2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2009/10/05

88.4 品川にジョイトレ集合

前回に続いて、JR化1周年の品川駅での写真。
同じく写真撮り始めの13歳のときの撮影なので、酷い写真が多いが…

21年前で細かい記憶はさすがにないのだが、春休みに品川駅臨時ホームにかわるがわるジョイフルトレインが集まった。
残っている写真を見回すと何日かに渡って撮っているようで、細かい日付はわからないものも。


EF65 1???・14系「サロンエクスプレス東京」(品川・1988.4.3)(d)

「サロンエクスプレス東京」は1983(昭和58)年に登場した初の団体用欧風車両。それまでに存在した旧客や12系改造のお座敷列車とは一線を画す、コンパートメントと展望室を備えた構成で「ジョイフルトレイン」の元祖といえる。
コンバートメント構造が次第に敬遠されると、外観はそのままお座敷車両「ゆとり」に再改造され、2008(平成20)年3月まで活躍した。両サイドの展望車はスシ24やミイラ化したマヤ34などと一緒に未だ尾久の奥で現存。
写真は機関車側が残っておらず、何が牽いていたのか不明。




EF65 1019+12・14系「スーパーエクスプレスレインボー」(品川・1988.4.3)(d)


EF65 1019+12・14系「スーパーエクスプレスレインボー」(品川・1988.4.3)

「レインボー」はJR時代を見据え国鉄末期に登場した欧風客車。車体はレインボーと言いながら赤と白の2色でデザインされている。
7両編成で6両は14系座席車を改造したもの。編成中央の真っ赤な4号車(イベントカー)のみ12系で、車高が合っていない。
機関車は写真のEF65 1019とEF81 95が専用塗色で用意され、前者はEF65 1118号機に後を託し廃車。レインボーは2000年で引退したが、EF81 95とEF65 1118はレインボー色のまま現役だ。



12系「白樺」(品川・1988.4.3)(d)

「白樺」は長野のお座敷客車。12系の原形の顔を保っている。12系のお座敷列車は1980年代に数多く登場した。
もともとは白地に窓周り黄緑という塗色だったが、その後窓周りは深緑になり、のちこの深緑ベースに変更。塗色がコロコロ変わったというのがこの車両の一番強い印象だ。写真の白い貫通扉も、周りの深緑と同じ色の時代もある。



165系「なのはな」(品川・1988.4.3)(d)

「なのはな」は千葉のお座敷電車。菜の花は千葉県花。165系改造で1986(昭和61)年に登場、電車としては初めての本格的なお座敷車両。
晩年前面補強工事で窓下がステンレス地丸出しの「鉄仮面」状態になったが、のち塗装された。交直両用の「ニューなのはな」に後を託して廃車になった。



165系「パノラマエクスプレスアルプス」(品川・1988.4)(d)

「アルプス」は1987(昭和62)年に登場した165系改造の展望電車。車内は個室もあるもののリクライニングシートの開放席中心で、多客臨にも重宝する。見ての通り名鉄や小田急のパノラマカーにそっくりなスタイルで、国鉄が私鉄のマネをしたような不思議な感じだった。側窓も展望第一で大きくとってある。
現在は富士急行に移籍して「フジサン特急」となっている。3+3両の編成を活かして、2分割して運用されている。塗色は楽しげだが若干残念な感じのヘタウマデザイン。でも未だ現役で走っているのは嬉しい限り。





EF58 61+12系「江戸」・20系「カートレイン」(品川・1988.4)(d)

「江戸」はサロン東京の和式版とも言えるスタイルのお座敷客車。サロン東京の14系に対し、こちらは12系の改造車。
お召し機EF58 61はこの頃ジョイフルトレイン牽引によく使われていた。並んでいる20系は「カートレイン」。


12系「江戸」(品川・1989)

こちらはたぶん1年後の写真。一見サロン東京とそっくりな展望車の顔は天窓3枚が加わっている。





EF58 89+12系「ふれあいみちのく」(品川・1988.4)(d)

「ふれあいみちのく」は盛岡のお座敷客車。マイテ49などの昔の特急展望車をガラス張りにしたようなスタイルが特徴。ただ、雪見障子がはめられているため、広々と眺望することはできなそうだ。
こちらは小窓+ツララ切りのEF58 89牽引。89号機は青+クリーム警戒色の時期を経て茶色1色に戻され、61号機とともに臨時列車牽引で人気を博した。



EF64 1001+12系「やすらぎ」(品川・1988.4)(d)

「やすらぎ」は高崎のお座敷客車。展望室の窓は江戸と同じ3枚割ながら、中央の窓を大きくして視界を向上しているのがわかる。その分天窓は中央2枚だけとなった。
専用機にEF60 19が動態保存的に指定され塗色変更されたが、やすらぎ色の期間は調子が悪くあまり顔を出さなかったイメージがある。写真の当時は「アメリカントレイン」専用機として再度塗色変更されており、このEF64 1001が起用されたと思われる。
現在客車はわたらせ渓谷鐵道に移籍、わ01形「サロン・ド・わたらせ」として3連で使用されている。EF60 19は客車の移籍後青+クリーム警戒色の「一般色」となって現役。




EF60 19+50系「アメリカントレイン」(両国・1988.12.25)(d)

話しついでにアメトレ。「アメリカントレイン」は50系客車を改装したアメリカの観光・物産PR列車。
乗客を乗せて走るものではなく、全国の各地に出向いて駅で公開するパビリオン的に使われた車両だ。




12系「オリエントサルーン」(品川・1988.4)(d)

「オリエントサルーン」はその名と外観からは想像できないが、お座敷客車。仙台の車両だ。
車内は畳ではなくじゅうたん敷きで、展望車の顔はやすらぎから発展して、天窓も全面に戻ったスタイル。スカートもついた。テールマークはそれまでの展望客車同様Hゴム支持の窓を設けて登場したが、写真のように同じ柄のプレートを上から当てるスタイルに移行(デフォルトのマークも透けて見える)。プレートがない状態はデビューから少しだけだったようだ。
専用機関車としてED75 711が同じ塗色で整備され、のち707号機などいくつかの専用機が代替わりで登場した。名前の縁から711号機はこの年のオリエント急行来日時に仙台でその先頭に立った。


12系(品川・1988.4)(d)

このジョイフルトレインが次々やってくるイベント中、10番線に休憩車として停められていたのがこの12系。スハフは妻窓が縦長になった100番台車だ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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