遠征5日目。
上田駅近くの宿で目を覚ます。
実は前日から少しノドが荒れてる気がしていたが、寝起きではそれが強くなっている。
宿の慣れないエアコンと4晩も付き合ってきたし、昨晩は急に冷え込んだ。
この5日目で遠征を終え帰ることになっている。
昨晩、ガストで夕食を済ませたあと上田駅へ三たび出向き帰りの新幹線の席を確保した。区間は軽井沢→東京。
ということで、本日は最終的にしなの鉄道線を完走して軽井沢へ出るのだ。
朝飯前
7時台に宿を出る。前日同様、まずはチェックアウトせず軽い荷物で出る。
朝イチで115系の復刻塗装編成2本を効率よく撮れるので、上田駅に割と近い位置での沿線撮りを行う。
撮影ポイントは前夜Google Mapsのストリートビューで探した。
コンビニで液体カゼ薬を買って飲んでから上田駅をスルーして東にある現地へ向かう。
街はまぁ寝ても覚めてもというくらい、街中に真田だ幸村だという言葉や六文銭の絵柄が目に入る。
新幹線高架と並走するポイントに到着。
115系(信濃国分寺—上田)
まずはコーラS11編成。編成札の色もコーラカラーだ。
前日は初代長野色や標準色編成との併結を撮ったが、本日は単独走行をゲット。
真っ赤な車体と「普通」幕のコントラストがよい。小諸行620M。
115系(信濃国分寺—上田)
5分後に通過の長野行623M。S22+S10の5両編成。前日と同じペアリング。
115系(信濃国分寺—上田)
20分後、小諸行622Mでスカ色S16編成通過。
前日さんざん撮ったのにまた狙ったせいか、この直後下り列車に被られた。
実は上田駅では2分停車のダイヤなのだが、駅に一番近い踏切が都会ばりの開かずの踏切となり延々閉まり続けていた。
本来下り列車とはこの場所ですれ違わないダイヤなのだが、何かがあってスカ色の出発が遅れていたようだ。
何せ撮ったのは本来622Mが次の信濃国分寺駅にいるはずの時刻だった。
しな鉄は切り上げ、撮影ポイントの目の前の路地をまっすぐ進むと千曲川の土手に出る。
(上田—城下)
前日夕方に訪れた上田電鉄別所線の5連トラス橋。天気がよくないな。
(2019.10.13追記)
2019(令和元)年10月13日の台風19号上陸により、この写真では左奥にあたる千曲川左岸の堤防が崩落。
別所線の鉄橋も左岸に接する1スパンが落橋してしまいした。(前記事参照)
1000系(上田—城下)
敢えて遠目で待つ中やって来たのは丸窓電車。前日に続きご縁がありますな。
写真はあまりいい感じで撮れなかった。
(上田—城下)
構造美。
1000系(上田—城下)
こちらも前日撮った1001Fが上り列車で登場。
(上田—城下)
朝メシですか? 私はまだ朝メシ前です。
1000系(上田—城下)
1001Fは下之郷行で戻ってきた。写真のすぐ右が上田駅。
1000系(上田—城下)
下之郷は車庫があり、全日朝と夜に3本ずつ同駅止まり列車の設定がある。
両端駅以外の行先はこの下之郷だけ。バリエーションが撮れてよかった。
この列車を以て朝飯前の撮影は終了し、宿に戻った。
朝飯後
宿に戻ってしばし休憩し、荷物をまとめてチェックアウト。
素泊まりプランのため、上田駅に向かいつつゆっくり朝食を摂れる店を探す。
駅隣接のタリーズは平日朝イチ過ぎのためか、出張サラリーマンたちで席が埋まっていた。
駅舎の中の立ち食いそば店はゆっくりできないし…。
昨夜のガストに行けばよかったが、引き返して宿の前を通った先に戻るのはめんどくさい。
さんざん歩き回った挙げ句、空席ができたタリーズに収まったのであった。
115系(上田)
タリーズでの朝食&時間調整を経て、上田駅から乗り込んだのはS23編成の長野行2633M。
軽井沢とは逆方向であるが、昨日のりつぎで降りただけで長居できなかった戸倉駅のリベンジのためだ。
115系(戸倉)
16分乗車し、戸倉に到着。あぁ、いるいる…。
(戸倉)
とくらでなく「とぐら」。
跨線橋には前日下りた屋代駅と同じ意匠のステキな駅名標。あぁ、いるいる…。
駅舎側単式の1番線ホームは軽井沢方にも長く延びている。ひとまず行けるとこまで行こう。
115系(戸倉)
…というわけで、背後に見切れていたのは湘南色のS3編成。本日も前日と同じ位置。予備のため走行シーンは期待できない。
前日は見えている島式ホームでののりつぎ。S3編成の妙高高原方は乗ってきた列車が被り、軽井沢方は写真のようにホームが終わっているため両側ともホームから顔を撮ることはできなかった。
115系(戸倉)
初代長野色は前日から位置が変わった。標準色と3カラーの顔が並ぶ。
標準色は上田行1636MのS21編成。前に3連が付いているが、編成番号は確認できていない。
1番ホームを長野方に進むと、上屋付の線路がある。
115系『ろくもん』・115系(戸倉)
『ろくもん』S8編成が前日と同じ位置にいた。奥の先頭車はホームからは撮れない位置(旧来のホームは続くが、長大編成の列車がないため立入禁止)。
方向幕は、営業運転時は「ろくもん」の白抜き文字コマが表示される。
標準色の編成は2連のS22編成。朝イチで上田駅近くで長野行として沿線撮りした編成。
115系『ろくもん』(戸倉)
水戸岡テイストたっぷり。
このマーク、おしりプリ〜ンに見えたり、逆さミ○キーに見えたり…。
きっぷは当駅まで買ってあるので、一旦出場。『ろくもん』が外から撮れるかも確認したい。
(戸倉)
屋代駅と同じく平屋で横に長い駅舎。
(戸倉)
立派なゲートが温泉客を迎えるが…つい「寂れた」を付けたくなる風景。
温泉街までは2.5kmあるそうだ。
115系『ろくもん』・115系(戸倉)
駐輪場の脇を抜けると、そこには『ろくもん』が見える場所。
『ろくもん』は観光列車用車両で、同名の快速列車として指定日に下り2本・上り1本が軽井沢—長野間で運転される。
全車指定席で、2号車では食事も提供される。
115系『ろくもん』(戸倉)
社員のものだろうか、乗用車が手前にぞろぞろ並ぶ。
115系『ろくもん』(戸倉)
すっきり撮りたければ運転日に来い、ということだな。
115系『ろくもん』(戸倉)
水戸岡鋭治の真骨頂・レタリング。
115系『ろくもん』(戸倉)
この部分は両開きドアを潰して固定窓に変えた所だ。
115系『ろくもん』(戸倉)
同じ平日でも翌日は運転設定がされていた。うーん、こちらはご縁がなかったか。
標準色同様、この車両も光線によっては撮りづらいかも。
山と2面3線
軽井沢までのきっぷを買って入場。3番線に行って115系たちの寝姿を撮る。
115系(戸倉)
前述のとおり、S3編成の軽井沢方の顔を2・3番ホームから見ることはできない。
しな鉄の115系はすべて1000番台。系列の中ではシートピッチ拡大車のため窓割りはゆったりしている。
モハのパンタ側に見える雪切室のルーバーも1000番台の特徴。
塗り分けライン上にある車外スピーカーがしな鉄仕様として目立つポイント。
115系(戸倉)
軽井沢方先頭車・クモハ115-1013。あくまで湘南色の復刻なのでJRロゴはない。
115系(戸倉)
中間車・モハ114-1018。菱形パンタを載せる。
115系(戸倉)
妙高高原方先頭車・クハ115-1012。
編成札は標準色編成と同じオレンジ地に青の文字で、光線条件によっては読み取りづらい場合もある。
115系(戸倉)
編成まるまるの写真はしゃがんでちょっとだけアングル変更。
2面3線のホーム、駅舎と反対側に側線、その奥に山…戸倉駅は昨日訪れた屋代駅と雰囲気がよく似ている。
山はこっちのほうが高いようだ。
115系(戸倉)
初代長野色S7編成と寸止めで向かい合う。
乗務員室の側面は運転台側にだけ小窓があり、扉の位置も違うのがわかる。
115系(戸倉)
S7編成は白地に黒文字の編成札。
115系(戸倉)
軽井沢方先頭車・クモハ115-1018。
115系(戸倉)
中間車・モハ114-1023。菱形パンタ。
115系(戸倉)
妙高高原方先頭車・クハ115-1017。
115系(戸倉)
このカラーはJR移行後に登場したもので、JRロゴがない姿はしな鉄で初めてお目見え。
115系(戸倉)
初代長野色の先には標準色のS12編成。
そして奥では長野色S15編成の洗浄が行われていた。
前々日夕方と前日朝に撮ったS15編成は、JRからの譲渡後しな鉄標準色をまとうことなく今に至っている。
入場の際に再塗装され、しな鉄ロゴをはがした素の姿に生まれ変わった。やはりJRロゴがない姿は初めてである。
115系(戸倉)
軽井沢方先頭車・クモハ115-1036。正面左右窓下のグレーは新快速色っぽい雰囲気。
115系(戸倉)
中間車・モハ114-1047。この車両はシングルアームパンタだ。
115系(戸倉)
妙高高原方先頭車・クハ115-1037。
S12編成は3日連続6度目の遭遇。前日は屋代からこの戸倉まで乗った。
115系『ろくもん』・115系(戸倉)
2・3番線ホームからだとこの角度から撮ることもできる。
駅舎側単式ホームの1番線と島式の2・3番線はズレているわけだ。
115系(戸倉)
635M長野行S10編成。
すぐそこで寝ているS22編成とは前日やこの朝まで一緒だったが、その後別れて単独で走っている。
後で気づいたが、3枚目はおでこの幕が回っていた。ワンマンで来たが当駅から車掌が乗り込んだんだろう。
この列車の出発は動画撮影。いつも通り動画はアップしない。
この向きから去って行くところを追ったが、私の乗る列車が奥からフレームインしてきた。
115系(戸倉)
2連S27編成の小諸行638M。前日この戸倉から坂城までひと駅だけ乗った編成。
115系(上田)
クモハ115-1040に乗車。シングルアームパンタだが、車内はほぼ国鉄のまんまという車両。
戸倉では渋々ドア脇シートだったが、上田でボックスが空いたので移動した。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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