2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2020/02/09

20.2.9 瀬戸渡り

あけまして…
新年一発目の記事は2月9日のものだが、実際記事をまとめているのは春分の日だったりする。

昨年10月の兵庫旅行以来、撮影のために出かけることはないまま年をまたぎ、2月に至った。
今回の記事も撮影のためでなく、毎年2〜3月に訪れている非鉄仲間との讃岐旅行の帰り道のものだ。


レア車さんがお出迎え

往路は仲間と羽田からの飛行機で讃岐入りしたが、今年は仕事の都合で自分だけ1泊2日で帰る。ほかの仲間は10日月曜も休暇を取って2泊3日の旅だ。
18時すぎに仲間に見送られながら宇多津駅へ入場。
ここでトイレを済ませるつもりだったが、2面4線の立派な高架駅ながら、改札内にトイレがないという驚きの構造だった。
その立派な規模なのに駅係員がいない時間帯があるため防犯上・管理上の都合と思われるが、ワム駅舎の箕浦駅ですらトイレがあるのに…と考えてしまう。



2000系特急「うずしお」(宇多津)

ホームへ上がると、N2000系2連が貫通路を開けてぽつんと停まっている。
前に回ると「うずしお」の表示。…うずしおって、徳島特急じゃないか。
しかも2両しかないノーマル2000系顔のN2000系先行車・2424号に2年ぶりの遭遇
おととしの遭遇時は同じくN2000系先行車の2458とユニットになっていたが、今回は変わっていた。もしやあのとき2両しかない先行車同士でユニットを組んでいた姿は、まるで1年半前のキハ110系飯山色のように偶然でレアだったのか?

調べると列車は徳島発岡山行「うずしお22号」で、高松とこの宇多津と2度のスイッチバックを行う。
岡山発着列車は2往復あるようだ。徳島—高松、高松—岡山でそれぞれほぼ1時間ずつという乗車時間だ。
もともと岡山発着列車は坂出側の分岐を通る「マリンライナー」と同ルートだったが、2001(平成13)年3月のダイヤ改正以降は当駅で高知特急「南風」の岡山方と分割併合する形に変わったそうだ。
現在坂出側から分岐する短絡線「宇多津通過線」を通る特急は寝台列車の「サンライズ瀬戸」しかない。岡山—高松間速達は快速である「マリンライナー」の専任であるが、今回のダイヤ改正で「運転士不足」で利用の少ない列車を一部廃止したぐらいのJR四国にとっては、「マリンライナー」が特急だったらなぁ…という考えがあるだろう。マリンライナーには一部列車を除いてグリーン車と普通車指定席がダブルデッカー車1両にまとまって設定されているが、グリーン料金や指定席料金だけでは大きな上積みにはならない。




2000系特急「うずしお」+「南風」(宇多津)

多度津側から「南風22号」が到着し、ガッチャンコ。両方とも「22号」なわけか。
N2000系と2000系では、貫通形先頭車同士でも表情が異なる。



2000系「南風」(宇多津)

最後尾の非貫通車を撮る。HMは飛んでしまうので、2枚目はSモードで。
先頭車4両がそれぞれの顔をしている編成となった。


(宇多津)

宇多津駅は予讃線と本四備讃線で形成するデルタ線の西側にあり、多度津方面(丸亀方)から来た列車が高松方面(坂出方)と岡山方面(児島方)に分かれる分岐点。運行上重要な駅である。

宇多津は坂出市と丸亀市に挟まれながら、未だ町のままだ。
駅は1987(昭和62)年に現在の高架駅に生まれ変わったが、当時優等列車の停車が一切なく、宇多津町は高架駅の開業式典をボイコットしたそうだ。
しかし現在は特急がフツーに停車。3月のダイヤ改正以降はこれまで一部が通過していた特急「南風」も全列車が停まるようになる。宇多津ゴールドタワーの足元に『四国水族館』が開館するからだ(新型コロナの影響で、当記事作成当日・3月20日に予定していたオープンは一旦延期中)。


7200系快速「サンポート」(宇多津)

高松行快速列車。昨年121系の7200系への生まれ変わりが完了し、121系は系列消滅となった。



8000系特急「いしづち」(宇多津)

をっとぉ〜、アンパンマン登場!
一昨年昨年と2000系アンパンマン車に狙わずして遭遇したが、今回は8000系か。


8000系特急「いしづち」(宇多津)

さぬきうどんを食っているばいきんまん他。


(宇多津)

一旦下りホームに移り「サンポート各駅停車」のヘンな表示を記録。


7000系(宇多津)

これが当該列車。快速「サンポート」の通過実施区間は高松—坂出間のみ。途中端岡に停まる。
坂出以西は各駅停車となるため、先ほどのホームの表示が出ている。HMは挿しっぱなしだ。
「サンポート」のうち特急「南風」と連絡する列車は「サンポート南風リレー」という愛称となっているが、この列車は連絡がないのでただの「サンポート」で設定されている。


7200系(宇多津)

上りホームに戻る。R02編成は121系で一番最後に7200系化された編成で、唯一2019(平成31)年に入ってから仕上がった編成でもある。2月なので令和ではない。
このR02とR01は121系時代にワンマン対応改造を受けJR四国の水色帯から国鉄時代の赤帯に戻っていたことでも知られており、7200系化が3度目の衣替えとなる。


(宇多津)

私の乗る特急「しおかぜ26号」が近づいている。


7200系(宇多津)

電車が停まるとホーム面より床が一段高い。
ステップ付気動車に合わせたホームかさである。


8000系特急「いしづち」+「しおかぜ」(宇多津)

高松行「いしづち」3連+岡山行「しおかぜ」5連の8両編成が到着。当駅でそれぞれに分割となる。
先ほどの「うずしお」・「南風」のように上り特急が当駅で併合する例は一日の中では少数。


8000系特急「しおかぜ」(宇多津)

JR四国の特急は初乗車。8000系も同じく初乗車となる。
旅前に西船橋駅で購入した席は窓際。日曜夕方の本州行だから混んでいて、先に乗っている通路側の人の前を通してもらって…というのを想像していたが、空(す)いていて全然そんなことはなかった。
松山でマラソン大会があったので、車内はその帰りらしきスポーツウェア・スポーツバッグの乗客が多い。


8000系特急「しおかぜ」(宇多津)

新潟で乗ったキハ40系のごとく、窓側の床は一段盛り上がっていた。
あれって気動車ならではの構造かと思っていたが、居住性が重視される特急でこの状態とは。
普通車にも足置きがあるのはいいが、足首をくっつけないと乗らない幅なのはむしろ落ち着かない。


カボチャさんがお出迎え

夜の瀬戸大橋は外も当然真っ暗で、岡山県に渡ると今度はトンネルが続いて真っ暗。
茶屋町からは速度が落ちるのは「マリンライナー」で経験済みだ。

多少の遅れがあったが、特急を堪能するほどの時間はかからず岡山駅に到着。
ホームに滑り込むところで、右隣の線路に湘南色が見えた。


宇野みなと線115系(岡山)

出た。D-27といえば、昨年7月にも当駅で遭遇した編成じゃないか。
その後入場し塗装がキレイになったことはニュースサイトで知っていたが、そのキレイな状態でまた会えるとは。
…と一旦書いたが、昨年会ったのは2本だけある湘南色のもう1本・D-26だった。訂正。
なおD-26がキレイになったことは相違なく、下関総合車両所を9月27日に出場している。
今回のD-27は今年1月7日にやはり出場してキレイになったようだ。
連続した訪問で2本の湘南色にそれぞれ会えたんだから、運がいい。



宇野みなと線115系(岡山)

表示器がLEDだったり、ドアスイッチ設置で戸袋窓が狭まったりしているが、やっぱり115系はこの色が似合う。
内装デコラも国鉄時代の淡緑色で存置されている。


宇野みなと線115系(岡山)

今回は宇野みなと線運用のため3連単独編成だ。
もうちょっとサイドが見える角度でも撮ればよかったな。


8000系特急「しおかぜ」(岡山)

私の乗ってきた8000系はヘッドライトを点灯し松山行に。また松山まで行くんだね。大変だ。


115系(岡山)

4番線にはこいつが見えたのでホームを移動した。
編成番号はD-28。先ほどの湘南色の次の番号とは、何たる偶然。
この顔も湘南色ともども昨年7月に遭遇した。撮ったのはまったく同じ4番線だが、昨年の編成はD-30。
D-30になかった連結器カバーが付いている。



115系(岡山)

車内は転換クロスシートになっている。意外に快適そうだ。


115系(岡山)

下関方は東海顔。
連結器カバーは昨年の記事ではラマル以外の近郊形には付いている写真がなかった。
それもたまたまだったのか?

今回は新幹線の接続時間を長くは設けていないため、当駅での在来線記録は2本にとどめた。
でも宇多津と岡山のちょっとずつの撮影で、2424号、8000系アンパンマン、7200系最終改造車、115系湘南色となかなかの引きの強さだったな。


N700系(岡山)

新幹線は今回もまたグリーン車で東京駅までたっぷり乗車。
旅ではレンタカーの運転を2日間していたせいか、疲れで途中爆睡した。
東京駅からはいつもの京葉線武蔵野車には乗らず、職場近くのホテルに泊まってまた寝ましたとさ。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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