2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2019/10/19

19.10.19 兵庫へGo!・2/山電

直通特急と普通車で白浜の宮駅を目指す。

前記事では明石海峡大橋以降の車窓のことを書いていなかったが、山陽電鉄本線の周りは廃線跡が多い。
別府(べふ)鉄道、国鉄高砂線、播但線(飾磨港線)、姫路市営モノレールなどだ。

白浜の宮に来るまでに見たのは別府鉄道と高砂線の跡。
山電は両線を跨ぐ立体交差を構築していて、別府駅は廃線跡の上の高架駅だ。
ともに線路跡は遊歩道や車道に転用された箇所もあり、尾上の松駅手前では高砂線の尾上駅跡の車輪のモニュメント、駅の先の加古川のたもとでは山電に並行する築堤とガーダー橋が転用された歩道が車窓から見えた。

西新町駅の手前の明石川では現在の線路に並行した歩道橋がかかっており、どう見ても鉄道橋の流用に見えた。
おそらく西新町駅が高架化される前に山電本線が使っていた橋なんだと想像できた。


弾丸ツアー

大塩駅から3つめ・白浜の宮駅に到着。山電本線には浜の宮駅もあってややこしい。


3050系(白浜の宮)

下りホーム姫路方先端は店舗ビルを避けるように狭い幅で延長されている。点字ブロックより線路側のほうが広いのがわかる。
ラッシュ時のみ直通特急が停まるため、何とか6両対応になっているのだ。


(白浜の宮)

ホームからはキンキラキンの仏様。駅名の「宮」は神様が居るところだから、この仏様は関係ないっぽいな。
その奥に松原八幡神社があり、けんか祭りで有名だそう。祭のときは直通特急が臨時停車するらしい。


(白浜の宮)

駅名標はカッスカス。


(白浜の宮)

仏様は松原八幡…の裏にあるお寺のものっぽい。
足元に何かいるのはリアルタイムでは気づかなかった。
きんさんぎんさん(若者は知らないか…)っぽいが、キンキラキンだから「きんさんきんさん」か?

小雨が降る中、旅の出発時同様折り畳み傘をさして県道402号線を西へ進む。
山電本線と並行した道だが、線路との間には住宅が並んでいる。

目指すはカーブとトンネル出口の2つのアングルで列車を迎えられる場所。
山電の撮影ポイントはリサーチしておいた。確保済みの新幹線の時刻との兼ね合いで、今向かっているのは選択肢にしていたポイントのうち一番姫路寄りの場所だ。
できれば最初は西代寄りの滝の茶屋駅なんかでスタートして、宿をとった姫路へ向かって徐々に西へ進めれば…と思っていたのだが。

スマホのGoogle Mapsと時計をガン見しながら、目的地への曲がり角をのがさず到着。駅から7〜8分で着いた。
そして、ほどなく踏切鳴動。新神戸から1本も乗り間違えられない弾丸移動でギリギリ間に合った。




3000系(白浜の宮—妻鹿)

ひゃっほう♪ やっぱり走行シーンはいいね。
子どもの頃にコロタン文庫なんかで見た山電はこの色だ。正面はヒゲ面の山男のような、紺の配分が多すぎるところが個性。
クリーム色はわが地元の京成赤電のそれより青味が強い。神戸で顔を合わせる阪神青胴車とも似ているが、青胴車のほうがクリームも紺も多少明るい色味をしている。
HMは時期によって変えながら何かしら付けていくようだが、素の姿も撮りたいなぁ。
2両目の3500形だけ胴が下がっているのが気になるな。


(白浜の宮—妻鹿)

姫路方を向くと、そこにはステキなレンガポータルのトンネル。
3030Fが妻鹿(めが)駅に入ったところが見えている。
その3030Fは妻鹿駅から4つ目の終点・山陽姫路から折り返してきてここにまた現れる。
小雨が続くが、そこまでは絶対に待つのだ。


阪神8000系(白浜の宮—妻鹿)

8241Fは私が板宿から大塩まで乗ってきた編成。
直通特急表示は、神戸高速線区間が各駅停車になる列車。


5000・5030系(白浜の宮—妻鹿)

山陽車の直通特急。こちらも直通特急表示だ。
編成は姫路方先頭が5604の5008F。5000系4連に5030系2両を組み込んで6連とした編成。
HMはすれ違ってきた5000系列にも結構付いていた印象。この編成のものは「山陽沿線 秋祭り」だ。
5000系は界磁添加励磁制御、5030系はVVVFインバータ制御で新製された。
5000系列はセミクロスシート車で、6連12本が直通特急や特急に、4連2本はその他の列車に使われている。



3050系(白浜の宮—妻鹿)

大塩から白浜の宮まで乗った3050系3058F。3000系3030Fと比べるとヘッドライトケースの横幅が狭い。
ヘッドライトケースは3050系の3本目までは3000系と同じだったが、4本目以降はこのスタイル。
ゆえに、ケースの横幅が狭いのは3050系編成となる。


3050系(白浜の宮—妻鹿)

この場所では、下り列車が通ると上り列車がやってきて、その後空白が続いて…という繰り返しだ。
また鋼製3050系、3064F。アルミの3050系とか、うそアルミ(アルミ電動車に溶け込むように銀色っぽい塗装の鋼製制御車)とかうそ鋼製(鋼製制御車と組むので塗装したアルミ電動車ユニット)とかもあるのでバリエーションを撮りたいのだが。


阪神8000系(白浜の宮—妻鹿)

阪神8225Fの直通特急。この幕の直通特急は神戸高速線内の西代・大開・西元町を通過する。
このあとのもうちょっとダイナミックな角度はブレて失敗してしまった。…この1枚もブレてるけど。 


5000系(白浜の宮—妻鹿)

5014F。5030系が混じらない5000系オンリーの6連。
真っ白なLEDの標識灯が点いている。ここでは直通特急が来ると直通特急が来るのだろうか?
こちらのHMは「B-1グランプリin明石」。
よく見ると、運転台窓の貫通扉寄りの下の角に6両編成を示す○6が車内側へ向けて貼ってある。


3000系(白浜の宮—妻鹿)

直通特急とすれ違って3030Fがトンネルの向こうに登場。




3000系(白浜の宮—妻鹿)

レンガポータルと3030Fの組合せも撮れた。
この列車そのものは阪急神戸三宮行であるが、東二見で車両交換を行うため3030Fは入庫し、この日は終車まで寝っぱなしとなる。
今回選んだ新幹線で来た場合、滝の茶屋で待ってたって来なかったのだ。このポイントの存在を事前に知れてよかったな。


完走…?

白浜の宮駅へ戻る。雨は相変わらず。


(白浜の宮)

上りホーム西代方にはこんな看板。当駅に停車する直通特急は、次の停車駅が大塩となる。



3050系(白浜の宮)

先ほどカーブで撮った3064Fが上り列車で登場。
リニューアル工事で側窓の窓桟は黒色に、車端は固定窓になった。
3000系列の先頭の連結器は5000系列のようなスカートがない中のライトグレーで、模型車両の「ダミーカプラー」のようなお飾り感がある。


3000系(白浜の宮)

引き続き下り列車に乗る。ヘッドライト間隔が広いので3000系編成とわかる。3連の3014F。
付番の法則から、3000系は西代方3000形の下2ケタが姫路方先頭車3600形の下2ケタの倍になっている編成が多いようだ。


3000系(山陽姫路)

2面3線の山陽姫路駅に到着。途中、飾磨港線跡の遊歩道や姫路市営モノレールの遺構も見られた。
早速山電本線を完走してしまった…と思ったが、きょうは西代—板宿の1駅間だけ通っていなかったんだった。


(山陽姫路)

3000系を終端側から真正面で撮りたかったのだが、私がそこにたどり着く直前になぜかオッサンが写真の位置に陣取ってしまった。まるで動きを読まれているようだったが…それはないだろう。しかし、ピクリとも動かなかったなぁ。


(姫路)

外に出て、JR姫路駅を撮る。このあと昼食を摂るのに決めていた飲食店へバスで向かったが臨時休業でスカされた。
そこからそこそこの距離を歩いて姫路城へ入るのは予定通り実行。
姫路城、凄かったなぁ…そして広かったなぁ。
ブログの趣旨から外れた話題をたくさん書いちゃいそうなので、いつも通り非鉄の観光の詳細は載せない。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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