2010/06/27

南武線 なつかし写真

最近撮りに出かけられていないこともあり、当ブログは放置状態が続いてしまった。
なつかし写真もいろいろあるけれども、スキャンが間に合ってなかったりでこちらもだんだん手をつけなくなり…と悪循環に入りかけていた。

そんな折、こないだ発売された『鉄道ファン』誌8月号の特集は「東京メガループ」。
該当の京葉、武蔵野、横浜、南武の各線はすべて205系が主力という共通点があり、その205系投入以前は本線系の使い古しの103系があてがわれていた。武蔵野・南武線は101系もだ。

手持ちのスキャンデータを探ってみたところ、南武線に関してはまとまっているようなので、今回はそれをアップ。


101系

南武線は101系が全国で最期まで現役で走っていた路線。厳密には浜川崎支線のワンマン対応2連がそれにあたる。


101系(尻手・1990)

カナリアの101系は関東のみの存在で、山手線に始まり、赤羽線、中央・総武緩行、南武線、鶴見線でその姿が見られた。
このうち南武線と鶴見線では1990年代まで残り、中央快速線から移籍の冷改車も多く見られた。103系と違い、冷改の際の側面方向幕の設置は行われていないのが特徴。



101系(尻手・1990)

南武線では3+3の6連も多く見られたが、見るかぎり私が撮ったのは6両貫通ばかりのようだ。


101系(尻手・1990)

この翌年の1月に南武線のカナリア101系は引退した。


101系ワンマン車(尻手・1990)

こちらは浜川崎支線用のワンマン対応2連。ワンマン対応改造後、ご覧のような特殊な塗色に変更された。写真の尻手(しって)と浜川崎の4駅の区間をチョロチョロと往復していた。



101系ワンマン車・EF65 500番台(尻手・1990)

貨物線優位のような浜川崎支線。その終点の浜川崎は鶴見線との接続駅だが、のりかえには改札を出て細い車道を渡らないといけない。
ワンマン区間定番のバックミラー撮りをしてたら、ちょうど両さんマユ毛のEF65が通過していった。
101系ワンマン車は分散型AU712を用いた簡易冷改を受けている。こちらの引退は本線に後れること12年、21世紀に入った2003(平成15)年となった。


103系

南武線103系は若番車からATC付高運転台車までさまざまなタイプが在籍した。



103系(尻手・1990)

私の中での南武線の103系というとやはりこの「低運転台・改造2灯シールドビーム」顔が思い浮かぶ。側窓が非ユニット窓の古い車両が多い印象。


103系(川崎・1993)

こちらは先に挙げたタイプの更新・黒Hゴム化後の姿。やはり非ユニット窓で、厚化粧感は否めなかった。


103系(尻手・1990)


103系(武蔵中原・1991)

高運転台・ATC対応のクハが先頭の編成。新しい高架の武蔵中原だと似合うのだが、基本地べたを踏切で道路を横切りながら走る南武線に、この高運転台車は何か不釣り合いな感じたしたもんだ。側窓も当然ユニット窓。


103系(向河原・1994.4.17)

地平の向河原に到着した高運転台車。やっぱり似合わない。尻手での1990(平成2)年の写真でも19番編成が写っているが、見ての通り別モノに替わっている。新形式ではなく、103系同士での置き換えが行われていた証拠だ。


205系

他路線からのお古ばかりが続いていた南武線だったが、1989(平成元)年に205系が新製投入された。



205系(尻手・1990)

新製投入車は先に投入された横浜線用と同じく、ドア窓の下辺が下がったり、正面に種別表示窓ができたりと、山手線用とは雰囲気が変わっている。


205系(武蔵中原・1991)

車庫のある武蔵中原は2面4線の高架駅。写真の時代は高架化から間もないころで、ストラクチャーがまだキレイだ。



205系(府中本町・1991.12.1)

府中本町駅武蔵野線ホームから撮ったもの。上下線とも外側から南武線・貨物線・武蔵野線の構成で、南武線と武蔵野線ののりかえは階上の通路を通る必要がある。


205系・103系(向河原・1994.4.17)

南武線205系は3色帯も特徴。旧国を思い起こさせるぶどう色がいいアクセントになっている。東京メガループ4線の205系では、京葉線のみが単色帯だ。

南武線では現在、先頭車化改造車を含む山手線からの転入車も多く活躍している。


209系

南武線には209系も在籍。新製投入車と最近の京浜東北線からの移籍車がある。


209系(川崎・2008.11.8・mb)

こちらはまだ最近である2008(平成20)年にケイタイで撮った写真。
京浜東北・根岸線用車両の撤退で、なんとこの1996(平成8)年製ナハ32編成が209系0番台最後の1本となってしまった。他はすべて廃車になったか改造転出により新番台に生まれ変わっている。


貨物列車

南武線は貨物列車のルートとしても重要。浜川崎支線は脇を走る貨物線のほうが偉そうにしている。


FE64 1012+貨車(尻手・1990)

ホッパ車を連ねたEF64 1000番台牽引の列車。現在は姿を消した、奥多摩からの石灰石輸送列車だと思う(貨物はよく知らないので…)。
この先ホームを過ぎてから列車は渡り線を使って浜川崎支線へ流れて行く。


FE65 1086(尻手・1990)

尻手駅の先には新鶴見の武蔵野貨物線との短絡線が延びていて、このPFは新鶴見方面から浜川崎方面を目指して走ってきたもの。うしろに貨車があるかどうかは不明。なお、この1086号機は先月新小岩でちょっとボロいJR貨物色の姿を撮っている

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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