2018/09/30

18.9.20 信越“&”ルート・20/小諸駅・しなの鉄道線

戸倉から小諸行638Mでしなの鉄道線を進む。




列車の運用と私の運用

上田から東へは初めての乗車区間。
次駅・信濃国分寺の辺りで北陸新幹線の立派な斜張橋が千曲川を渡るのが見える。
新幹線は川の向こうでそのまま山につっこんでいく。
田中駅は「た」にアクセントを置く読み方。関西の「な」に置くのともまた違う発音だ。


115系(小諸)

小諸駅2番線に到着。乗ってきた2連のS27編成。



115系(小諸)

向かいの3番線には当駅始発・S9編成の軽井沢行762M。
638Mとは4分接続で、2連列車から3連列車へのリレー。
勝手知ったるのりつぎ客たちは我先にと空席を目指し突っ込んでいった。
昨夜の上田駅同様、ホーム階段を向いた側にのみ「軽井沢行」の行先板が掲示されている。


115系(小諸)

S9編成を小海線ホームから。
乗務員室小窓の上まで雨樋がある。雨樋はライトグレーに塗られているため、アクセントになっている。
…まぁアクセントだらけの塗装ではあるが。



小海線キハ110系(小諸)

4・5番線は中央東線の小淵沢駅と当駅を結んでいるJR小海線ののりば。
「八ヶ岳高原線」の愛称が付けられた山梨と長野の内陸路線ながら、佐久海ノ口、海尻、小海、海瀬と4つも「海」が付く駅がある。
小淵沢と小諸を結ぶ小海線…と「小」も並んでいるが、「小」で始まる駅は小海を含めた3駅のみのようだ。


115系(小諸)

762Mが出発。目指すのが軽井沢なのは同じだが、私は予め立てた計画に沿って当駅でひと休み。



小海線キハ110系(小諸)

列車は小淵沢行230D。キハ111ー112ユニットの109号。


小海線キハ110系(小諸)

5番線は頭端式となっていて、真正面ではないがこういうアングルで顔を撮れる。


115系(小諸)

さて、私が乗るのは762Mの29分後に出る764M。
編成は、えー…S27編成。いや、なんだかそのまんまいるなぁとは思っていたが。
つまるところ、小諸止まりで来て→小諸始発の762Mにリレーして→自分は残って762Mの次の列車に…という運用。
図らずも私はこの編成の動きをなぞる予定を組んだわけだ。


115系(小諸)

妙高高原方クモハ114-1514車内。パンタのないクモハ114は2連を組むために先頭車改造で生まれた車両。


115系(小諸)

トイレはしな鉄では車庫に処理施設がないためか不使用。トイレ扉には「業務室」のプレートが付いている。
ただし『ろくもん』はトイレが使われている。処理はどうしているんだろう? 長総かな?
トイレの向かいはクロスシートというのが定番であるが、この車両はトイレのドア開口部の正面にこそかからないものの、ロングシートが設置されている。


115系(小諸)

軽井沢方クモハ115-1040車内。こちらは新製時からのパンタ付クモハ。




115系(小諸)

淡緑デコラ、青モケットの原型ボックスシート、窓際のミニテーブル(急行形より小さいので「ミニ」が付く)、帽子掛け…国鉄時代そのまんまだ。
国鉄時代はさらにミニテーブル下に灰皿が付いていたため、跡が残っている。

次のしな鉄下り列車を迎えるため再度小海線ホームへ。


(小諸)

JR側の側線の終端。
レールぐんにょりタイプはよく見るが、実用性よりデザイン性を重視したような形に思えてしまう。


(小諸)

JR側から駅名標を撮る。木造上屋だからか、屋根下なのに吊り下げ型ではない。
うしろの115系はなんだか交直ローズピンクに見える。



115系(小諸)

これが計画通りに迎えた、スカ色S16の長野行2641M。助士側に「長野行」の札。走行中も出してるんだな。
復刻塗装編成の中でいちばん撮りやすいダイヤに入っていたのがこのS16。今回のしな鉄詣ででは常に追いかけた編成となった。



115系(小諸)

史上スカ色の115系は中央東線用として三鷹→豊田の所属しかなかった(他区転出後しばらくそのままの色、というのはあった)中、2014(平成26)年に、長野総合車両センターのC1編成がスカ色に復刻されたことがあった。
当時JR信越線からの直通列車として乗り入れていたこの区間も走った。
ただ先頭のタイフォン下の塗り分け線のカーブが急で、バッタモノ感が否めなかった。


115系(小諸)

国鉄・JR時代の1000番台のスカ色はわずかの存在だった(なのにKATOが古くから模型化していたのは強烈に憶えている)。スカ色と雪切室という組み合わせはレアなのだ。



115系(小諸)

塗装こそJRロゴのない国鉄…昭和スタイルだが、側面方向幕・シングルアームパンタ・車外スピーカーと、平成を生き抜いてきた姿がそこにある。
国鉄時代のスカ色115系1000番台の側面方向幕は準備工事のみであった。



115系(小諸)

何度も撮ったS16編成ともこれでお別れだ。




小海線キハ110系(小諸)

小海線の次の列車は両運転台キハ110の109+120の2両編成。12:16着の225D。
キハ110系は国鉄急行色や首都圏色も期待したが、当駅での2本の小海線はともにノーマルだった。
そういえば、キハE200形というのもあったんだな。
今回の旅は各所でこのキハ110系を撮った。115系の居る所キハ110系有り、という感じ。



115系(小諸)

764M車内へ。私は写真右側(北側)の手前から二番目のボックスに座り、12:21に出発。
しな鉄同士のリレーはなく、小海線225Dからののりかえ客を受けた程度でガラガラだ。

次の平原は車掌車を改造した待合室があるだけのしな鉄では珍しい駅で、ローカル感が増してくる。
平原までは右の車窓を見ていれば並走する小海線の東小諸・乙女両駅があったようだが、一切見ていなかった。




(御代田—平原)

平原を出てから車窓を撮る。雨が降り出しており、浅間山らしきものもよく見えない。
地名とは裏腹に、この車窓はあんまり平原(へいげん)ではないなぁ。


(御代田)

御代田駅ホームの法面(のりめん)にはナゾの壁画。
ピラミッドのようなものとジャージー牛っぽい動物。外国の姉妹都市の風景か?

信濃追分駅からは森と別荘が点在する風景が始まる。
かつて季節特急「そよかぜ」の終着駅だった中軽井沢駅はキレイに整備されていて、駅前ロータリーの落葉樹は早くも黄葉が始まっていた。
4日前、海に近くまだまだ暑い新潟市でスタートした旅だが、高原の避暑地に来た実感が沸く。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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