2012/05/15

12.5.5 ホリ回鎌倉・1

GWというと、臨時列車が多く設定される。GW限定で、過ぎるとまたしばらく設定がない、というものもある。
そんな列車のひとつが「ホリデー快速鎌倉」。現在唯一の存在となった115系スカ色6両固定というトタM40編成を用いた列車。113系亡き今、横須賀線を走るスカ色近郊形としても注目を浴びる。

1990(平成2)年に湘南色115系による小山―鎌倉間の運行で始まったこの列車、現在は南越谷―鎌倉間を専らトタM40で運行するスタイルとなっている。

今回はこの列車を撮りにいくことにした。…と言っても、客扱い運行は朝と夕方。
列車は朝南越谷を出て、武蔵野線→武蔵野貨物線→東海道線→横須賀線と進み鎌倉で客扱いを終える。折り返しができる逗子まで回送されたトタM40は、その後2時間かけて同じルートを戻って武蔵野線の東所沢に昼寝に来る。この昼寝が1時間半というから、いったい何のための回送なのかナゾが多いが、いろいろ都合があるんだろう。

私が狙うのは真っ昼間の東所沢から鎌倉への回送列車。場所は武蔵野線内にするか…と考えたのだが、家を出たのが遅く、東西線~中央線で西国分寺へ出ても、列車はすでにその西国分寺を後にしているタイミングで到着することがわかった。大手町で東西線を下りて、東京駅の横須賀・総武快速線地下ホームへ出た。


いざ保土ヶ谷

E217系15連の2号車ボックスシートに陣取る。GWの真っ昼間。列車は成田空港発逗子行だが、この東京では5分停車。横須賀線区間へ向けて仕切り直しをするような設定だ。
座席数に余裕を持ったまま走り続け、新川崎に到着。ホーム東京方に撮影者1名。ここで上り線の隣の線路に115系が現れるんだろう。降りようか考えたが、デジカメではわずかしか撮っていない東海道線の列車も撮れるところを求め、結局保土ヶ谷で降りた。

先客2名。私はその2人とは離れた横須賀上り線方に立った。線路間には障害物があることと、お目当ての6連をなるべく横長に収めたいなという考え。


185系特急「踊り子」(保土ヶ谷)

まず現れたのは上り「踊り子」。踊り子標準色の185系。踊り子色とも言える斜めストライプ塗装も1編成に復刻されているので、それにも会えるか期待。



E217系(保土ヶ谷)

保土ヶ谷駅は横須賀線列車が停まる駅。あくまで線路は東海道線であり、横須賀線は大船―久里浜間が正式な区間だ。



湘南新宿ラインE231系(保土ヶ谷)

逗子行の湘南新宿ライン。宇都宮線宇都宮発の列車で、運行経路上にホームがある駅にはすべて停まる。このヤマU512の先頭車の顔は帯周りの補修跡が目立つ。


E231系(保土ヶ谷)

東海道線はホームがなく通過。コツK-37はその名の通り国府津車両センターの編成。




185系特急「踊り子」(保土ヶ谷)

またもや185系。東海道線東京口定期旅客列車は211系が撤退し、国鉄形はこの185系だけになった。こうしてみると、レール方向の車体の湾曲が見て取れる。
この列車はB編成7連+C編成5連という12連。時刻表で調べると伊豆急下田・修善寺行の踊り子117号のようだ(こういうときLED運行番号が切れて写るのが困る)が、撮影データの時刻と見比べるとかなり遅れての運行だった様子。B編成は元リレー号用200番台で、ヘッドマーク下のルーバーにフタをしてある。



E259系特急「成田エクスプレス」(保土ヶ谷)

E217系とともに我が地元でも見られるN'EX。大船始発の列車で6連なので、私には違和感がある。東京で山手貨物線方面からの列車と併合して12連で空港へ向かう。


E217系(保土ヶ谷)

横浜―大船間は2階建てグリーン車2両を組み込んだ15・11・10連の普通列車が複々線で走っている。ホントにぜいたくな区間だ。


E231系(保土ヶ谷)

快速「アクティー」。音引き(ー)が入る表記がダサいのだが、逆にそれに則らず「アクティ」と表記しているRF誌5月号の快速特集にはとてもガッカリだった。アクティーは東海道線列車のみ走る区間で通過運転を行うが、設定当初に比べると通過駅は徐々に減り、現在は辻堂・大磯・二宮・鴨宮の4駅しか通過しない。


E231系(保土ヶ谷)

E231系はE217系より後発の系列だが、正面デザインはチープ感。常磐線用のように、正面マスクは白地にするといいと思う。中央・総武緩行線用も同じ。



湘南新宿ラインE231系(保土ヶ谷)

小山車両センターのE231系は編成番号が昔ながらの札表示。一部の編成は国府津車のように白文字ステッカー表記も併記されている。



湘南新宿ラインE231系(保土ヶ谷)

国府津車の湘南新宿ライン特別快速。湘南新宿ラインは宇都宮線―横須賀線系統と高崎線―東海道線系統と区分化されている。この列車は後者で、高崎発小田原行。特別快速は高崎線内で通過運転を行うほか、赤羽以南では恵比寿、西大井、新川崎、保土ヶ谷、東戸塚を通過、藤沢から先はアクティーと同じ。



185系特急「踊り子」(保土ヶ谷)

こちらは踊り子119号。GW期間のみ設定の列車でB編成7連。この日の185系「踊り子」の下り最終便で、30分後にSVOもGW臨時最終便が設定されている。
お目当ての115系6連はこの感じで狙う。手前の棒が気になるが、ぐんと手前に下がった位置で撮ってホームが入るよりはいいのかな、と。


E231系(保土ヶ谷)

833Mは東京時刻表で調べると所定横浜14:09発。撮影データは14:37とあり、やはり30分近くの遅延が出ている。横浜→保土ヶ谷は横須賀線発→発時刻で3分ほど。



E233系(保土ヶ谷)

833Mの3分後にやってきたのは837M。東海道線E233系は初撮影で、これはチタNT6。東海道線用E233系はE217系の再転属に伴い国府津に2本が配置されて少数派の存在だったが、昨年度から211系の置き換え用として続々と田町に配置され、211系はあっさり一線を退いてしまった。
こちらは所定横浜14:32発。撮影データは14:39。本来なら間に所定横浜14:18発の835Mが入るのだが、何かあったんだろう。


E217系(保土ヶ谷)

成田空港行なので「エアポート成田」。相変わらず正面の愛称表記はほどんど読み取れない。



E233系(保土ヶ谷)

立て続けにやって来る東海道下り。これが835Mだ。撮影データは14:42。5分間で3本の普通列車が慌てて走り去っていった。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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