2011/05/10

11.5.8 流鉄ウォーキング・4

流山駅を後にし、沿線撮影に移る。駅には「青空」が到着済みだ。


流山→平和台

まずは平和台駅へ向かって歩く。一往復した歩道橋にまた上がるのも何なんで、線路西側の住宅地を歩く。すると、踏切が鳴くのが聞こえてきた。
踏切へ出て「青空」を待ちかまえる。



2000系「青空」(平和台—流山)

あぁ、東側にいたほうがよかったなぁ。ちなみに時刻は15:45。いつもながら、家を出た時刻が遅いのだ。


流山駅構内(平和台—流山)

こんな風景も。営業電車が停まっていれば4本の電車が撮れるかな?


(平和台)

先ほどの踏切から線路西側の道を真っ直ぐ歩くとほどなく平和台(へいわだい)駅。流山駅との間はキロ程で0.6km。
こうして見ると、ホントに20m車3両が停まれるの? というような質素な駅。馬橋方に駅舎があり、駅前は交差点で交通量が多く、イトーヨーカドーを中心とした大きい商業施設もある。
この駅は1933(昭和8)年に「赤城(あかぎ)」駅として開業。その後1965(昭和40)年に「赤城台(あかぎだい)」、1974(昭和49)年に現在の平和台(平和不動産が宅地開発をしたため)に改称された。赤城とは、近くにある赤城神社のことで、かつて在籍した1300系「あかぎ」の名前の由来でもある。


平和台→鰭ヶ崎

沿線撮影に来たのでここで電車に乗るわけもなく、踏切脇を横切って線路際にある歩道を抜ける。その先は線路に沿って歩けないようだ。区画整理された住宅街を進んでいる間、背後遠くに走行音がして、「流星」が流山へ向かって走って行くのが見えた。
交差点で南に向きを変えると、先に踏切が見えてきた。踏切から馬橋方はまた並行する道が始まっていて、そこは「青空」の車内から見て気になっていた場所だった。

この場所は用地が複線分確保されていて、架線ビームも複線分になっている。東側のもう1線分の用地には枕木などの資材が積まれている。
ここで「流星」を待ちかまえることしばし…。踏切が鳴いた。


5000系「流星」(鰭ヶ崎—平和台)

後追い。線路は北西〜南東の角度で進んでいるので、光線は時間帯によってさまざま。この写真は16時頃に北側から撮っているが、顔には日が当たっている。

写真の架線柱は奥の複線分から手前の単線分に移る間の1.5線分くらいの幅がとられている。
帰宅後調べたら、ここは複線化見込み用地ではなく、過去に信号所として複線になっていたことが判明した。貨物列車が現役の時代に交換で使われたそうな。写真の位置あたりに分岐があったと思われる。

小金城趾で交換してやって来る「青空」もここで迎えることにした。


2000系「青空」(鰭ヶ崎—平和台)

このとき私は鰭ヶ崎駅の存在を忘れていて、わりとすぐ「青空」が来るつもりで待っていたが、思いの外時間がかかった。そして、鰭ヶ崎駅の存在を思い出したのだった。
この写真背後に見える森と列車を組み合わせようと、さらに「青空」の戻りも待つ。



2000系「青空」(鰭ヶ崎—平和台)

流山方を向くと当然逆光。流鉄でいちばん逆光に向いてない編成が、この「青空」。青空の下で撮れ、ということか…。


2000系「青空」(鰭ヶ崎—平和台)

うーん、車体が映えない。…ならば、映える色の「流星」を待つのは当然の流れ。
線路北東側は造成途上の住宅地。まだ家が建っていない街路の入口にパイプで車止めを作ってあり、そのパイプに座ってのんびり「流星」を待つ。



5000系「流星」(鰭ヶ崎—平和台)

さすがオレンジの車体は映えるが、日が当たるとLEDはまったく読めない。これだからLED表示は好きじゃないのだ。「ワンマン」の誇らしげなこと。

こうして両編成の行って来いを撮ったので、この場所を後にする。
そのまま線路際の道を進む。東側にはクリーム色の新しめの建物があって、もしかしたらTX関連かも…と思っていたら、ビンゴ。地下をTXが駆け抜けていて、その変電所だった。
南流山駅からの道路が線路を跨ぐ位置に来ると、同じく流鉄の変電所もあった。TXのごっつりした建物とはまったく違う、平屋のささやかな小屋だ。
この西平井変電所は1990(平成2)年にできたもので、何とそれまでは1949(昭和24)年の電化以来、馬橋で国鉄・JRから電力を分けてもらっていたそうだ。

この道路橋から馬橋方へ線路沿いに進む道は、線路の反対側のみ。橋の真下から直上に行ける階段はなく、車の通る緩くて長い坂で橋まで上がる遠回りをしながら線路の反対側に渡る。
…ふと気になって橋の上で足をとめたら、やっぱり踏切が鳴いた。「流星」が戻ってきたのだ。橋の上から狙う。



5000系「流星」(鰭ヶ崎—平和台)

鰭ヶ崎方の歩道にいたので、後追いのみ。柱が邪魔…というか、私の撮るタイミングが悪いのか。
でも、ようやくこの時間帯に前も横も日が当たる場所にたどりついたようだ。

橋からまた遠回りを強いられながら線路際の道に出る。線路の反対側は竹林で、木々や草でうっそうとした中を走る列車を撮れる。


2000系「青空」(鰭ヶ崎—平和台)

こうして見ると何もないところを走っているように見えるが、画面右側は住宅街だ。

線路際の道をまっすぐ進むと奥に鰭ヶ崎駅が見えてきた。踏切で反対側の道に移ると簡単に駅に出られる。
あっさり着いた流山→平和台と違い、線路沿いの道が途切れとぎれのこの駅間は遠かった。キロ程での平和台→鰭ヶ崎は1.5kmだ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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