2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2021/10/11

21.10.11 ぐるり多摩西武・2/萩山・多摩湖線

小川駅に戻り、拝島線で萩山駅に移動する。
…乗った列車は撮らずじまいだった。



トリコロール

萩山を通る多摩湖線は最近変化が起きている。
国分寺駅のホームドア設置に備え、3ドアの新101系ワンマン車が今年2月で撤退した。
代わって配備されたのが池袋線を退いた4ドアの9000系で、3〜8号車を抜いて10連から4連に短縮のうえワンマン対応改造を受けている。
10連8編成が造られた9000系は3本が編成まるごと廃車、ワンマン化を受けた5本は抜かれた車両30両が廃車となり、ワンマン編成4連5本20両にまとまった。
その中には、元ラッピングトレインが赤や紺の地色そのままで走る姿もある。

次へ向かう先に合わせて1・2番ホームに移ったら、回送列車入線のアナウンス。


9000系(萩山)

いきなりお目当ての赤い9000系が西から現れた。当駅止まりで回送となるため、この時点では「萩山」を表示している。
ダイヤを調べると多摩湖線平日上りの萩山行は初電からの2本と終電、そしてこの12時過ぎ着の4本のみのようで、計算なしで出会ったのは上出来だ。
9003Fは元「RED LUCKY TRAIN」。京急とのコラボで京急カラーとなっていたが、ワンマン4連化の際にラッピングを解除した。


9000系(萩山)

国分寺からの当駅止まりは標準色の9002F。
こちら向きの萩山行はひねもす設定がある。


9000系(萩山)

セパレート式の側面方向幕の種別部分は黄色いステッカーで隠されている。



9000系(萩山)

幕が「回送」に替わった。側面はきちんと赤のステッカーを使用。



9000系(萩山)

1番線の折返しは短い時間で行われ、あっという間に出て行った感覚。



新2000系・9000系(萩山)

拝島線小平行各停新2000系と並んだ。新2000系は界磁チョッパ制御。
同じ顔をしているが、後発の9000系は登場時は101系の足回りを流用した抵抗制御車であった。
その後全編成がVVVFインバータ制御に換装され、制御器は新2000系を追い越している。



9000系(萩山)

回送では拝島線へ入っていった。玉川上水車両基地に入庫するんだろう。
ドアや正面飾りはステンレス無地に戻っている。


20000系(萩山)

今度は青いのが…いや、これはフツーの20000系。


(萩山)

やたらと多い信号機の目。


20000系(萩山)

当駅も小川駅同様下り方が平面交差となっている。
写真の列車が進む南側が拝島線、北側が多摩湖線だ。
この列車の奥から多摩湖線国分寺行が迫っているが、何色が来るか?
まぁ赤は消えたので黄色か紺かだが。



9000系(萩山)

紺が出ました! 遭遇した9000系3本がすべて違う色。
3色…「トリコロール」を早くも揃えられた。


9000系(萩山)

この9008Fは埼玉西武ライオンズのラッピング編成「L-train」のラッピングを解除したもの。
飾り帯は当時もこの状態だったが、やはりドアがステンレス無地に戻っている。


9000系(萩山)

これまた車体色のステッカーが貼られていた。



9000系(萩山)

多摩湖線のもう一つの変化が、「西武遊園地駅」の「多摩湖駅」への改称。今年3月13日に実施されている。
この9005Fの列車に乗り込み、終点の多摩湖駅を目指す。


9年ぶり

萩山から西の多摩湖線には20代の撮り鉄休止時代も含め何度か乗っているが、すべて今回と同じ下り列車での移動。西武ドーム(その後いろいろと改称)への野球観戦のためだ。
今回は野球観戦目当てではないので、初の形態である。どうやら9年ぶりの模様。

八坂駅を出ると線路は複線となる。1.7km続く複線は回田(めぐりた)信号場であり、上下列車が走行しながら行き違いできる設備。
過去は何も考えず乗っていたが、この区間だけ多摩湖線らしくない幹線級の見てくれである。

単線に戻るとほどなくして武蔵大和駅に到着。一旦降りてみる。



9000系(武蔵大和)

先頭車から降りて、お見送り。
多摩湖方は崖下のカーブになっているようだ。
正面の手すりの黒塗装は新2000系と異なる9000系の特徴の1つ。


(武蔵大和)

ホーム上屋は国分寺方にあるのみで、8両対応のホームの半分強が屋根なし。
ここは多摩湖方端っこから眺めた風景で、カーブと北側の木立によって上屋部は見えず、まるで違う山奥の田舎駅のように見える。
こちら側は4両対応だったホームを1996(平成8)年に延伸した部分とのこと。


(武蔵大和)

戦艦2隻の名が組み合わさった駅名…とガキの頃に読んだ本によく書いてあった。
きっとそれらの著者は戦争世代である。




9000系(武蔵大和)

多摩湖から戻ってきた9005Fを迎える。
カーブアングルだが内側からなので、ちょっと物足りない。


(武蔵大和)

こんどは国分寺方端っこから眺める。


(武蔵大和)

駅のすぐ先が架道橋になっている。
このアングルは列車が来たときは危なくて撮れない。



9000系(武蔵大和)

安全な架線柱ウラからズームで狙う。
こういう快晴の日は撮影が難しい車体色だな。



9000系(武蔵大和)

日中は国分寺からの全線通しと萩山折返しが20分毎に走り、国分寺—萩山間は10分ヘッド、萩山—多摩湖間は20分ヘッドとなる。
このパターンのあいだは3編成で回っているようで、萩山で先に見た黄色の9002Fは常に萩山返しになるわけだ。


9000系(武蔵大和)

上屋端っこから多摩湖方を見る。開けていた風景が奥で閉じていくのがわかる。



9000系(武蔵大和)

9008Fの戻りも撮ったので、次の多摩湖行に乗ろう。


42年ぶり

乗ったのは再び9005F。武蔵大和駅から多摩湖駅は1.1kmと近く、とっとと着いてしまった。
改称された駅名標を絡めながら記録。


9000系(多摩湖)

当駅の名前は多摩湖鉄道として開業した当時は「村山貯水池」、その後「狭山公園前」、「多摩湖」と変わり、1979(昭和54)年に「西武遊園地」に。
それから42年、今年再び「多摩湖」となった。
これは、駅前にあった西武園ゆうえんちの「中央口」がリニューアルで閉鎖されたため。
当駅から1つ…300m先の山口線「遊園地西駅」前をメインゲートにすげかえ、同駅も同時に「西武園ゆうえんち駅」へ改称された。
なお多摩湖駅は東京都東村山市、西武園ゆうえんち駅は埼玉県所沢市である。

幕回しが始まった。


9000系(多摩湖)

当駅から出ることのない西武園行の表示。
単なる「西武園」駅は西武園線の終点で、西武園競輪へのアクセス駅。
路線図を見たガキの頃の私(再登場)は、西武園と西武遊園地の2つの遊園地があるんだと思い込んでいた。


9000系(多摩湖)

「西武遊園地」のコマもそのまま残っていた。
ワンマン改造時に幕を入れ替えたそうなので、改称前後両方の駅名を敢えて入れた構成にしたんだろう。


9000系(多摩湖)

正しい行先の「国分寺」で落ち着く。


9000系(多摩湖)

さて、ここからは山口線にのりかえ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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