2024/10/13

24.10.13 さぬきふちゅう鉄

毎年どこかで香川へ旅行に行っている。
非鉄の用事中心なのだが、時間が取れれば彼の地の鉄道も撮り「さぬき鉄」というタイトルで記事を立てている。
※今回”さぬき旅”というラベル(タグ)を設けて、岡山経由で帰った際の「びぜん鉄」も含めてカテゴライズした

今年はスポーツの日絡みの三連休で旅行。時間があまり設けられず、中日夕方のJR予讃線の撮影1回のみとなった。


カーブの駅

訪れたのは讃岐府中駅。
駅の西側すぐで綾川と県道18号を跨ぐため、築堤上にホームが設けられている。


(讃岐府中)

木陰にきっぷうりば。
6年前の香西駅では「キップ」とカタカナだったが、こちらはひらがな。ブースの形は一緒。


(讃岐府中)

駅名表示は抜群の日当たりで褪色している。足元スケスケのホームへ上がる。
無人駅のため入場券も必要ない。



(讃岐府中)

階段近くに短い上屋があるだけの抜けが良すぎるホーム。松山方面を向いたアングル。
この日は夏のような陽気だったが、冬はキツそう。

高松方端っこへ進む。




7200系(讃岐府中)

3分ほどで普通多度津行が到着。せっかくのカーブだが、2連。
電化前は普通列車も一日に数本しか停まらない駅だったそうだが(Wikiによれば1982年11月改正では下り1本・上り2本!)、現在は片側でざっと2時間に3〜4本というところ。



7200系(讃岐府中)

カーブ上のホームは車両中間のドアでの乗降がけっこう危険。
なにせホーム高さが汽車サイズのため、慣れない利用者はびっくりするかもしれない。




5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)

マリンライナーはJR四国車3連+JR西日本車2連の5両編成が基本であり、カーブでも画(え)になる。




5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)

私が撮るときは2階建ての5100にいつもHMが付いているな(20182019)。今回は「瀬戸大橋線利用3億人到達」の記念だ。
また同じ駅での話になるが、昨年の香西駅でようやくHMなしの素顔を撮ったところ。




7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)

岡山—高知間の特急「南風」と高松方面を接続するのが快速「サンポート南風リレー号」。




7200系快速「サンポート南風リレー号」(讃岐府中)

3分後に下りリレー号も通過。
停車駅は高松から坂出までの間は端岡のみ、坂出以西は各駅停車。
「南風」との接続は、宇多津・丸亀・多度津で行われる。






5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)

5100先頭の上り。この光線条件だとカッコいいね。
5000系の行先表示は製造時は3色表示LEDだったが、現在は前面・側面ともカラー表示が可能なLEDに変更されている。


(讃岐府中)

電化前に駅としてほぼ機能していなかった当駅も、いまはICカードが使えるところまで上った。
JR四国専用のICカードはなく、沿線利用者が買うとなるとJR西日本のICOCAの四国版デザインのカードとなる。
JR四国内での利用可能駅は、予讃線の高松—多度津の全駅、詫間・観音寺、土讃線の善通寺・琴平、高徳線の栗林公園北口・栗林・屋島。
高松—多度津間以外は上記の駅と利用不可駅が飛び石になっており、利便性はまだまだというところ。


(讃岐府中)

歴史的成り立ちから「府中」や隣駅の「国分」の文字は全国各地に点在する地名である。その2つが並んでいるのも面白い。
鉄道の駅名となると、東京の府中市に府中駅など5駅あるほかは、広島の府中駅、天橋立のケーブルカーの府中駅、徳島の府中(こう)駅、大阪の和泉府中駅などに絞られる。意外に少ないな。
面白いところでは、台湾の地下鉄にも府中駅があるそうだ。




7200系(讃岐府中)

松山方端っこに移動。2連2本の4両編成。いいですね〜。




7200系(讃岐府中)

西日を浴びて、バイク色を指した川重efWING台車が際立つ。ブンブン。





7200系(讃岐府中)

多度津から土讃線の電化区間の南端・琴平まで乗り入れる列車。
…と言っても、多度津から3駅進むだけだ。1駅目の金蔵寺のみICカードが使えない。


(讃岐府中)

U字形の雲が山に絡む。
現場ではまぶしくて仕方ない。架線柱に隠れて視界から西日を消す。




8000系特急「いしづち」(讃岐府中)

本日初の特急は、腐れ縁の8000系アンパンマンカー。狙って待ったことがないんだが、よく遭遇する(宇多津詫間)。
ホームには通過列車の時刻も掲載されており、アンパンとは知らないものの準備はできていたのだが…ボケボケに。
7200系のLEDが写るようにAモードにしていたのだが、この列車はスポーツモードで撮るべきだった。





5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)

HMは今年3月から12月頃までとのこと。毎回この翼型である。




5000系+223系快速「マリンライナー」(讃岐府中)

やっぱり光線がカッコいいな。なお2連口の223系はいまだ3色表示LEDだ。

通過列車時刻表を参考に、再び高松方端っこへ。





8600系特急「いしづち」(讃岐府中)

8600系の2連「いしづち」。なんだか近鉄のAceっぽいな。
8000系がいしづち3+しおかぜ5の8両編成を組むのに対し、8600系はいしづち2+しおかぜ3の5両編成である。

ん? 列車が去ったはずなのにまた音が大きくなってきた…



キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)

ぬうぉ〜い、これは油断してた! アンパンマントロッコ!
臨時列車だからか通過時刻表に載っていない。
排煙が西日で輝いているじゃないの。いい感じで撮れた。気づいてよかった。




キクハ32+キロ185「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」(讃岐府中)

この列車は土讃線善通寺—琴平間で狙い打ちして以来6年ぶり。
ほんとに流れでここに寄っただけなんだけど、収穫あったぜ。地元の方は見慣れて何とも思わないだろうが。
これや8000系、マリンライナーなど、編成前後で顔が違う列車が多いのも面白いな。






7200系(讃岐府中)

シメは松山方端っこで、最初と同じ7200系2連。
ちょうど1時間の滞在で切り上げた。

予讃線のはっきりしたカーブアングル撮影はこれまでなかったし、アンパンマン車両も複数撮れて(いしづちはピン甘だが)収穫があったな。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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