2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2018/09/29

18.9.16 信越“&”ルート・03/新潟駅

新潟車両センターの115系の運用については事前に調べてつかんでおいた。
ただし調べたのは、早すぎず遅すぎず私に適度な時間帯の新幹線「Maxとき321号」の予約を取った後からであった。

Maxとき321号の新潟着は偶然にも115系が来ないエアポケットの時間帯に当たっていた。
バスセンターの黄色いカレーを食べ、宿のチェックインで荷物を軽く(ついでにトイレでお腹も軽く)して戻るのに丁度いい流れとなった。

あとはどの運用にどの編成が入っているかということだけだが、新潟では初撮影の私にとっては何でもかまわない。
いま営業に就いている編成でいえば、湘南色のみがこれまでに撮ったことがあるカラーリングである。




ファースト・コンタクト

チェックインを済ませ、再び新潟駅へ。


(新潟)

新潟駅万代(ばんだい)口。線路群の北側に位置する。
この画角では線路は左右方向で在来線が手前・新幹線が奥の配置であるが、高架は見えず地平の配線だけの駅にも見える。


E129系(新潟)

まず赴いたのは地平の8・9番ホーム。水色表示の信越線長岡行が待っていた。B5編成。
この編成を尻目に、私はホーム先端でターゲットを淡々と待つのだ。




115系(新潟)

4分後。キタ〜っ115系!
…って、ファーストコンタクトは冒頭で触れた、馴染みのある湘南色であった。
でももはや高崎へ行ったって見られない時代になったのだ。




115系(新潟)

表面はキレイになっているホームだが、高さは古い時代のままのようである。
写真の115系N38編成は昨年10月に「3次新潟色」から湘南色に復刻されたものだ。



115系(新潟)

車内を観察。リニューアルによりボックスシートの背もたれが「面取り」されているタイプに交換されている。
以前TVCMでこのタイプのボックスシートが映るものがあって(もしかしたら新潟が地元の亀田製菓だったかも…)、私は実見したことがなく「どこの会社の車両だろうか?」と見るたび不思議に思っていた。



115系(新潟)

ドア脇ロングシート(長くないが)には透明の風防が付いている。
花の絵が描かれているがどうしたって人がよりかかるもんで、ご覧のように削れてしまっている。
網棚・吊革含め、各所が新製時から変わっているようだ。



115系(新潟)

115系といえば「半自動ドア」。
上野口で使用されていた時代は日にちや区間の指定が書かれたものが貼られていたっけ。
この列車も半自動状態で、ドアはわりと軽い力で開いた。両開き2枚の連動はない。
また2枚目写真のように、両開きを合掌してきっちり締めようとしても、すき間が空いた状態までにしか閉められない。


115系(新潟)

この位置に貼ったこの表示が目に入るほどホームとの段差がある。
ドアレールがどれくらい熱くなるのかはわからないが、五右衛門風呂的感覚だ。


115系(新潟)

新井駅は直江津までの信越線からえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに入った先。
無論もともとは信越本線の駅で、北陸新幹線開業によってJRから転換された。
新潟と新井を結ぶ普通列車はこの快速片道1本のみで、新潟115系随一の見せ場列車と言える。
この方向幕の英字は小文字も使うのか。そして「快速」にも「Rapid」を付けたいところだ。




115系(新潟)

このN38編成は1000番台のトップナンバーで組成されている。
1000番台は115系の中でも耐寒耐雪仕様を強化した区分。モハ114のパンタは狭小トンネル通過時の折り畳み高さ基準をクリアしており、それを示す◆が付く。


115系(新潟)

「快速」表示も誇らしげ。寂しくなった地平ホームからこっそり出発するのが惜しいところだ。


セカンド&サード・コンタクト

湘南色快速の出発は見送らず、次のターゲットを狙いに高架5番ホームへ。


E653系特急「いなほ」(新潟)

5番ホームは「いなほ」が主に使うのりばである。



115系(新潟)

その対面の4番線に上沼垂から出庫して滑り込んできたのは、115系初代新潟色+2次新潟色の6両編成!


E653系特急「いなほ」・115系(新潟)

入線を捕らえたあとは4番線に移動。


115系(新潟)

N35編成は「2次新潟色」。なんと3日前に大宮を出場したばかりだという。
入場前は青系模様の「3次新潟色」だったが、このカラーに復刻されたそうだ。
2月に新潟支社で行った新潟の歴代の115系カラーの人気投票で1位になったことがきっかけ。
ネット上で「キムワイプ」という別称を目にするが、調べてみたら…なるほど。そういうことか。


115系(新潟)

越後線は柏崎—新潟の路線であるが、吉田で運行系統が分かれている。
この列車は1日1本のみの越後線を完遂する上り列車だ。新潟から柏崎へは信越線でも行けるので、方向幕はこのような表現となる。
柏崎→新潟の下り直通列車も、途中にバカ停を含まない1つの列車番号の運行は1本のみとなっている。


115系(新潟)

脱・国鉄書体の表記。




115系(新潟)

両編成ともキレイな塗装状態。キレイな高架駅と相まって、まるで博物館の展示車両のようにも見える。





115系(新潟)

国鉄書体が残るこちら・N40編成は「初代新潟色」で、新潟地区で70系を中心とした旧形国電が纏っていたもの。
昨年12月、大宮でこの姿に変身した。
私は以前からやってほしいと思っていたリバイバルカラーであるが、旧国では側面はヘッダーの上辺からシルの下辺までの部分が黄色であった。
この復刻塗りは湘南色に合わせた塗り分け位置であるが、スカ色の配分のほうが旧国時代のバランスに近いのでは? と感じたのは私だけではなかった。
スカ色111系も当初湘南色と同じ配分だったが「締まりがない」との意見からクリーム部分を狭めた経緯があった。
ただ「見慣れてしまえばなんともない」というのもN40編成を実見した感想。



E653系特急「いなほ」・115系(新潟)

E653系1000番台も新潟車両センターの配置。時代を超えた新潟のカラーリングのコラボ。
なお初代新潟色となった編成はもう1本・N3編成があったが、ATS-Pの搭載がなくこの新潟駅高架線に入れないためにすでに廃車となっている。




115系(新潟)

N40編成のクハ115-1227(新潟駅基準で東側先頭車)の車内は黄色い吊革以外は国鉄時代の雰囲気が色濃く残っている。
…あぁ、国鉄時代の車内の車番表示はプレートだったろうなぁ。



E129系(新潟)

こちらは現在の新潟色といえるE129系。
向かって右の水色表示B12編成は信越線、左のピンク表示B7編成は白新線の列車だ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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