2014/08/24

14.8.16 湿る中京・5

名駅で昼メシを喰うところを探すが、お盆期間の基幹駅ということもあり飲食店はどこも行列。


(名古屋)(sp)

駅前にある銀色のへんなの。雲行きが…
この先の街へ出てもよくわからないので、名古屋市営地下鉄東山線で栄へ出た。
駅改札から近いところの地下街の店でみそカツと小倉トーストを喰らって腹を満たした(満たしすぎた)ところで再び地下鉄へ。


ピンキー

市営地下鉄もいまはPASMOも使えるようになったので便利だ。こんどは名城線に乗り、平安通駅まで進む。


2000形(平安通)

ナゴヤドーム前矢田行。ナゴヤドームで試合があるため運行されている。反対行きの左回り線では名古屋港行が環状列車に混じって運転されていた。おそらく、名港線名古屋港〜ナゴヤドーム矢田前の運行なんだと推測。
調べてみると、名港線からの列車は通常も大曽根まで運転しているが、試合があるとナゴヤドーム前矢田まで1駅延長している、というのが正しいようだ。


(平安通)

私が名古屋市営地下鉄で唯一乗っていないのが上飯田線。今回はこの上飯田線の車両を撮るのが目的で来た。
上飯田線は平安通—上飯田の1駅間だけの路線で、その先の名鉄小牧線と一体化している。このように、もはや平安通でも小牧線扱いで案内がされている。

2003(平成15)年開業の上飯田線は、名鉄小牧線のターミナル・上飯田駅と名城線の平安通駅を結ぶ「上飯田連絡線」として建設された。かつては名古屋市電が両駅を通って結んでいたが1971(昭和46)年に廃止されたため、多くの通勤客が1kmほど歩いて両駅を移動していたそうだ。流動する人数を考えた場合、全国でも稀なケースではないか。
その間30年あまり。なぜ1km程度の区間をつなげなかったのか、事情を知りたいところではある。



名鉄300系(平安通)

ホームにいたのは名鉄300系。上飯田線のシンボルカラーのピンクをまとっている。壁の装飾やサインは東京メトロ…というかそのベースの営団っぽい。
名古屋市7000形に会いたいのだが、小牧線との路線延長の比率を考えたら編成数は少なそう。上飯田線は0.8kmしかない。

車内へ入ると、床がビチョビチョになっている。「清掃」があったにしてはビチョビチョすぎる。…そう考えると、通り雨があったとしか思えない。三重にいる仲間からは「桑名は大雨」との情報を受けていたところだ。

先頭かぶりつきで進む。次の上飯田駅は上飯田線からの地下のまま。立派な単線シールドトンネル(上下線別)を進み、次の味鋺(あじま)から地上区間となる。雨は止んでいるようだ。
味鋺は立派な相対式ホームだったが、次の味美(あじよし)は早くもローカルムードの島式ホームとなる。数駅前でホームドアのある地下鉄だったとは思えないギャップ。

間内(まない)を過ぎると一旦立派な高架線へ上がるが、こんどは一気に下がっていって掘割の小牧口を通り、そのまま地下線となって、2面3線の小牧に着く。
小牧を出ると、なかなか上り線が見えてこない…と思って外に出たところ、線路は単線になってるじゃないか。何も知らずに進んでくると楽しい。
左には廃止された桃花台新交通「ピーチライナー」の廃線がそのまま残っている。単線高架駅の小牧原、複線対応準備済み高架駅の味岡と進むと、ついに地上の単線区間に突入する。…「味」で始まる駅が線内に3つもある。


300系(田県神社前)

田県神社前(たがたじんじゃまえ)で上り列車と交換。列車から出て対向列車を待つ。ここまですれちがった列車はいずれも名鉄300系だったので、市交車を期待するが…



300系(田県神社前)

名鉄車だった。

次の楽田(がくでん)も対向式の交換可能駅であったため、列車を降りることにした。




300系(楽田)

またもや名鉄車。車両も東京メトロっぽい顔をしている。




300系(楽田)

地下鉄顔の車両が単線へ進む。




300系(楽田)

そして、次に来た下り列車も300系。まぁ、これはわかっていたが。踏切で待っていたおばさんもピンクなのが面白かった。
この列車に乗る。


300系(楽田)

犬山まで残り2駅。市交7000形も含め、全編成に転換クロスシートがある。これに座っていこう。

羽黒駅を出ると盛り土高架区間になる。高架上は複線になっていて、上り列車が待っていた。信号場のようだ。
信号場からまたひと駅分ほどかけてようやく犬山駅に到着。



5700系(犬山)

犬山駅は犬山線・小牧線・各務原線・広見線の4線の集まるところで、各線区は犬山駅を跨がない分け方になっている。
(訂正)各務原線列車が多く走る犬山—新鵜沼間は当駅から引き続き犬山線で、新鵜沼以遠が正式な区間でした。ただし各務原線からの列車は新鵜沼で折り返しができないことから犬山まで運転されるため、案内上犬山—新鵜沼間を各務原線扱いとする場合もあるとのことです。



5700系(犬山)

パノラマカーの血を引く5700系が並ぶ。
ただただ赤い壁の部分が多い名鉄らしいぼってりした外観の岐阜行の編成が気になり調べたら、異端編成・5601Fだった。
5701F・5702Fの2編成は後から中間車2両を挿入し6連化したが、運用の効率化のために4連に戻すこととなった。挿入した2両×2を外し、うち2両に廃車となった5300系の運転台を付けて4連を新たに組んだのが5601F。
5300系は5700系と同じ車体で初代5000系や5200系の機器を流用した車両で、2連はすでに全廃となっている。
5700・5300系とも先頭車と中間車ではドア配置が異なる。ドア間の側窓数は先頭車が3枚、中間車は4枚。5601Fの先頭車は中間車からの改造のためドア間4枚のままで、後付け運転台とドアの間が近く、窓も座席もない車椅子スペースとなった。


2000系・300系(犬山)

こちらは脱・名鉄組が並んだ。μスカイ2000系のトップナンバーが来た。


300系・3100系(犬山)

μスカイのあとにやって来たのは内海行急行。見えているのは3100系。
名鉄は名古屋を串刺しに支線〜本線〜支線という運行が多く、鉄でなく土地勘のない人は何が何だかさっぱりわからない。


5700系(犬山)

5601Fは各務原(かかみがはら)線の岐阜行。名古屋から岐阜へは本線経由とこの犬山経由の2通りで行ける。無論、本線経由の方が簡単。



5700系(犬山)

そろそろ列車が出るようなので、普通東岡崎行に乗車し犬山線を進むことにする。
転換クロスシートがならぶ普通列車…。中京地区ならでは。私が確保した席だけ後ろ向きだ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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