2022/06/04

22.6.4 雹・50・都電(スマホ)

当ブログ恒例の池袋での経過観察日。朝、地元駅へ向かう。


雹害

前日3日に雹(ひょう)が降った原木中山駅は、屋根に穴が開く被害が出てテレビのニュースでも扱われた。


2番線中野寄り階段の屋根(原木中山)(i)

穴が開いたのは、階段上空の明り取りの半透明屋根で、その他の通常タイプは問題なかった。半透明屋根は1・2番線に各2ヶ所ずつある。


1番線中野寄り階段(原木中山)(i)

2番線から眺める。穴から漏れた日差しが模様を作っている。



1番線中野寄り階段(原木中山)(i)

昼に帰って来たときに撮ったもの。屋根の傾きの向きのせいか、1番線のほうが穴が多い模様。
3日夜の仕事帰りで降りたときは、警備員が階段の一部を塞ぐように立っていて、特に雨漏りのひどい所を避けるように誘導していた。
屋根改修の際は壁もキレイにしてほしいもんだ。ちなみに看板類についた「まつ毛」はフン害防止のための鳥避け。


2番線エスカレーター(原木中山・2022.6.7)(i)

(後日談)エスカレーターは4日は動いていたが、後日降雨時に雨が当たり支障が出たようで、その後はビニールシートが被せられて運転を中止している。
両ホームともエレベーターがあるのでバリアフリーはキープしているが、1番線のエレベーターは孤立した自動改札機1台に面していて、有人改札には回れないレイアウトになっており、困る人も出るかも。まぁ、元からなのだが。


今回も02系

話を4日に戻す。前回の4月2日同様、ひと駅乗ったあと妙典で土休日1本だけの始発列車で座っていって、大手町から丸ノ内線。
そしてやっぱり、02系に当たったのだった。池袋で降りたところで記録。



02系(池袋)(i)

折返し中野富士見町行となった50F。
前回の63F(第13編成)は編成番号ステッカーが貼られていたが、車号下2ケタと編成番号が一緒のこちらはステッカーなし。
前回調べて残り2本と知った、VVVFインバータ制御で新製の編成の1つ。あと1本は53Fだ。
B修や赤帯のサインカーブ化は行われていないが、車内にはLCDが各ドア上に2つずつ後付けされていて、2000系の増備で引退が近い車両とは思えない。

現在02系6連21本、2000系33本。支線用02系80番台は3連4本となっている。
これからは02系に当たったら運がいい、となっていくであろう。


東京さくらトラム

池袋での通院を終え、天気がいいので都電を見ながら高田馬場まで歩くことにした。
明治通りから鬼子母神(きしじん。「鬼」の漢字はツノが無い字体を用いる)を回って参道を抜けると、都電の鬼子母神前(きしじんまえ)停留所がある。


7700形(鬼子母神前)(i)

最初に現れたのは青くなった7000形…と思いきや、7700形だそう。
当初は新車で7000形をすべて置き替える構想だったが、経費を抑えるため車両更新に切り替えた。
そもそも7000形も1954(昭和29)年以降製造の車体から1977(昭和52)年以降に新しい車体に載せ替えたもので、足回りは吊りかけ駆動のままだった。
2016(平成24)年以降、その「比較的新しい」車体を残し、今度は足回りを8900形と同じVVVFインバータ制御の新性能に更新したのだ。
吊りかけ車に新性能車レベルの車体を載せ、足回りが老朽化すると今度は新性能化…というのは、小田急初代4000形や国鉄103系3000番台などあちこちで見られるパターン。


7700形(鬼子母神前)(i)

7705は荒川車庫前行だが、相変わらずiPhoneでは切れちゃうな。
工事中のようで、仮設感の強いホームが向き合っている。工事前のホームは踏切を挟んで点対象配置だった。
これは道路の環状5号線のトンネル設置のためで、都電の軌道を十数メートル移設したんだそうだ。
トンネルは地上の都電と地下のメトロ副都心線のあいだの地下1階を通り、明治通り池袋駅前の渋滞ポイントを避ける1km弱のバイパスになる。
当然歴史の浅い副都心線はこの計画も踏まえて造られているだろう。



7700形(鬼子母神前)(i)

次に来た早稲田行も青い7700形。みんな青になったとも思っていたが、実際は「みどり」2両、「あお」3両、「えんじ』3両の総勢8両とのこと。
奥の線路が右にシフトしており、移設した距離がわかる。


7700形(鬼子母神前)(i)

この7703は側面ラッピング広告がなく美しい姿。

思えば都電を撮ったのは2013年11月以来8年半ぶり。8900形も7700形もいなかった。ちなみに、同じく出かけたついでのスマホ(Panasonic製)撮りだった。


(鬼子母神前)(i)

早稲田方では目白通りの千登世橋が跨いでいて、線路は丘から明治通りと並ぶ位置に下りていく。


(雑司が谷)(i)

工事で狭くなった千登世橋への道すがら、副都心線雑司谷駅の出入口があった。鬼子母神前停留場の真下にあり、のりかえ駅となっている。
元からある都電雑司谷停留場は鬼子母神前停留場の北隣でややこしい。副都心線開業で停留場名のアタマに「都電」が加えられた。
写真の場所はエレベーターのみで、裏手の建物の地下1階に2番出入口があるようだ。なかなか無理矢理なレイアウトだ。


(鬼子母神前—学習院下)(i)

千登世小橋から都電を見下ろす。
明治通りを跨ぐのが千登世橋で、すぐ隣で都電を跨ぐのは千登世小橋である。
千登世橋は1932(昭和7)年の竣工で、日本で初めての道路立体交差ではないかと言われているそうだ。


8800形(鬼子母神前—学習院下)(i)

8800形。4色あるうちのローズレッドの8805。
架線柱広告の『白十字』がこんな所でも付いている。


8500形(鬼子母神前—学習院下)(i)

8500形8501。
ここで撮るのはiPhoneでは難しいな。明治通りに下りよう。



7700形(鬼子母神前—学習院下)(i)

学習院下停留場を出てきた三ノ輪橋行7703。終点の早稲田が近いため、早くも2度目の遭遇。
2枚目は鬼子母神前へ向かって上り坂になっているのがわかる。


8500形(鬼子母神前—学習院下)(i)

早稲田行8505。
8500形は7000・7500形の黄緑を引き継ぐ唯一の形式。
前扉は両開きの中扉に合わせた窓デザインだが、片開きである。




8900形(学習院下)(i)

早稲田行8905。
8900形は8800形の次の形式で、新製車としては最新型。8800形より角張って、7000形寄りに回帰したイメージ。
やはり4色あるうちのローズレッドで、これまた5番。7700、8500、8800、8900と5番によく当たるな。


8800形(学習院下)(i)

学習院下停留場にさしかかる8805を迎える。
思えばこの色の顔は大江戸線の12-600形3次車に似ているな。



8500形(学習院下—面影橋)(i)

明治通りと新目白通りの高戸橋交差点。
都電はここで急カーブを描き、明治通り沿いから新目白通りの中央分離帯に移る。




8900形(学習院下—面影橋)(i)

交差点名になっている高戸橋は神田川を渡っている。
都電も並んでプレートガーダーで渡るため、高戸橋の歩道で早稲田行を待ち構える。
現れたのはブルーの8903。橋の上では日が当たらなかった。


(学習院下—面影橋)(i)

目白通りに入った線路は面影橋、早稲田と2つ進んで終端となる。
都電荒川線は2017(平成29)年4月に愛称「東京さくらトラム」が制定されたが、簡潔な「都電」に勝る愛称ではなく、まったく定着していない。

ここで都電とお別れし、高田馬場で昼食を摂ってから東西線で帰った。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。