2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2011/05/16

11.5.14 流鉄ウォーキング・増2

前回のつづき。


変電所と交換設備跡

今度は鰭ヶ崎—平和台間の複線分用地区間に来た。


(鰭ヶ崎—平和台)

かつては交換設備があったこの区間。今でも複線分の架線ビームが続く。待避線の撤去後も、写真のように架線が残っている。



(鰭ヶ崎—平和台)

待避線の撤去跡は、保線資材やコンテナ形の倉庫が置かれているが、自販機も敷地内に入れてあるのが面白い。地理的にはこの自販機設置の意図がよくわからない。



西平井変電所

自販機の近くにある流鉄の変電所。1990(平成2)年の設置で、それまでは国鉄・JRから電力を分けてもらっていた。



西平井変電所〈電話番号はモザイク処理してあります〉

総武流山電鉄時代のもののため、当然注意書きもそのときのもの。大胆な修正方法だ。


TX南流山変電所

こちらもすぐ裏のほうにあるTXの立派な変電所。ゆえに、地下をTXが走っている。

踏切が鳴いたので、待ちかまえる。




5000系「流星」(鰭ヶ崎—平和台)

晴れ間の明るい時間帯に撮りたい車両だ。


小金城趾駅

さいごに訪れたのは小金城趾駅。




(小金城趾)

県営住宅と一体化した駅。まるで廃墟のようだ。駅へは写真の階段で2階へ上がる。



(小金城趾)

1階のマツモトキヨシ大金平店は撤退し、「マツモトキヨ趾」となってしまった。震災前までは営業していたそうだ。この撤退がこの駅の寂れ感を増幅させている。

マツキヨ創業者の松本清は湖北(成田線のあの「湖北」)に生まれたが、星薬科大学を出てこの小金に「松本薬舗」を開業した。その後事業は株式会社マツモトキヨシにまで成長した。一時期スーパーマーケットも展開していたが、この大金平店が薬店から転換してスーパーになったのが始まりだったそうだ。
松本清は旧小金町(松戸市に吸収)の町会議員、千葉県会議員、千葉日報社長などを経て、1969(昭和44)年に松戸市長に就任。「すぐやる課」を設置して話題になった。1973(昭和48)年、市長在職中に亡くなっている。

近くには松本清記念会館もあり、まさにお膝元なのだが、駅の周りは「大金平(おおがねだいら)商店会」の名とは裏腹に店舗も少なく閑散としている。コンビニも個人経営のそれらしきものが駅の正面から延びる道にあるだけ。



(小金城趾)

小金城趾駅を語る上で定番の旧出札窓口。床材が変わっていることから、ここに改札があったことがわかる。写真右手すぐに階段があり、上がると現在の改札口に出る。


(小金城趾)

現在の改札口。タッチパネル式の券売機がミスマッチだ。入場するとすぐホームへ降りる階段。写真左側に西側へ出る歩道橋がある。開設時は、この位置もラチ内だった。


(小金城趾)

西側に出る歩道橋。流山線に並行する新坂川を跨いでいる。もっと引きで撮りたかったが、この後一人の男が歩道橋上でじっと動かなくなり、絵的によくないので撮らなかった。
現在の位置に駅が移転してきたときにこの歩道橋はなく、写真奥になる県営住宅側からしか入れなかったので、旧出札窓口の位置からこちら側がラチ内だった。
新坂川をはさんだ対岸の住民への利便を図ってこの歩道橋が追設され、元のラチ内につながったため、現在の改札口の位置に変わったわけだ。





5000系「流星」(小金城趾)

このリバーサイドの草の中を走る「若葉」を狙うのもいいと思うが、この歩道橋が狭いのが若干気にかかる。本来の利用者の邪魔になるのは避けたい。



2000系「青空」(小金城趾)

この駅で「流星」と交換した「青空」。


(小金城趾)

駅の掲示板には「若葉」さよなら運転の時刻表が出ていた。Web上にオフィシャルサイトを持たない流鉄の貴重な公式情報源。私も深く考えていなかったが、夕方はすでに引っ込んで走らないことを知れてよかった。


缶バッジ&ストラップと流馬キューピー

撮って眺めてばかりなので、窓口で見つけたグッズを購入。キューピーは「流馬」のみ。缶バッジ&ストラップは他の車両のものもあったようだが、ここはしっかり「若葉」をチョイスした。…台紙は後で気づいたが、2代目「流星」じゃないか。

小金城趾駅を後にして、渋滞にハマったり流れたりしながら帰宅した。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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