【ご案内】2016年夏までの記事の画像リンク切れは解消致しました

2011/07/18

11.7.17 8000天国

前回車で関東鉄道常総線沿線へ向かった際、東武野田線の沿線を通り抜けるルートを使った。
今回はその野田線の沿線撮影をしようと、小回りが利くようチャリで向かった。汗をたっぷりかくのも目的の一つ。


複線区間

いつも通り、目的を決めずに出たとこ勝負の流れで進む。市川市内の自宅から京葉道路・総武線・京成本線を越え、行田団地を抜けて木下街道へ出る。途中、車の抜け道の開拓のため裏道を通ったりしつつ、木下街道で馬込沢駅に出た。
駅前を抜けて北へ進む。下総台地の起伏を感じつつゴルフ練習場脇の踏切に出たが、いまいち撮りづらそう。次の踏切が見えたのであっちに行ってみようと動いたが、ここからが大変だった。
馬込沢駅勢圏の丸山地区は迷路のような住宅街。私が迷い込んだ3丁目は袋小路の先に周回道路を付けたような道路配置で、野田線の架線柱が見えているのに近づくことができず、ぐるっと回って一度通ったところに戻ってしまった。

消去法で「もうこっちしかない」という方向へ向かうと、ようやく思った踏切に出ることができた。
もちろんケイタイはあるのでモバイルGoogleマップを使えばいいところだが、今回は効率も移動のスピードも求めないので使わない。

踏切の北西側には「どうぞここで撮ってください」というような踊り場的スペースがあり、何本かここで撮ることに。


8000系(鎌ヶ谷—馬込沢)

いい日当たりの中現れた野田線のオンリーワン・8000系電車。
野田線には2004(平成16)年までつりかけ駆動の車体載せ替え車・5000系列が残っていたが、その撤退後は8000系6連の独壇場となっている。
変電所機能の関係で回生車を多く走らせるとパンクしてしまうらしく、この先10000系以降の車両を野田線所属車として使うことになると、その整備も必要になる。
東武全体から見れば8000系はどんどん減っているところ。しかし野田線ではひねもす8000系が見られる。本数が減ってから撮りに行っても遅い。いまが旬なのだ。


8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

コアラのような「東武顔」の8000系未更新車は、東上線に残っていた最後の編成が先月を以て引退した。


8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

なんとなく垢抜けた感じの線路周り。それもそのはず、この駅間が複線化されたのは1999(平成11)年とまだ新しいのだ。



8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

野田線は朝晩を除き10分ヘッドのネットダイヤ。この踏切では上り(柏行)が通過するとほどなく下り(船橋行)がやって来る。上り先頭は逆光&日陰で真っ暗。


8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

8000系オンリーとなると、それぞれの個体差に目がいく。この編成は船橋方が2連で、クハにベンチレータが載っていない。



8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

6両貫通の編成。野田線はスイッチバック駅の柏を境に列車が分かれていて、大宮—柏、柏—船橋の2系統が軸になっている。

北へ向かって移動。沿線はどこへ行っても起伏が多いが、木立も多い=日陰も多いので、小休止は気軽にできる。


8000系(鎌ヶ谷—馬込沢

鎌ヶ谷駅前後の高架区間へ入る直前の場所。誘われるようにたどり着いた所だが、列車は日陰に入るのでこの1本でやめ。

ここからしばらくは高架で撮りようがないので、先週車で走った県道船取線をチャリでひた走り、新鎌ヶ谷駅に到着。
自販機で売っていない『ヘルシアスパークリング』を買いたくてコンビニを探し、結局北総鉄道コンコース前のファミマにたどり着いた。北総コンコースではスカイアクセス開業1周年記念のうちわを配っていたのでゲット。京成3050形と北総7500形を並べた写真の入ったものだったが、厳密に言えば7500形はスカイアクセスの車両ではない。

東武の新鎌ヶ谷駅は掘割にあり、道路から見下ろすことができる。駅と反対側を見ると、近くに踏切。船取線から現役の筒形郵便ポストがある商店の角を曲がってその踏切に着いた。
…森の脇で、真っ暗。でも涼しいのでちょっと居座る。さらに隣の踏切は日が当たるが、信号機や架線柱などで写真は撮りづらい。


8000系(六実—新鎌ヶ谷

2つの踏切の間の大きな日陰から撮ったもの。
六実—新鎌ヶ谷信号所間は1989(平成元)年に複線化された。そして1999年に新鎌ヶ谷駅が新設(信号所廃止)されている。


8000系(六実—新鎌ヶ谷

2つのうち六実方の踏切。ヘッドライトがHIDになっている車両。

船取線を使わずグニャグニャと街の中を進み、六実駅南側の歩行者用踏切に出た。


8000系(六実—新鎌ヶ谷

2面3線の六実駅を出発した船橋行。右には2本の側線がある。この駅発着の列車の設定もある。


単線区間

前回の常総線と同じく、この野田線でも複線区間と単線区間の2つの顔が見られる。野田線は細切れに複線化が進められてきたが、現在は、春日部—野田市の8駅間、野田市手前—梅郷—運河の2.5駅間と、逆井(さかさい)—高柳—六実の3駅間の3カ所が単線で残っている。



8000系(高柳—六実

六実からまたクネクネと住宅街を進んでいくと、また歩行者専用踏切を発見。



8000系(高柳—六実

下り列車が高柳で待ちかまえているので、上りが踏切を通るとほどなく下りがやって来る。

駅の南西側は新興住宅地が整備中。複線化も早くやったほうがよさそうだが。
高柳駅手前の歩行者踏切まで進んだが、これ以上行くと帰るのがしんどくなりそうなので折り返した。市川市から船橋、鎌ケ谷市までは想定していたが、高柳駅は柏市内だ。



8000系(高柳—六実

チャリを停めてノドを潤しているときに列車が登場。単線からの駅進入による制限で列車は遅め。


8000系(高柳—六実

もちろん下りがすぐ来るのでこれも待って撮った。

野田線の線路際に出られそうな新興住宅地に入る。前の列車を撮ってちょっと移動すれば、次の列車がほどなく来る。10分ヘッドはありがたい。



8000系(高柳—六実

大体の部分は複線化できそうなスペースがある感じだが、過去に乗った記憶では「ここはなんとかしないとダメな場所だ」というのもあったような。



8000系(高柳—六実

この編成は馬込沢のほうで撮ったときもテールライトが片目だったな。



8000系(高柳—六実

またちょっと六実方に移動した場所から。


8000系(高柳—六実

西日はどちらの先頭にも当たらず。
ここでおしまいにし、帰ることに専念することにした。




8000系(六実

再び六実駅を通る。ちょうど踏切がふさがったので、そりゃぁ撮ります。


8000系(六実—新鎌ヶ谷

築堤を走ってきた列車。これも通りすがりの踏切がちょうど鳴いたので撮ったもの。反対側からはさらに撮りづらく、撮るためだけに踏切を渡ったが、このあとまた渡って戻り、船取線へ出てからは本格的に帰宅に専念となった。

野田線では現在、野田市—柏間開通100周年記念のHMを付けた編成が3本走っているという。今回は、たぶん柏以北の系統に入っているだろうと期待はしていなかったが、東武のサイトによれば夏休み中は付けているようなので、また近いうちに来ようかと思う。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。