場所は夜の下総中山駅。
午前中のムダな待ちぼうけが悲しかったので、これまた土曜に続いて夜の西船橋武蔵野ホームへ出向くのだ。当然ミニ三脚を持参したので、総武線もちょっと撮ってみる。
E231系(下総中山)
黄色の電車の武蔵小金井行。通常中央・総武緩行線の209系500番台・E231系は三鷹—千葉間の運転だが、一部三鷹以西発着の「越境列車」がある。武蔵小金井行は休日の夜に8本。平日も夜に武蔵小金井行6本、立川行2本がある。また朝は武蔵小金井始発が平日に7本、休日に4本、立川始発が休日のみ3本、国分寺始発が平日・休日ともに1本存在する。
私は103系・201系時代の武蔵小金井行きや立川行も目にしたが、夜の列車なので撮らずじまいだった。そんな思いを込めた一枚。…なんだそれ。
209系500番台(下総中山)
こちらは少数派の209系500番台。行先表示の文字がE231系より小さめ。
E231系の47本に対して12本という小所帯だったが、京浜東北線から最後に離脱した1本が総武線への復帰整備を受け今月出場した(元ウラ80…ミツ516になるのかな?)。これはE231系が新潟へ飛ぶため。山手線6ドア車置き換え用の新製4ドアサハを試運転するための要員。…だと言われている。ホームドア導入のために山手線を離れる104両の6ドアサハ、「鉄道ファン」誌2010年2月号には「廃車」「新製4ドアサハに機器供出」的書き方がされていた。もったいなさすぎる…。
E231系(下総中山)
三鷹行を撮ったあと西船橋へ移動。とりあえず再入場してから武蔵野ホームへ。
11・12番ホームに上がり、ひとまずホーム府中本町方端でミニ三脚を準備していたら、早速あずさ色が背後から入線してきた。
手元のミニ三脚とカメラは若干相性が悪く、ねじ込みすぎるとなぜかカメラの電源が切れてしまう。緩すぎたら意味がないし、ツボの範囲は狭い。そのツボをつかまないうちの登場だった。無論、ダイヤなんぞ知らないで遭遇している。
183系(西船橋)
土曜と同じマリ31編成。定宿の東大宮にいたんだろう。なんとかツボを捕らえた…撮る準備が間に合ったが、停車時間が短くすぐ行ってしまった。
再びホーム府中本町方の端に戻り、待機。このあずさ色が帰ってくるまではここにいることにしよう。
205系(西船橋)
武蔵野線205系の写真はこないだも撮ったので、「絵変わり」したものだけ撮影。これは武蔵野顔が来たから撮った。右端9番線にいるのは当駅始発の東京行臨電。
あずさ色が東京へ出発してから30分後、その東京から客を乗せてきたイルカちゃん登場。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
かなりのスロー入線だったので、三脚・ノンフラッシュでもこれくらいには撮れた。
485系快速「舞浜・東京ベイエリア号」(西船橋)
あずさ色に比べて塗装がくっきりしていて気持ちのいい車両だ。往路同様空席が目立ち、最後尾車両は2〜3人しか見えなかった気がする。全席指定でも快速だから運賃+510円だけの列車なんだが…。
運転日は10.24・11.7・こないだの12.19とこの12.23。この日以外の3回はすべて土曜日。朝から一日かけて出かけるんなら、土曜のほうがが魅力的ではある。もし12.23が日曜だったら、振替休日の日付が12.24となるので、翌日が平日でもイブはTDLで…という客がたくさん集まったかもしれない。
205系(西船橋)
定期列車の西船橋始発南船橋行。この写真は21時13分のものだが、出発は41分。もしあずさ色が来るとなると、9番線に入るのか? うーむ…
205系(西船橋)
テールライトの輝きに差がついた。なんでだろう?
数分後「11番線を貨物列車が通過します」の自動放送。ヒマつぶしに、カメラの最高感度のISO6400で撮れるかな?と府中本町方の闇に向けてみるが、まぁピントが合わないこと。そんなことをしていると、こんどは「9番線に列車がまいります」の自動放送。
この行先のない言い回しは臨電。「やっぱり9番線に来るのか」と慌ててエスカレーターを降りて上って9番線へ回る。
府中本町行を待つ客が並ぶ中、恥を忍んで6連の停車目標のあたりに陣取ると、入ってきたのは国鉄色の183系だった。あずさ色に同じく私はダイヤをまったく把握していない。
人が多く、アングルは制約される。そんな中なんとか1枚撮ったら…さっきISO6400に設定してたんだ! カメラのプレビューでも粒子が見えるような画像が出てきて、慌ててISOをいつもの設定の「オート」に切り替えて撮り直す。
183・189系(西船橋)
この1枚を撮った直後、ヘッドライトが明るくなりすぐに発車。国鉄色の183、あずさ色より相性悪いかも。土曜も撮れなかったからな。この1枚も人が多い9番線に来るもんだから、ビニール袋がかかっちゃってるし…。
なお、この車両は田町のH61編成。両端がクハ189、中間4両が183系の6連だ。
205系(西船橋)
そもそも西船橋—南船橋のたった1駅間・6分走るだけのこの列車が30分も10番線に入ってるのがいけないのだ。
あずさ色も9番線に来ると困るので、反対ホームには戻らずここで待機する。
205系(西船橋)
元総武線であるケヨM2の府中本町行は国鉄色183系を眺めていた客たちを呑み込んだ。この後なら9番に来てもいいんだが…。
けっきょくあずさ色入線より先に10番の南船橋行チョン行が出発した。そして8分後、10番線にゆっくりとあずさ色がやってきた。
183系(西船橋)
9番線には南船橋からの府中本町行が来ていて、そこから降りてきた人々に遮られるかと心配。しかし、その列車が出てしばらく経たないとあずさ色は出られないわけで、これは停車時間がけっこうあると見た。
183系(西船橋)
せっかくのゆったり停車なので、元いた11・12番線ホームへ戻る。
183系(西船橋)
三脚を置いたところで、11番線に東京行が来るとの放送。…やっぱりあまのじゃくだ、あずさちゃんよ。いや、朝も含めて私の動き方のせいか?
205系・183系(西船橋)
東京行はとっとと出て行った。
183系(西船橋)
窓回りの水色の下にはラベンダー色の帯があるのだが、かすんでしまっている。そろそろ再塗装してあげてもいいんじゃないの? アイボリーに緑赤帯+ベージュの「グレードアップあずさ」色とかも1本くらいはあっても面白いと思うが。
これにて西船橋から撤収し、下総中山へ戻る。寒さに耐えきれず帰った土曜に比べ、暖かい夜だった。
E231系(下総中山)
早朝と深夜、総武緩行線と中央緩行線は分離される。黄色の電車は純粋な総武線となって御茶ノ水—千葉間に収まり、中央線は東京からの各駅停車が走る。このスタイルの間は、御茶ノ水では緩行線三鷹方本線が折り返し線となる。
209系500番台(下総中山)
上り2本目に209系500番台が来て、いい区切りがついたので終了。駅の近くの駐車場に停めた車で帰宅。
国鉄色183・189系は1枚しか撮れなかったが、総合的にはまた夜に出かけてよかった、というところだ。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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