2013/07/23

13.7.21 南房・中房・そと房・3

大多喜駅に到着。車庫を備え、いすみ鉄道の中枢となる駅だ。
私が着いた頃、いすみ350形がソロリと動いているのが見えた。


画期的なレトロ車両

前記事の国鉄形に加え、これまた会いたかった車両がいすみ350形。
今年営業運転開始の新製車であるが、そのルックスは鉄道ファンをアッと言わせた。



いすみ350形(大多喜)

国鉄キハ20系を意識した車体デザインのいすみ350形。ちなみに先に撮ってきたキハ52は両運転台車キハ20の2エンジンタイプで、キハ20系の一員である。
足回りは1年早く登場のいすみ300形と変わらないが、車内はイベント対応仕様のロングシートとなっている。



いすみ350形・いすみ200'型(大多喜)

顔だけを見ると年齢が逆転して見えるが、201号は元をたどれば1989(平成元)年運行開始のいすみ100形であり、351号の24歳年上となる。



いすみ200'型(大多喜)

トップナンバーの201号。開業時に登場したいすみ100型が2度の仕様変更を経ていすみ200型、いすみ200'型と形式を変えた。


いすみ200'型(大多喜)

建屋内には206号。



いすみ300形・いすみ350形・いすみ200'型(大多喜)

上総中野方の踏切からの眺め。2年前と比べると新車が加わり華やかになった。


いすみ200'型・キハ52(大多喜・2011.5.27)(再掲)

こちらが2年前の訪問時の写真。私のカメラも前のものだった。
この時点で204号は引退済みで、いすみ200'型6両とキハ52という、い鉄の営業車両全車が写っている。左端にはいすみ200'型が縦列に2両いる。


いすみ300形(大多喜)

木陰に隠れているのがいすみ300形302号。新潟トランシス製NDCで、真岡鉄道や松浦鉄道に似た顔の仲間がいる。こちらの車内はセミクロスシートだ。


いすみ350形(大多喜)



いすみ350形(大多喜)

駅に入りホームから撮影。
路面電車系や地方第三セクター鉄道会社で「レトロ車両」というと、木造車風で「そもそもこんな車両は日本になかっただろ」というものが多いのだが、このいすみ350形は昭和中期のノーシル・ノーヘッダーでHゴムを用いたリアルなレトロ感。この車両の製造中の写真を社長ブログで見たときに「よくぞやってくれました!」と感心した。


いすみ300形(大多喜)

いすみ300形・いすみ350形とも大きなムーミンファミリーのイラストが貼られている。




いすみ200'型(大多喜)

202号。現在いすみ200'型はここで撮った3両のみに減少。
今後いすみ300形・いすみ350形各1両の増備と、元・久留里線のキハ30 62(国吉駅に留置中)が戦列に加わり、いすみ200'型を淘汰する予定だ。


カレー味で

車で訪れ駅にも入ったのに何も落とさないわけにいかず、大多喜駅の売店で買い物。『い鉄揚げ』のノーマルなやつを手に取ると、店員のおばちゃんにカレー味の試食を勧められる。「賞味期限が近いので、カレー味とソース味は値引きしてる」との案内。
ならば買いましょう、と結局い鉄揚げの3つの味すべてを購入。ほか、「千カウ」 の文字の入ったメモ貼りマグネットも買った。おばちゃんは商魂たくましくいろいろ勧めてくるのだが、シャイな人は困るかもな。

351号の走行シーンを捕らえるべく、ひと駅移動して城見ヶ丘駅近くへ。思ったより早く踏切が鳴いたと思ったら、下り列車だった。




いすみ300形(城見ヶ丘—大多喜)

やって来たのは301号。なのはなカラーも鮮やか。このカラーリングは真岡や松浦の車両より勝っていると思う。

訪れてみて気づいたのは、ここは桜シーズンにいろんな意味で話題になる撮影ポイントエリアだ。この日は小湊鐵道も含め、走行シーンは行き当たりばったりでポイントを見つけて撮ってきた。351号は線路の反対側から撮ろうと回り込んでいたら、思った位置に着く前に列車が来てしまった。



いすみ350形(城見ヶ丘—大多喜)

中途半端な位置での撮影。光線も逆光だ。
城見ヶ丘だけに、大多喜城がアングルに入った。大多喜城には昔入ったことがあるが、歴史博物館となっている建物内は思いっきり鉄筋コンクリート構造丸出しになっている。1975(昭和50)年の建物だ。



いすみ350形(城見ヶ丘—大多喜)

日を浴びてキレイな発色をした351号。

カレー味がいまだ口に残る中、い鉄の撮影は終了。「マリンブルー南房総号」記録のためヤンマーカーブへ移動する。
いすみ200'型の走行シーンや国吉のキハ30も含め、い鉄は再訪問が必要だな。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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