先週から、113系マリ116・217編成に「ありがとう113系」HMが付けられた。ついに房総…そしてJR東日本の113系の8月いっぱいでの引退が決まったのだ。
ケヨ54+K4に続きステッカー式のものとなったが、その201系同様、房総の113系も都度撮ってきたので、HM付の姿も記録したい。
と言いつつもこの土曜、いろいろと済ませておくことがあって午前中は動けず。14時すぎにネットで113系の情報を探ってみると、廃回されたはずの編成がマリへ向かって走っているという。
奇跡? の生還
船橋通過まで30分ほどの頃にあわてて車で出かけ、船橋のS字カーブへ到着。先客さん2名。情報はホントだったようだ。あいさつをして加わる。
E217系(西船橋—船橋)
上り下りの快速が立て続けに現れた。この時間帯、下り先頭は逆光気味だが、銀色のE217系はあまりそれを感じさせない。
EF65 1072+貨車(西船橋—船橋)
そろそろ113系登場か、という頃、先客さんの「貨物が来た」の言葉で振り返ると、国鉄色PF登場。
被られるのも心配だったが、113系の回送列車は若干遅れているようだ。
113系(西船橋—船橋)
運転士と指導員?が指差喚呼をしながらカーブを曲がってきた。そして助士側にはナゾのくちばしキャラクターの袋。
先客さんに訊くと、この4+4の8連は上越線経由で長野へ向けて廃車回送された編成で、先の新潟豪雨で足止めを喰らっているうちに検査期限が近づいてしまって一旦帰るハメになったんだという。
タイミング的には7月28日に幕張を旅立ったマリS224+106がそれにあたるはずだ。今回の編成の先頭は運行番号が幕式なのでマリ106、うしろがマリS224ということになる。この組み合わせの8連は先月6日に木更津で撮っている。
ルーシー
船橋のS字を後にする。先のことは考えていなかったが、同じく家で情報を探ったときに見た「HM編成は日中東千葉留置」というのを信じてみることにして、津田沼駅や実籾駅の近くを通る道を経由して東千葉駅に近づいてみた。
これも情報通りHMを貼った113系が見えたので、線路際のパーキングに車を停めて駅に入ることにした。
113系(東千葉)
千葉駅のとなりの総武本線東千葉駅は電留線があり、こうして列車が休んでいる。もともとの千葉駅があった場所は今の千葉駅よりこの東千葉駅に近い。
これはパーキングの金網越しに撮ったものだ。ヘッド・テール両ライトが点灯した状態。非千葉方はマリ217。
丁寧すぎて気持ち悪い警備員がいる工事現場の脇を抜けて東千葉駅に入った。
113系(東千葉)
千葉方ホーム端には数人の先客。三脚を置いて本線列車を撮る体制。そのホーム端から留置の113系を撮ろうとすると明らかに架線柱が邪魔なため、ホーム中腹から望遠で撮ってみた。
すでにネットで写真を観ているので知っていたが、HMの位置が低い。ステッカー式のため、手すりと渡り板の間しか平らで広い場所がなかったのだ。
ケヨの201系に比べたら、こちらの113系は断然長い年月を千葉で過ごしているので、見栄えのいい板式にしてほしかった。
そもそもこの駅は列車で通り過ぎたことしかなく降り立ったのは初めて。留置線の車両がどう動くのかはわからないが、眺めているうちにマリ217はヘッドライトのみ点灯の状態に変わっていた。構内の配線を鑑みると、一旦銚子方に引き上げて転線してから千葉駅に向かう動きが見えてきた。
ただ、いつになったら動くのかは知らずに来ている。ひたすら待ってみることに。
211系(東千葉)
何本を数えたかは忘れたが、通り過ぎる列車は撮ったり撮らなかったり。いま、この区間の日中の普通列車は211系が主力になっているようだ。
ホームはカメラを持った人間が少しずつ増えてくる。私はホーム中腹で113系がポイントをクネクネ曲がって出て来るところを撮ろうと待っていた。
同じことを考えたらしき撮影者が私の少し前で撮りたいらしく、先に居た私に邪魔にならないか訊いてきた。見切れよりマナー的観点で黄色い線から出なければ何も問題ない旨答え、時刻を知ってるか逆に訊くと、「千葉を17時半過ぎに出る列車に充てられるらしい」という。うーむ。まだその千葉発までは45分はあるぞ…。
少しすると、私のいる位置にも撮影者がちょろちょろ増えてきた。その中の江ノ電のTシャツを着た野郎が何も言わず私の目の前に出てきてしゃがんだ。邪魔にならないようにしゃがんでるんだろうから何も言わなかった。
こういうのは今までもあったことだが、その続きがあった。江ノ電、突然立ち上がったと思ったらそのまま動かない。「前ならえ」をしたら手がぶつかる距離だ。私の視界には「藤沢」「鎌倉」と書かれた背中のプリントしか見えない。
人が増えてるということはそろそろ動き出すということであって…呆気にとられたが、さすがに黙っているわけにはいかず「無言で目の前に出てきてしかも立ちはだかるなんてあり得ない。気分が悪い」と言った。「すみません」と謝ってきたが、結局また目の前にしゃがんだ。
そこから数分も経たぬうち、113系が動き出した。
113系(東千葉)
体をクネらせて113系出陣。イライラしているせいもあってブレ気味(いや、いつも通りか…)。
113系(東千葉)
本線へ入れるポイントを過ぎて停止。千葉方もHM付のマリ116であることを確認。
113系(東千葉)
白い影はもちろんE259系N'EX。側面方向幕は3行をきちんとセンター揃えしたくなる中途半端なレイアウト。
この後千葉駅に行こうかと考えていたが、面倒な輩がまたいるとイライラしそうだ。ちょうど現れた下り普通列車最後尾に乗り込み、隣の都賀で降りた。
都賀で降りたのは、千葉方ホーム端に誰もいなかったこと、列車に日陰を作る建物が線路脇にないこと、そもそも下り列車は真正面になるこのホームの千葉方で撮る奴なんぞいないだろうと思ったことが理由だ。
ガーツー
都賀は千葉都市モノレールが頭上を併走する駅。着いてから最初に撮ったのはモノレールの上下列車。
1000系(都賀)
車での移動中や東千葉駅からもその車両たちを見ていたが、現在の千葉都市モノレールは色々な広告編成があるようだ。
E217系(都賀)
E217系は快速。千葉以東の快速通過駅は東千葉のみ。内房線同様、快速と言ってもほぼ各駅停車だ。
211系(都賀)
北総の主力・211系。9月からは113系に代わってこの211系が排除ターゲットになる。
E259系「成田エクスプレス」(都賀)
E259系のフォルムはカッコいいのだが…、速達性では、N'EXは京成スカイライナーに敵わない。
1000系(都賀)
千葉都市モノレールも「アーバンフライヤー」という新車の構想を随分前に発表しているが、未だ動きが見えない。調べると、国の安全基準の変更が影響してデビューが来年に延期になっているそうだが、製作は始まっているとのこと。
E217系(都賀)
西日が雲の間から差してきて、N'EXのときよりも明るくなった。
113系の列車がもうすぐというとき、快速の3分続行で上り普通列車が来てしまった。調べたら当駅を113系より1分先の発車だった。その209系の普通列車が停まるか停まらないかの頃に113系が現れた。
113系(都賀)
HMのデザインは201系同様1パターンのみのようだ。
113系(都賀)
いわゆる「葬式」でよく見かけるのが、毎駅降りて写真を撮ってまた乗っていくガキども。それと同じ行動の立派な薄毛の大人が降りてきてびっくりした。思いっきり前を横切られたが…バカバカしくて何も言う気にもならなかった。
この後の上り普通列車に乗って東千葉に戻り、車で帰宅。京葉道路の見物渋滞にハメられた。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。