2009/09/21

09.9.21 NEW AEを待つ

このブログに頻出しているとおり、いま、京成が楽しい。
最古参3300形は7月に青電・今月初めに赤電が登場し、さらには先日ついにファイアーオレンジが登場してリバイバルカラーが出そろった。
また成田新空港鉄道(Bルート)開通に備えた新たな一般車・新3050形もJR線上を甲種輸送され、北総車と見まがうような青いフィルムを貼った姿を見せた。

そして、京成の新たな顔となる新AE形。宗吾参道で見てはいるものの、走っている姿はまだナマで観ていない。
そんな中、この日本線の試運転があるという情報をキャッチ。私風情で知っている試運転の情報…どこかの駅で撮ろうとするときっと他に撮影者がいるだろうから、ここは地元のマイ撮影ポイントで狙ってみることにした。

車で行きたいが、停める場所がないのでチャリで現地へ。
ところが、線路際に道がある件のポイントが見つからない。路地から踏切を見つけるたびそちらに出るが… なんだかおかしい。
そして気づいた。

「ひと区間となりだ!」

そんなわけで、ひとボケをかましてからたどり着いたのがこの場所。


3200形(京成西船—海神・1989)

20年前の写真。そして、これ以降ここに訪れたのは今回が初めて。
何がマイだ。

先に行ってしまったのは海神から京成船橋へ向かい、京成がJRを越える手前までの区間だ。間違えついでに築堤を道路がくぐる部分のレンガ積みの橋台が健在だということを確認できたのはよかった。


さて、現地着が10時前。情報ではAE試運転は10時半すぎに高砂を出るとのことで、来る列車来る列車でコンデジの連写モードの練習をしながら待つ。過去の記事に数度出てきた、画質が落ちる「高速連写1」ではない。
現場は前後に踏切があり、上下列車の判別は警報機の表示を見なくても鳴り始める順番でわかる。
今回だけ【撮影時刻表示】つき。


【時刻9:58】3500形更新車(京成西船—海神)


【10:00】AE100形(京成西船—海神)


【時刻10:10】3600形「京成電鉄の街づくり」(京成西船—海神)


【10:12】3000形「京成パンダ」(京成西船—海神)


【10:20】都営5300形(京成西船—海神)


【10:31】芝山3600形(京成西船—海神)


【10:42】3400形(京成西船—海神)


【10:43】3700形(京成西船—海神)


【10:51】3700形(京成西船—海神)

11時前にはこの辺りを通るかと思っていたが、AEはなかなか来ない。ハズレ情報だったのか…?


【11:00】3000形8連口(京成西船—海神)


【11:04】AE100形(京成西船—海神)


【11:14】3000形(京成西船—海神)

3008Fの普通列車通過からすぐ、また西船方の踏切が鳴り始めた。
普通列車の続行のような列車はないし、踏切鳴動から列車が現れるまでの時間が格段に長く、明らかにイレギュラーだった。

来た!


【11:15】AE形(京成西船—海神)

やはり速度を抑えている。これなら高速でない連写モードでも多く切れる。




【11:15】AE形(京成西船—海神)

よし、なんとか撮れたぞ。後ろが入らないのは端(はな)からわかってるから、これで十分なのだ。
背後の踏切が開き、浮かれてあわてて追っかけて撮る。


【11:16】AE形(京成西船—海神)

海神コースターを行くAE。手ブレ御免。
踏切で目の前を新スカイライナーが通り驚いたおばさんに声をかけられた。
お「こんどあれがスカイライナーで走るんですか?」
私「そうです。試運転で来ると聞いてここで1時間待ったんですよ」
お「あら、あたしツイてたわ♪」
私「私は1時間待ったんです」
お「(笑)」
…と、敢えて二度同じ事を言って面白く会話を終わらせた。海神を出た3600形VVVF車が見えていたから撮りたかったのだ。


【11:17】3600形6連口VVVF改造車(京成西船—海神)

この列車でここでの撮影は終了。他の撮影者は見あたらなかった。
線路沿いを進み、よさげなポイントを探したが特になし。東中山まで出てチャリを下り、ファイアーオレンジが入ったらしい金町線へ電車で向かう。

乗ったのは上野行普通列車で、特急通過待ちをしてから発車。上野まで一切抜かれない列車だった。私が京成の写真を撮り始めたころは、こうして東中山から抜かれずに上野に着く普通列車が4連の場合もあって、青砥でラッシュ状態になっていたっけ。

車内でふと気づいた。あのおばさんには「AEは本チャンになったらここは通らない」ということを教えてあげたらなお「運がいい」と喜んだかもな。
列車が京成高砂にさしかかったとき、金町行のファイアーオレンジが出発していった。むぅ、快速があったらなぁ…
京成高砂でたっぷり待つ。狭いホームは金町行を待つ人が多く、間違いなく柴又で下りるであろう高齢者がベンチにありつけず立ちっぱなしで待っていたのは気の毒だった。もちろん私も仁王立ちで待つしかなかった。

京成高砂は金町線用高架ホーム設置工事を進めている。駅の金町方はホームへ上がる勾配の高架線が姿を現しているが、上野方に立つとなんら今までの高砂と変わらず、なんだか変な感じだ。
それにしても、金町線を上げるより本線を上げたほうが踏切の遮断時間の減少にもつながっていいと思うのだが…。車庫があることも関係してるんだろうな。

金町線は昼間帯1列車のみの運転になっているようで、やってきた列車は金町線を往復してきたファイアーオレンジ。
最後部に乗って柴又で降りる。


【12:14】3300形ファイアーオレンジ(柴又)

さすがに走り始めたばかりのこの電車を撮りに来る人間は多く、柴又駅には撮影者が10人前後いたかな? その中にはKYな輩もいて… 人がカメラ構えている目の前に出て… ま、その話はいいか。
時期が時期だけに降車客はかなりな数で、改札に至るまで時間がかかる。


【12:17】寅さん像(柴又駅前)

改札を出て駅前の寅さん像を眺めてから、単線区間を走る姿を捕らえようと京成金町方面に歩いていく。
金町からやってきて道路との並行が終わるカーブ外側には先客。その先は線路脇からの撮影はしづらそうだ…
ふと線路の向こう側を見ると、なんだかよさげな場所を発見。そこへ移るため柴又駅側に戻って踏切を渡ったら警報機が…。
もう戻って来ちゃったのか。寅さん像の記念撮影の人が途絶えるのを待ってたのが失敗だった。見ての通り像の写真は諦めの産物。


【12:22】3300形ファイアーオレンジ(柴又—京成金町)

踏切で無理矢理撮った写真。なんだか保存車両のようなピカピカさ。足回りは台車もグレーで若干不満だったり。連結器周りは赤・白・黄のハンドルが鮮やかに映える。こんなのがついているのを意識して見たのは初めてだ。
この踏切は見送った電車に駅で飛び乗れる距離ではなく、帝釈天の人だらけの参道で草だんごを買ってから駅に入る。
3分ほど待って金町行で戻ってきた。


【12:36】3300形ファイアーオレンジ(柴又)

さらに金町からの折り返しを迎える。撮ろうが撮るまいが、1列車だけなのでここまで待たなきゃいけない。


【12:43】3300形ファイアーオレンジ(柴又)

さすがにこの塗装は記憶にある人も多いらしく、話題にしている乗客も多かった。


快速で東中山に戻り、対向列車を待ってみたらこんなのが来た。



【13:05-06】3400形(東中山)

汚れが異様に目立つ3400形トップナンバー。こちらに少し書いた都営5300形の在りし日の姿を見ているよう。他の車両でここまで汚いのはあまり見られないので、何らかの特殊な理由があるんじゃないかと勘ぐる。…ただ汚れてるだけか?

疲れたので、長居はせずに切り上げてチャリで帰宅。
夕方はCATVの野球中継を観ながら爆睡してしまった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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