2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2009/10/11

09.10.11 疑似国鉄・小湊鐵道

木更津から内房線で北へ戻り、五井で列車を降りた。この駅から小湊鐵道が出ている。



小湊鐵道は内房線の五井から内陸の上総中野へ至る路線。
上総中野からはいすみ鉄道が大原へ延びており房総半島横断線を形成しているが、実用で通して乗る人はいないだろう。

いすみ鉄道はかつての国鉄木原線。私は小さい頃の木原線時代に家族で小湊鐵道と乗り通したことがある。たしか、「木原線がなくなる」ということで乗りに行ったような気がする。当時乗った車両はロングだったかクロスだったかも憶えていないのだが、上総中野での接続は悪く、駅前を歩いたりして時間を潰した記憶は残っている。
五井と大原のどちらから乗ったのかはすっかり飛んでいるが、たぶん、大原からだと思う。

木原線は大原と木更津を結ぶ意味の名前で、はじめはその木更津に至る久留里線とつながる計画だった。
小湊鐵道の「小湊」は現在外房線にある安房小湊駅に見られる鴨川方面の地名で、木原線同様半島の反対側の別の土地を目指していた。
いろいろな事情で木原線と小湊鐵道はともに当初の目論見から外れた路線となり、半島の内陸で手をつないだ。


小湊鐵道キハ200形(五井)

キハ200は国鉄キハ20系をベースにした車両。塗色も国鉄一般色っぽく、木更津で会えなかったキハ30の代わりに撮る。
キハ20系との見た目の大きな違いは、正面が張り上げオデコでヘッドライトが2灯振り分けで付いていること。小湊鐵道は京成電鉄の子会社だったこともあり、赤電3100形に通じるスタイルだ。


小海線キハ52(小淵沢・1989.9.16)

キハ20系の2エンジン車・キハ52。車体も窓割りもそっくり。


小湊鐵道キハ200形(五井)

キハ205。客用ドアがプレスドア・側窓が非ユニット窓の初期形車。
クリームでもチェダーチーズのような色の丸いおでこは赤電っぽさを醸し出す。


小湊鐵道キハ200形(五井)

キハ210。非プレスドア・非ユニット窓の中期形車。稼働車では唯一の非冷房車。
テールライト周りの円盤が助手側だけ開かれていた。


小湊鐵道キハ200形(五井)

キハ206。プレスドア・非ユニット窓の初期形車。


小湊鐵道キハ200形(五井)

キハ208。非プレスドア・非ユニット窓の中期形車。「冷房車」のステッカーが掲示されているが、前述のとおり210以外の稼働車はすべて冷房つき。


小湊鐵道キハ200形(五井)

木更津の久留里線同様駅の南側に車庫があり、キハ200が休む姿が見られる。車庫は頼むと見学できるそうで、元をたどると電車出身のキハ5800やSL3両が保管されている。
写真左の色あせた車両は休車中のキハ209で、14両製造されたキハ200形のうち唯一動いていない車両。非冷房のままだ。
3両縦列の先頭はキハ212で、非プレスドア・ユニット窓の後期形車。2両目は唯一ベンチレーターが交換されて形が変わったキハ204。3両目は非プレスドア・非ユニット窓なので、消去法でキハ207。このタイプはキハ207〜キハ210の4両だけだ。

キハ200形はこうしてドア・窓・ベンチレーター・冷房・休車と細かいバリエーションがある。なお、プレスドアでユニット窓の車両は存在しない。


E217系・小湊鐵道キハ200形(五井)

2階建てグリーン車と国鉄っぽい気動車のギャップ。
そういえばこないだ京成で幕張本郷を通ったとき、帯がカッサカサの休車のようなサロを見たっけ。幕張車両センターの緩行線のすぐ隣の線路・ホームの津田沼方端っこ近くに編成で留置されていた。知らなかったのだが、れっきとした稼働車で「ハゲサロ」として有名な車両だそう。グリーン車なのに高級感ゼロだ。

次の内房線千葉方面行きがやってくるので撮影終了。


E217系(五井)

木更津から乗った列車が4連だっただけに、次が15連でとってもヘンな感じ。サロはハゲではなかった。
最後尾の位置で待ってボックスを狙った(写真はそのついでに撮った)が、すでに埋まっていた。ま、ボックスに1人ずつだが。
蘇我まで乗って、帰宅のため京葉線に移る。


201系(蘇我)

9月2日に「2010年夏に京葉線にE233系投入」が公式発表された。
201系・205系を淘汰するための車両で、現在201系担当の外房・東金線直通運用にも対応するため、分割可能編成も作られる。
205系に関しては量産先行車を含む山手線からの外様組がまず対象になるだろう。



201系(南船橋)

201系のスカイブルーは出場のたび濃く鮮やかになっているような気がする。赤LEDのテールライトが光っているときはその青とのコントラストが美しいのだが、こうしてカメラに収めるとテールライトはピンクに写ってしまう。
先頭の写真はドアが閉まらないうちにシャッターを切ってしまった。


205系(二俣新町)

地元・二俣新町にもちょっととどまってフツーの列車を記録。205系の窓には夕空が映り込む。



205系(二俣新町)

暗くなってきたので高感度モードで撮影。なんだか京葉顔の205系ばっかりやって来た。
E233系は最終的に京葉線全列車をカバーする予定のようなので、この京葉オリジナル車の処遇が気になるところだ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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