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2009/10/18

09.10.18 ノーマル総武線とアブノーマルハゲサロ

JR稲毛駅に到着。

デジカメを手にして撮影活動復帰後、総武線(中央・総武緩行線。…面倒なので総武線と書く)の列車はまだ撮っていなかったので、緩行線ホーム中野寄りに立って普段着の総武線車両を記録する。
そもそも青電撮影の流れで来ているだけので、この場所で撮ろうと考えていたわけではないが、中野方は架線柱やロケットがあり、スッキリ撮れる場所ではないようだ。


209系500番台(稲毛)

最初に現れたのは209系500番台の上り列車。総武線から103系と201系を淘汰するために現れた車両。京浜東北線や南武線に投入された209系をE217系ベースで広幅化した車体で、通勤ラッシュの激しい総武線には少しでも幅が広ければ有難い。
投入は新機軸よりもひとまず広い車両をというノリだった。1本のみE231系のベースとなる209系950番台で、6ドア車や銀色の前頭部などが500番台との見た目の違いで、のちにE231系900番台に改番された。

この後、来る列車来る列車E231系ばっかりなのは驚いた。調べると209系500番台は12本でE231系は47本と圧倒的に多い。しかも写真の列車は本来はE231系が走るB運用表示だった。


E217系(稲毛)

横須賀線120周年のヘッドマークをつけたE217系。E217系は113系の11+4両編成を引き継いでいるが、このヘッドマークは15連の両端にあったりなかったりと統一されていない。
E217系はE231系近郊バージョンのベースになった車両。総武線は緩行・快速ともに東京圏の広幅一般形車両の礎のような車両が走っているわけだ。


113系(稲毛)

上のE217系とすれ違いでやってきたのは幕張から回送されてきた113系。営業は千葉以東だが、回送では未だ総武快速線を走行している。
緩行線ホームからの写真なので障害物多し。


E231系(稲毛)

坂を上がって来た下りE231系。元画像は周りに余計な物が入っているが、トリミングしてある。


E231系(稲毛)

三鷹車両センターの209系500番台・E231系は先頭車の車号がそのまま編成番号になっている。209系500番台が少しずつ京浜東北線へ移籍(そこから京葉線にも移った)したため、その補充分で投入された4本のE231系は常磐線投入車の存在で車号が飛んでいる。編成番号は1〜42まで進んだあとポツンと57があり、その次が80〜82となる。さらに元209系950番台の901がある。


E217系(稲毛)

E217系は更新も進んでおり、細かいところでバリエーションが発生している。更新工事を終えた車両は帯が明るくなり、従来車と比べると「色あせちゃったの?」という感じにも見えるビミョーな色合い。
写真の車両は未更新車。運行番号表示器がデフォルトのマグサイン式で残っているが、これも順次LED式に交換中。側面行先表示も初期の幕式の車両はLEDへの交換が進んでいる。
E217系の最新形態はこちらの記事の一番さいごの写真の姿。スカートが強化型になっている。


さて、ノーマルな車両たちをしばらく撮って飽きてきたので上り列車で移動。緩行線の先頭車かぶりつきで進むと、幕張本郷の景色が緩行線内では独特の風情で面白いので降りた。


E231系(幕張本郷)

稲毛から乗ってきたこの列車は女性運転士担当。乗ったときにすぐ目に入りびっくりした。女性車掌はだいぶ増えたが、今や運転士も女性が進出してきているのか。


E231系(幕張本郷)

幕張本郷の中野方は邪魔な構造物こそないものの、ススキや黄色の背の高い雑草が揺れる野趣あふれる景色。黄色い緩行線にマッチしている。
右には幕張車両センターが広がり、営業列車を待っている間でも目は飽きない。


E217系(幕張本郷)


E231系(幕張本郷)

なんと、さっきの列車の次の上り列車も女性運転士。たまたま架線柱がガラスに映り込んだところに顔が見えているのがすごいが、実際は列車が着いてから気づいた。(さらには当記事4枚目の「坂を上がってきた」列車の写真はこの列車と同じ車両で、運転士もやはり女性のようだ)

車両センターのほうは留置車両が多いだけあって、入れ換えで車両がよく動く。
快速上り本線の2本隣にいたE217系の1本が津田沼方へ進んでいったあとしばらく経ってから、あの編成が同じように目の前を優雅に通り過ぎていった。




E217系・Y-9「ハゲサロ」編成(幕張本郷)

ついこないだこちらの記事に書いたあの「ハゲサロ」だ。午前中に駅の稲毛方の先のほうにいるのを京成千葉線車内から目撃し、稲毛から乗った電車からも同じ位置にいるのを見た。
それが、私が幕張本郷に着いてから顔見せをしてくれたのだ。停まってくれたらなおよかったのだが。さすがに走ってる列車を横から撮るとブレる。

見ての通りの醜い状態。グリーン車なのにねぇ。クハの真ん中の帯もカスカス。
サロは全長に渡って屋根が丸屋根。クハはやはり丸屋根型のクーラーキセがあるところだけ帯がハゲている。…ということは、雨水の影響なんだろうか? でも幕帯はカスカスになっていなくて、不思議いっぱいだ。この編成の腰帯は他と違う糊が使われていて、それが溶け出して薄くなっちゃった…とかか?
どうにせよ、趣味的には面白い存在だが、やはり早く更新工事にかけてあげたいものだ。


さらに駅を移る。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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