしいからやらないのであろう。
なお、のりかえホームから新幹線側コンコースに降りることはできない。
115系(新潟)
5番線に回ったのはこの列車のお迎えのため。本日2度目のキムワイプ。
E653系快速「らくらくトレイン信越」・115系(新潟)
らくらく信越が帯色と同じステキなビームを発射しながら出発。
115系(新潟)
この編成はN33。夕方に元祖新潟色と併結で現れたのはN35だったので、別編成だ。
E129系(新潟)
N33編成が吉田へ向けて出発。その4番線には次の越後線列車が入線した。B10編成。
E129系(新潟)
2番線はB2編成の回送列車。E129系は早くも見飽きた。
キハ110系快速「べにばな」(新潟)
米沢から米坂線を経由してきた快速「べにばな」。
米坂線内は各駅停車で、坂町からの羽越線・白新線内は中条・新発田・豊栄の3駅のみ停車だ。
つまりは、白新線にも気動車の普通列車があるわけだ。
キハ110系快速「べにばな」(新潟)
キハ110系を撮るのは昨年5月の八高線以来。ひさびさだ。
華埋め
次のお目当てまでまだ時間がある。ベンチに座ってボーっと待っていると、2番線にヘッドライトが△状に3つ光る車両が近づいてきた。
485系「華」・E129系(新潟)
なんと、ジョイフルトレイン「華」登場。ノーマークだった。
E129系は新津行B13編成。うしろにA編成が付いている様子。
485系「華」(新潟)
空白時間を埋めてくれるかのように現れた。E129系新津行が出たので編成写真を撮るが、ヘッドライトにはならない。
いつまで停まってるのかもわからない。
485系「華」(新潟)
思えば走っている姿しか撮ったことがない「華」。こんなステッカーやドアの丸窓の存在は知らなかった。
485系「華」(新潟)
私が勝手に言っている「トシ形ジョイトレ」。タカアンドトシのトシのような、丸いおでこ+出っ張った口元が特徴的な顔だ。
現在では「リゾートやまどり」「ジパング」とこの「華」の3編成が存在する。「ニューなのはな」はすでに消滅している。
なお「やまどり」の先頭車は元「せせらぎ」、「ジパング」の先頭車は元「やまなみ」である。
485系「華」・E129系(新潟)
ヘッドライト点灯。Sモードで撮ると、シャープだが暗くなる。またしてもビーム発射。
隣は白新線豊栄行A12編成。
485系「華」(新潟)
やっぱりこういう写り方のほうが色がわかっていいね。
空白の時間を華で穴埋め…華埋めできた。
キハ110系(新潟)
新津行2562Dが入線。
キハ110系(新潟)
なんだ。さっき「べにばな」で来た編成じゃないか。30分弱でまた当駅に戻ってきた。
キハ110系・E129系(新潟)
新津運輸区への入庫を兼ねた列車なんだろう。
隣のE129系B10編成も含めた2本の列車がここから消えると、本日最後のお目当てがやって来る。
115系(新潟)
本日最後の115系撮影は「3次新潟色」N36編成。
2次新潟色(キムワイプ)で多少パターンが落ち着いた塗り分けも、この3次ではまた仰々しいものになってしまった。
このカラーは「JKワイパー」と呼ばれている。
これもネットで調べれば意味がわかる。少し強引ではあるが、たしかにうなずける理由だ。
115系(新潟)
クハ115-1232の方向幕が「試運転」になってしまっていた(このあと解消)。
115系(新潟)
現存の新潟の115系はすべて狭小トンネル対応のシングルアームパンタ(PS23)になっている。なので、車号表記は◆が健在。
115系(新潟)
復刻塗色ではないため塗装から年数が経っており、汚れも目立つ。
両先頭車は車号が入る位置が薄い色のため白文字の車号には細い黒フチが付けられているが、いまはかなり薄くなっている。
車号が入る位置なのに薄くするのがおかしいのだ。
もう1時間待つと、弥彦線で乗った一次新潟色のN37編成が現れる。
私が乗ったあと東三条へ戻り、そのあと越後線直通で出雲崎へ出て、出雲崎から折返しで新潟行となる。
弥彦線に出たのは、新潟で同編成を待つより時間的効率がよかったこともあるのだ。
そんなわけで、23時半過ぎに来るN37編成は待たず、本日の撮影はこれで切り上げ宿に帰った。
(2018.10.5追記:3次新潟色のN36編成は10月5日に大宮へ回送されました。人気投票で2位になった黄色と緑のラインの「弥彦色」へ変身するそうで、この記事の写真は貴重な記録となりました)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
キハ110系快速「べにばな」(新潟)
キハ110系を撮るのは昨年5月の八高線以来。ひさびさだ。
華埋め
次のお目当てまでまだ時間がある。ベンチに座ってボーっと待っていると、2番線にヘッドライトが△状に3つ光る車両が近づいてきた。
485系「華」・E129系(新潟)
なんと、ジョイフルトレイン「華」登場。ノーマークだった。
E129系は新津行B13編成。うしろにA編成が付いている様子。
485系「華」(新潟)
空白時間を埋めてくれるかのように現れた。E129系新津行が出たので編成写真を撮るが、ヘッドライトにはならない。
いつまで停まってるのかもわからない。
485系「華」(新潟)
思えば走っている姿しか撮ったことがない「華」。こんなステッカーやドアの丸窓の存在は知らなかった。
485系「華」(新潟)
私が勝手に言っている「トシ形ジョイトレ」。タカアンドトシのトシのような、丸いおでこ+出っ張った口元が特徴的な顔だ。
現在では「リゾートやまどり」「ジパング」とこの「華」の3編成が存在する。「ニューなのはな」はすでに消滅している。
なお「やまどり」の先頭車は元「せせらぎ」、「ジパング」の先頭車は元「やまなみ」である。
485系「華」・E129系(新潟)
ヘッドライト点灯。Sモードで撮ると、シャープだが暗くなる。またしてもビーム発射。
隣は白新線豊栄行A12編成。
485系「華」(新潟)
やっぱりこういう写り方のほうが色がわかっていいね。
空白の時間を華で穴埋め…華埋めできた。
キハ110系(新潟)
新津行2562Dが入線。
キハ110系(新潟)
なんだ。さっき「べにばな」で来た編成じゃないか。30分弱でまた当駅に戻ってきた。
キハ110系・E129系(新潟)
新津運輸区への入庫を兼ねた列車なんだろう。
隣のE129系B10編成も含めた2本の列車がここから消えると、本日最後のお目当てがやって来る。
115系(新潟)
本日最後の115系撮影は「3次新潟色」N36編成。
2次新潟色(キムワイプ)で多少パターンが落ち着いた塗り分けも、この3次ではまた仰々しいものになってしまった。
このカラーは「JKワイパー」と呼ばれている。
これもネットで調べれば意味がわかる。少し強引ではあるが、たしかにうなずける理由だ。
115系(新潟)
クハ115-1232の方向幕が「試運転」になってしまっていた(このあと解消)。
115系(新潟)
現存の新潟の115系はすべて狭小トンネル対応のシングルアームパンタ(PS23)になっている。なので、車号表記は◆が健在。
115系(新潟)
復刻塗色ではないため塗装から年数が経っており、汚れも目立つ。
両先頭車は車号が入る位置が薄い色のため白文字の車号には細い黒フチが付けられているが、いまはかなり薄くなっている。
車号が入る位置なのに薄くするのがおかしいのだ。
もう1時間待つと、弥彦線で乗った一次新潟色のN37編成が現れる。
私が乗ったあと東三条へ戻り、そのあと越後線直通で出雲崎へ出て、出雲崎から折返しで新潟行となる。
弥彦線に出たのは、新潟で同編成を待つより時間的効率がよかったこともあるのだ。
そんなわけで、23時半過ぎに来るN37編成は待たず、本日の撮影はこれで切り上げ宿に帰った。
(2018.10.5追記:3次新潟色のN36編成は10月5日に大宮へ回送されました。人気投票で2位になった黄色と緑のラインの「弥彦色」へ変身するそうで、この記事の写真は貴重な記録となりました)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
1 件のコメント:
こんにちは。
ボタン式で乗客が自ら開閉する半自動ドアが増えていますが、書かれていらっしゃるように、あの車内の静かさは印象的です。
夜のローカル線に乗っていますと、車窓も暗く、乗客の乗り降りがある訳でもなく、停まった列車の車内が静まり返っている様子が浮かんできます。ドアボタンのスイッチが切れる小さな音がしてそのまま発車していくのが、今の都市以外の列車の普通の形になっていくのでしょうか。
吉田からの弥彦線、私が訪ねたときには115系の初期車でした。鉄製のドアが古い車両だったのを覚えています。少数派のステンレスの車両に置き換えられたのですね。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
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