2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2019/10/21

19.10.21 兵庫へGo!・12/新開地・湊川・新神戸・南船橋

新開地駅で神鉄にのりかえる。

おさらいすると、神戸地区のターミナルがバラバラだった阪神・阪急・山陽・神鉄の4社をつなぐためにできたのが神戸高速鉄道。
標準軌の阪神・阪急・山陽は神戸高速鉄道東西線で線路がつながり、狭軌の神鉄は神戸高速鉄道南北線として湊川駅から400mだけ延伸する形で東西線と接続する新開地駅に乗り入れた。

Wikiによれば、神鉄からの線路については国鉄神戸駅近くに高架線で進み高速神戸駅(神鉄のみ高架)が終点となる計画だったが、国鉄の反発などいろいろあって新開地接続に変更になった。
湊川公園から一方通行で多聞通に達したあと東へ進んで相生町で北へ進路を変える道路があるが、神鉄が当初進む予定だったルートとほぼ被っているそうだ。

体制変更により、現在は東西線が阪神神戸高速線・阪急神戸高速線(高速神戸—新開地間は阪神神戸高速線と重複)、南北線が神鉄神戸高速線と名前を変えている。


(新開地)(i)

東西線と南北線ののりかえコンコースにある立食いそば屋。その名も「高速そば」。
行灯看板は「うどん」が前に来ているのが面白い。
南北線(神鉄)ホームへ向かって下り坂となっている途中にあり、まじまじと見ていると平衡感覚がおかしくなってくる。
店員のオペレーションが高速かは確認していない。


夕方ならではの


1300系(新開地)

神鉄ホームに行くと、黄ばんだ1353Fに再会。


3000系(新開地)

真ん中には3017Fの快速。
ここまでまったく見なかった快速は、新開地18:30・19:00・19:31発の3本のみの設定。
上りは朝に3本。ともに平日のみ運転で、夕方ならではの列車である。
快速は粟生線列車のみで、上りは1本が粟生始発・2本が小野始発、下りはすべて粟生行となっている。
停車駅は湊川・鈴蘭台・鈴蘭台西口・西鈴蘭台・押部谷で、押部谷以西は各駅停車。鈴蘭台までの有馬線内では、長田を通過するのが準急との差。


1300系(新開地)

種別が飛んでしまっているが、準急。標識灯は運転台側のみ白点灯。
有馬線内で粟生線列車も加わり本数が多い区間の丸山・鵯越だけを通過する種別。
ドアからステップが張り出しているが、よく見るとホームと車両の床は高低差が結構あるな。


3000系(新開地)

快速は両側の標識灯が白点灯。


3000系(新開地)

側面も種別幕と方向幕がセパレート式の3017F。
快速列車英字表記は「Rapid Service」や「Rapid」が一般的だが、神鉄ではRAPID EXP.と快速急行風の表記になっている。


5000系(新開地)

5013F。
平日の18時台で、帰宅ラッシュが始まっている。



6000系(新開地)

ミュージアムトレインが到着。戸袋部に額縁がある。
阪急9000系との共通点が多く、木目デコラの濃さも阪急に近づいたが、阪急9000系よりは薄めだそう。
川重製であるが、ドア脇のにぎり棒が日立A-trainに用いられるタイプ。私が普段利用するメトロ東西線でも05系最終ロットや東葉2000系がこのタイプで、実際は筒状になっていないため非常に掴みづらいものだ。
阪急9000系は日立「A-train」ブランドのアルミ車体であるが、この6000系はステンレス車体で、川重の「efACE」ブランドである。

川重efACEはステンレス構体とアルミ構体両方があり、アルミ車についてはA-trainと混同しがちである。
例えば、西武30000系は日立A-trainだが、40000系は川重efACE。メトロ16000系は1・2・5次車が川重efACE、3・4次車が日立A-trainとなっている。
日車ブロック工法の京成3000・3100形が総合車両製作所でも造られているなど、特徴的な形でも意外なメーカーが造っている例はよくある。
A-trainタイプのにぎり棒も、阪急車とのパーツの共用による経費削減などの目的があるのかもしれない。



6000系(新開地)

輪切りバナナ風のてつくんは電車の妖精という設定。
小野高校の美術部の生徒が考案したしんちゃんとてつくんは誕生から10年が経過した。この6000系がモチーフとなっているため、有馬温泉駅で見た1109Fにはいまいちマッチしない。
しんちゃんは着ぐるみがあり、イベント等に登場する。その際てつくんは箱形でキャスター付のフィギュアになっていて、しんちゃんが引っ張って出てくるというシュールなスタイルになる。子どもを乗せることもあるようだ。




6000系(新開地)

しんちゃんは犬の男の子。犬でなきゃいけない理由は特にないが、親しみやすいのは間違いない。
神鉄内で新しめの車両の先頭に乗っているしんちゃんのぬいぐるみは徐々に変化している。
以前は目鼻が大きすぎて原画の画調からは大きくかけ離れていたが、いまのやつはかなり寄った感じになった。
歴代のしんちゃんは鈴蘭台駅のコンコースに展示されているそうだ。見たかったな。


(新開地)

ホーム有馬温泉方の人があまり来ない位置の駅名標。バックライトが点灯していない。
駅管理が阪神に移ってから、阪神仕様のものになっている。


3000系(新開地)

お次は急行。正面の標識灯は準急と同じく運転台側だけ白点灯している。
3000系の標識灯はこの3007Fから凹んだタイプになっている。それまでの3本は逆に出っ張ったタイプであるが、3001・3003Fはすでに廃車となっており、3005Fのみが残っている。

急行は下りは平日7本・土休日3本が朝夕にパラパラと設定されている。下りはすべて三田行。
有馬線内は長田・丸山・鵯越・箕谷・神鉄六甲を通過し、三田線内は各駅停車だ。
上りは平日9本・土休日6本。平日の1本のみ粟生線粟生発。粟生線内では快速に栄・木幡を追加した停車駅設定で、つまるところ木津・藍那の2駅だけ通過する。下りの粟生線急行はない。


3000系(新開地)

3007Fは側面に種別幕がなく、表示幕に種別と行先がまとめて表示される。
快速がRAPID EXP.だった理由は、急行より停車駅が少ないからかもしれない。


3000系(新開地)

ボロボロですねぇ。ドアセンサーはロボロボですねぇ。



6500系(新開地)

6000系の3連版・6500系。岡場行。
6000系に続き用いられたオリーブグリーンのモヘア(アンゴラヤギの毛織物)は阪急車と共通。
A-train風ドア脇握り棒は棒形に戻り、座席ユニットはスタンションポールが付いたりドア横の仕切りが高くなったりと、6000系から変化している。
急勾配区間が多い‰会なのにスタンションポールに関しては6000系までなかったんだから、やっぱり神鉄は不思議だ(1000系より前の車両は知らないが)。

そういえば、近所の山陽・神戸市営地下鉄も最新形式は6000台なのは面白い。
そして私鉄各社には4000台の形式が圧倒的に少ないことにも気づいた。忌み番ということなんだろう。
死ぬほど系列分けが細かい近鉄も、死ぬと捉える4000台は存在しない。いま4000台を用いているのは西武4000系、小田急2代目4000形、名鉄4000系で、あとは阪急の事業用車ぐらいか?
例外としては東横線がらみで、東急5050系の10連口が4000台になってたり、営団日比谷線3000系の4000・4500形という変則パターンがある。


起点

3007Fの急行でとなりの湊川駅に移動した。神鉄有馬線の起点である。
3000系の出発は動画撮影。いつも通りここには載せない。


6500系(湊川)

上り線には6505Fが到着。


(湊川)

当然ながら神鉄フォーマットの八角形駅名標。圧迫感がすごい。
当駅で降りたのは地下鉄湊川公園駅と接続しているため。地下鉄に乗れば新神戸駅まで出られる。
まだ余裕があるので、当駅でも神鉄の車両を記録していく。



3000系(湊川)

3011F。午前中に鈴蘭台駅で後追いで撮った編成。


6500系(湊川)

新開地駅にいた普通岡場行が到着。岡場行は平日に普通3本のみの設定。
岡場駅はニュータウンの藤原台の最寄り駅で、2面4線の立派な高架駅だ。


6500系(湊川)

6505Fが準急押部谷行で戻ってきた。
押部谷(おしべだに)は粟生線の駅で、同駅止まりの列車はやはり平日3本のみ。夕方に集中しており、普通1本・準急2本の運転。

当駅で興味深かったのは、写真のようのGパン・黄ジャン姿のホーム整理員が案内放送を行っていること。
このポジションは鉄道好きの学生なんかに人気がありそうだが、写真の方はどうだろうか?
私の使っているメトロ東西線では、朝の始発待ちで過ごす妙典駅で警備員制服の整理員がマイクで話すのが聞こえる。ただしホームのスピーカーではなく自身が携帯している機械から発せられていて、整理員に近めの人だけに聞こえるものになっている。


6500系(湊川)

6500系3本目。‰会HMの6511F。


1000系+1100系(湊川)

わ、出た! 昼間谷上で寝ていた1076Fじゃないか。いつの間に新開地に?
有馬温泉方に1076号、以降1153-1252-1154と続く1+3連を4両固定化した編成。
私が新開地から当駅に動いた際にすれ違ったんだと思う。



1000系+1100系(湊川)

これが謎めく「真ん中Hゴム窓」車両。調べると、昨年3月にリニューアル工事を終えたんだそうだ。
内装は1076号が淡緑デコラ(ドアは塗装)・1150形編成が白っぽい木目デコラだったが、阪急風の茶色い木目デコラに変更され、床も張り替えられた。
1000系列での濃いめの木目デコラは初めてである。
そして側窓は一部固定化を行い、その外ヅラがHゴム支持となったのだ。
うーん…両側と同じ開口サイズで固定にできなかったのかなぁ。今の時代に白Hゴムというのもアレなんだが、それであってもサイズは一緒にしてほしかった。


3000系(湊川)

夕方の快速第2便。ホームのLED表示もRAPID EXP.になっている。


5000系(湊川)

5009FはヘッドライトがLEDになっている。
準急なので標識灯は運転台側のみ点灯。


1300系(湊川)

1373F。1本のみの1370形編成だ。
1370形は、2ドア1300形2連を4連化するために造られた3ドア中間車・1320形2両ユニットを1997(平成9)年に先頭車化改造したもの。
運転台ユニットは廃車した1050形・1300形から移植している。
3ユニット6両あった1320形はすべて1370形化され、2003(平成15)年から4連化された。
1351-1352のユニットと4連を組んだ1371-1372はすでに編成ごと廃車となっており、この1編成4両が現役1370形のすべてである。


6500系(湊川)

‰会編成はその名の通り、標高が神鉄最高の駅である有馬温泉行として当駅から山登りを開始。
整理員が丁寧に送り出したのであった。誇りを持って仕事をしてるんだろうね。


おしまい

神鉄の湊川駅と神戸市営地下鉄の湊川公園駅は駅名が違うほど離れた駅ではなく、簡単にのりかえられた。
地下鉄では特徴車両には当たらず、何も撮らず新神戸駅に進んだ。

新幹線の新神戸駅構内のおみやげ屋は品数が多すぎて迷うが、時間に余裕を設けていたので慌てずに済んだ。
本日は有休を取っているので職場で配るものも買った。対象人数が40人台のため、安い物を買っても荷物がかさばって困る。

旅行をすると職場で小分けのお菓子を配る風習が根付いて久しいが、皆さん勘違いをしてはいけない。「皆さんが働いている日に有給休暇をいただいたので、お礼と人員を欠いてご迷惑をおかけしたおわびを兼ねておみやげを配ります」というコンセプトである。
休業日のみで旅行をしてきた社員がおみやげを配っている光景を何度か見たことがあるが、それは本当のおみやげである。…いや、別に本当のおみやげを配っちゃいけないわけじゃないが、旅行に行ったら何でもかんでも職場におみやげを…という必要はないのだ。


700系(新神戸)

カーブを描く新神戸駅新幹線ホーム。ホーム柵もあり、撮影は制限される。
ひかりレールスター車両を用いたこだま号広島行。


N700系(新神戸)

下り線には続いてN700系。新神戸駅は営業列車が全列車停車する。
また「のぞみ」停車駅では唯一待避線がない駅でもある。
…と言っても、東海道・山陽新幹線でほかに待避線がない駅は熱海駅だけであるが。


700系(新神戸)

上り線にもひかりレールスター車両が登場。次の新大阪止まりのこだま号。
この車両は東海道新幹線には入らない。



N700系(新神戸)

私の乗る列車はN700系。編成はF17で、F編成はN700Aとして新製されたJR西日本所属車にあたる。
復路も往路と同じくぜいたくしてグリーン車。今回の旅も歩き疲れたので、途中寝落ちした。
東京駅まで進む。

新幹線利用時の定番で、地元へはメトロ東西線ではなく東京駅始発の京葉線ルートを選んだが、武蔵野線直通列車がなく南船橋のりかえに。
南船橋では2分接続で、しかも武蔵野線列車は反対側ホームからの出発。
階段から遠い位置で降りて荷物も多い私は走るわけにもいかず、23:36発の東所沢行には間に合わなかった。

雨が降りしきる中次の列車をひたすら待つ羽目に。
以前は南船橋駅の蘇我方はホーム屋根がなかったが、久々に来たら屋根が付いていて驚いた。それくらい京葉線からは遠ざかってるな。当ブログの過去記事の通り、201系や205系が走ってた頃はよく撮った。


209系500番台(南船橋)

結局23:50発の最終西船橋行に乗車。南船橋始発の西船橋行なので、京葉線内完結の列車だ。

これにて旅は終了。
西船橋駅からはタクシーで自宅へ帰るのも、おみやげを持ったときの定番の帰り方だった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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