2011/07/15

11.7.10 さんごのごさん・1

前回は久留里線の「JR最後のキハ35系」キハ30を撮ってきた。それに触発され、同じく関東にいるキハ35系を撮りたくて車で出かけた。

向かったのはキハ35系が所属する関東鉄道常総線。11時半前に市川市の自宅を出て、千葉県道8号(船取線)をまさに船橋から取手までひたすら北上した(利根川手前からは国道6号)。


平成形

国道6号から国道294号に移り、現れた信号を常総線方面へ右折すると、踏切が現れた。まずは下り列車が来るようだ。


キハ5000形(取手—西取手)

車両運用の現状を把握していなかったので、いきなり単行が来て私は面食らった。イメージでは水海道(みつかいどう)以北が単行という感じだった。
常総線は全線非電化の路線だが、取手—水海道間は複線でなかなかの本数の列車が設定されている。非JRの非電化複線は珍しい存在だ。
この複線区間は電化してもよさそうだが、常磐線と同じ理由(地磁気観測所への影響)で交流電化に限定されるため、設備のコストを考えたら気動車のほうが有利という判断になったとか。


キハ2200形(取手—西取手)

上りも単行。キハ2200形は平成の新造気動車・キハ2100形の両運転台版。…平成形が連続で来た。キハ35系は何をしているんだ? 奥に見えるのは西取手駅。

国道294号に戻り、震災翌日に開業したゆめみ野駅の新しいホームや戸頭駅の立派なロータリーを右に見つつテキトーに進む。

南守谷駅を過ぎたところで再び線路際に出てみた。踏切のすぐ先に南守谷の島式ホームが見える。西取手、ゆめみ野、戸頭とともに、立つ場所によって地上駅に見えたり高架駅に見えたりという不思議な立地の駅だ。
駅から2つめの踏切の下館方はカーブになっている。2つの踏切の間で待ってみた。





キハ2100形(南守谷—守谷)

やっと2両編成の列車に会えたが、やっぱり平成形だった。
この2100形は1993(平成5)年に登場した、関東鉄道名義では初の新造車。関東鉄道は京成グループであり、従来からの京成系の観光バスと同じようなカラーリングが施された。私は京成の貸切観光バスには遠足などでお世話になったので親しみがある。
以降に登場した車両はこの2100形から進化した形になっている。



キハ5000形(南守谷—守谷)

最初に撮ったのとはちがう、5002号。キハ5000形はキハ2400形がエコエンジンに進化した車両。塗り分けが新タイプになったものの、私はパッとしない印象を抱いている(特に正面左右の窓周りに濃色を用いなかったこと)。

昼メシがまだ。どこかの店に入ろうと思いつつ守谷を目指していたが、結局稲戸井のNTT電波塔の足元にあった「濃厚魚介つけ麺」を謳う店に行くことに決め、国道294号を引き返す。

途中にあった踏切にふらりと寄る。


キハ2200形(戸頭—南守谷)

西取手付近で撮った2204だった。…単行って撮るの難しいな。
キハ2200形は中央扉が両開き、両端ドアが片開きという、近鉄の元特急車改造の3ドア車のような設計。これは同じく両運転台のキハ2400形・キハ5000形に受け継がれている。

稲戸井でつけ麺を喰らう。想像以上に濃厚なつけ汁は熱を発散せず、中に入っていたデフォルトのチャーシューがものすごく熱くてびっくり。スープ割をやってくれるのか気になったが、結局つけ汁は麺を喰いきると同時になくなった。私はチャーシューつけ麺にしたので、皿に乗って出てきた方のチャーシューに絡めた分、つけ汁を多く消費したようだ。味は「なかなか美味しかった」というところ。


キハ5000形(ゆめみ野—稲戸井)

つけ麺屋から見える踏切での写真。これまたさっき撮った5002号。キハ35系は全然いない。

再び下館方面へ向かう。守谷駅周辺はTXの開業で垢抜けた感じになっている。
その次の新守谷駅もまた立派な駅舎を構えている。その先にある第一種踏切に寄ってみた。




キハ2400形(新守谷—小絹)

キハ2400形はキハ2300形の両運転台版。両者はキハ2100・2200形をベースにブレーキが電気指令式ブレーキになっている。

隣の、新守谷を出てすぐの踏切は第四種。そこに移動して待っていたら、上下列車が共に近づいてきた


キハ2100形(新守谷—小絹)

オサレなデザインの新守谷駅は関東の駅百選に選定されているそうだ。2面3線になっているのがわかる。2109-2110が登場。



キハ2100形(新守谷—小絹)

取手行は方向幕を用いた2101-2102のトップナンバー。



キハ2100形(新守谷—小絹)

両編成は踏切の下館方ですれ違った。これにてこの場所を後にした。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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