2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2021/11/07

21.11.7 ぐるり多摩西武・6(スマホ)/国分寺線・多摩湖線・山口線

目的の店を出る。
小川駅へ戻った前回から変えて、今回は八坂駅へ向かってみる。



八坂から多摩湖へ

江戸街道を東へ進んでいくと、国分寺線の踏切に出た。


(小川—東村山)(i)

踏切から東村山方を見る。奥で線路を跨ぐ緑のガーダーは多摩湖線。
その右奥に八坂駅があるが、国分寺線には駅はない。
仮にホームを設けたとしても、多摩湖線の八坂駅との徒歩連絡は微妙な距離だ。
そもそもそこまでの需要がないから造る必要もないんだろう。


2000系(小川—東村山)(i)

国分寺行。この編成は車号を目視。2027F。
行先・種別表示は3色表示LEDを使っている。


2000系(小川—東村山)(i)

さほど待たずに来た東村山行はフルカラーLED。車号は記録していなかった。

江戸街道と府中街道の大きな交差点は七叉路を形成しており、ややこしい。
府中街道を北に進んだところに「八坂駅→」の看板が見えるが、両街道と斜交する道に「←八坂駅」の看板が付いており、後者に誘われるまま進む。


9000系(八坂)(i)

澄んだ水の流れる水路に沿った「斜めの道」を進むと、駅の列車接近アナウンスが聞こえてきた。
待ち伏せすると、多摩湖行赤編成が右から顔を出した。


(八坂)(i)

ガード下で歩道が鉤型に曲がる、不思議な構造。
写真は来た方向を振り返ったもの。


(八坂)(i)

駅の真下にはこんな看板。散歩道の道標。
八坂駅下にありながら、小平・久米川両駅の名前が書いてある。
そして「斜めの道」の澄んだ水路は野火止(のびどめ)用水であることを知る。
名前はこれまでの人生で何度も目にしているが、具体的にどういうものかはわかっていなかった。
野火止は現在の埼玉県新座市で、玉川上水から野火止まで上水を分けるものだそうだ。埼玉県志木市で新河岸川につながっている。


(八坂)(i)

野火止用水から府中街道に向かう形で遠回りで駅入口に到着。正三角形の2辺を歩いた。
さっきの七叉路からシンプルに駅の看板に向かって歩けば写真右の通路から来れたのだ。
散歩道看板にハメられた。余分は大した距離ではないが。


(八坂)(i)

道路の反対側には「西武多摩湖線」の看板。
特段必要はなさそうにも思えるが、府中街道は北から新宿線、多摩湖線、拝島線と3つの西武の線路をくぐるので、通り抜けのドライバーにとってはややこしさの解消になるのかもしれない。

駅に入りホームに上がると、間もなく国分寺行が来るようだ。多摩湖方端っこへ。




9000系(八坂)(i)

赤が来るかと思ったら、黄色の9002F。
前記事で萩山の電留線へ引き上げた編成だが、もう本線に戻ってるのか。
西武園ゆうえんち利用者のため、通常20分間隔のこの区間が10分間隔の臨時ダイヤになっている。
この先の回田(めぐりた)信号場で上下列車がすれ違っているようだ。
そういえば、9002Fが引き上げるときは新宿線からの臨時の30000系急行多摩湖行と並んで出たんだった。
9002Fは、30000系が多摩湖から戻ってきて萩山で多摩湖線から抜けたところでまた出てきた、と考えるのが自然だな。



9000系(八坂)(i)

次の下り列車は国分寺方で迎える。
走行中の写真はほとんどがバースト(iPhoneカメラでの連写機能)で撮ったうちの1枚。
見られるレベルに撮れるからありがたい。



(八坂)(i)

赤編成を迎えるため再度多摩湖方へ。
府中街道を越えるガーダーは複線規格で造られていて、前後ももう1線敷ける幅で築堤が造成されている。
仮に複線にした場合、多摩湖行ホームを設ける場合は築堤の外側に張り出すこととなる。
駅は前回降り立った武蔵大和駅よりも多少にぎやかな場所にあり、同駅にはないエスカレーターも設置されている。(エレベーターは両駅とも設置)

調べると、八坂駅は府中街道の拡張に伴って2000(平成12)年に駅舎やガーダーを新しいものに建て替えた。どうりで古さを感じないわけだ。
建て替え前はホームは線路の反対側にあったそうだ。

思えば、同じ単線の武蔵大和や国分寺もホームは同じ側…多摩湖を向いたときに右側にある。
萩山では1・3番線、多摩湖では1番線をよく使い、やはりそれぞれ右側。
一橋学園は島式の交換駅なので下り列車が右側。
青梅街道のみ左側にホームがある単線駅。
ドアが開く回数は右側が圧倒的に多い路線だ。



9000系(八坂)(i)

赤編成・9003Fを迎える。

西武線アプリをチェックすると、狭山線にドラえもんの絵が出現した。多摩湖へ向かうことが決定したが、一旦トイレのためホームから下りた。
戻ったときには多摩湖行の紺編成がやって来て、撮るヒマもなく乗り込んだ。

列車は八坂を出るとしばらくして上下列車交換設備である回田信号場に入るが、複線状態が1.7kmも続いているため、なかなか上り列車が現れない。
かなり進んだところで走行したまま上り列車とすれ違った。


9000系(武蔵大和—多摩湖)(i)

武蔵大和で向かい側の客が降りたので、戸袋窓簡易封鎖の内装を記録。
これまで意識してジーッと見たことがなかった。
戸袋窓簡易封鎖は6050系と9000系に施されていて、新2000系のリニューアル車が外板をツライチできれいに仕上げたのとは違い、外側は窓にカッティングシートを貼っただけで、内側は写真のように化粧板をあてた上で広告スペースを造りだしている。

戸袋窓の廃止は広告面積の増加効果や戸袋の内部が丸見えで美観を損ねるのをなくす効果があるが、本来は雨水による腐食を減らす効果があるはずだ。
簡易封鎖の場合は後者はあまり考えないということなんだろう。それこそ外側の美観は崩れている。
6050系はアルミ車体のため、加工が厳しいという事情はあると思う。



9000系(多摩湖)(i)

多摩湖駅着。
今回も幕回しで出てくる当駅の旧駅名「西武遊園地」を撮影。


8500系(多摩湖)(i)

山口線はV1編成が現れた。
なんか方向幕の文字がめっちゃ平(ひら)がかかってるなぁ。
そんなことが気にならなかった前回訪問時を振り返ると、V3編成は区間表示であった。
9年前の乗車時を振り返ると、英字はなかった。さすれば、西武遊園地駅の多摩湖駅への改称を受けて幕を替えた際に英字が入ったんだろう。
外国人向けに英字を入れる配慮があるのに、漢字をわざわざ横幅いっぱいにするのは読み辛く、そちらについては配慮が足りないように思える。


8500系車内(西武園ゆうえんち—西武球場前)(i)

意外にも先頭車助士側のかぶりつき席に着けた。
正直、臨時ダイヤにするほどはゆうえんち利用者は来ていない感じ。
なお写真は補正しているが、実際は仕切りガラス+ビニールシート+前面窓ガラス越しで視界はクリアーではない。


(東中峯信号場)(i)

山口線唯一の交換設備・東中峯信号場。左の軌道に入る。



8500系(東中峯信号場)(i)

山口線も増発ダイヤのため、ここで交換。
前回1編成ピストン運行だったV3編成だが、方向幕は前回と違って単駅表示になっている。
1編成ピストンのときだけ区間表示になるのだろうか?


(西武園ゆうえんち—西武球場前)(i)

メットライフドームの周りを舐めながら進む。
途中にある車庫では深緑ラッピングのV2編成が寝ていた。



8500系(西武球場前)(i)

「西武球場前」のコマを撮る前に幕回しが始まっていた。
くるくるくるっ…て、手回しなのね。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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