2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2010/08/20

10.8.14 ついでの中京・2

13時16分、名古屋に到着。
この日は桑名に17時半に出向く予定になっていて、それまでは名古屋の列車に乗ったり撮ったりしながら時間を調整するつもりだが、特にどう動くかは決めていない。あくまで移動の「ついで」だ。

まずは腹が減っていたので食事をする場所を探すことに。
ぷらっとこだまは出場時も新幹線構内から直接外へ出るのが基本だが、在来線構内へののりかえ改札は普通に通ることができた。ので、名古屋駅の在来線車両を撮るチャンスもあったが、目的地の桑名へ向かう前の時間に回すことにした。
ちなみに、ぷらっとこだまのチケットでは在来線自動改札からの出場はできず、有人通路で手渡しでの出場となった。


名古屋のとなり

名駅に隣接した松坂屋のレストラン街で食事(みそかつときしめんというベッタベタなセット)。松坂屋は36年の歴史に幕を下ろすんだそうな。

一度観てみたかった「ナナちゃん」(この日は24時間テレビのTシャツを着ていた)を見物してから、そのまま名駅から遠ざかるように進む。
ガードをくぐって近鉄名古屋線に沿うように歩いて行くと、線路の向こうにあおなみ線のささしまライブ駅が見えた。
あおなみ線は先日経営破綻が報じられたところだが、電車は何事もなかったように走り続けている。そんなあおなみ線の車両が「ゆりかもめ」や京成3050形に見えて仕方なかったのは東京人の私ならではか? 3050形のほうが後発だが。

ただ、近鉄側からJRの線路群を挟んだ先のささしまライブ駅には行くことができず、線路沿いの道を進むとひっそりと待っていたのが近鉄の米野(こめの)駅。名古屋までのきっぷを買って入った。
名古屋方に構内踏切があり、出入口は一箇所。しかも自動改札が1台だけという、名古屋のとなりとは思えない質素な駅だ。



21020系(米野)

踏切が鳴って最初に登場したのは名古屋駅から出てきた「アーバンライナーnext」こと21020系。名阪間をギューンと走るイメージのこの車両も、この駅にかかるとなんだかこぢんまり見えてしまうのが面白い。
米野駅は単式+島式の2面3線という「国鉄形配線」なのだが、駅舎寄りが島式というグーフィー。21020系が入ったホームには番線表示はなく、扱い的には3番線だが、旅客列車が停まることはない。
名古屋と米野の間には特急車の車庫があり、名古屋終着の入庫列車は回送でこの3番線に入り、折り返して車庫に入る。新幹線で東京から来て、この車庫のオレンジと紺の近鉄特急を観ると「あぁ、名古屋へ来たなぁ」と感じるのだ。



21020系(米野)

入庫していく21020系。となりの一般車との並びで撮りたかったが、列車が来ると近寄って覗き込む「傍観者」に邪魔をされて撮れず。肝心な時にカメラの前に入ってくるんだよな…。


12200系(米野)

12200系2連2本+22000系ACE(エーシーイー)。撮ったときにはよく見えていなかったが、幕が難波発の特急でかつて使われた「名古屋 湯の山温泉」になっているのは職員のお遊びなんだろうか?

この駅には20分ヘッドで普通列車が停まるのみのため、次に来た名古屋行にすぐ乗り込んだ。


となりの名古屋

地下の近鉄名古屋駅に到着。私はこれまで京都・奈良・大阪阿部野橋のターミナルには降り立ったことがあるが、近鉄は頭端式のターミナル駅をどれだけ持っているんだろうか?



2000系(近鉄名古屋)

非常に多岐に渡る近鉄の一般形車両たち。軌間、車両限界、制御器、座席、空調設備、車両メーカーなどの違いから細かく分類されていて、他の会社では考えられない数字の系列名なども多数生まれている。
名古屋線を走る車両は裾絞りのない車両が多いが、省エネ車以降は広幅・裾絞りの車両も入ってきている。
米野から乗ってきたこの2000系はビスタカーII世の機器を流用した車両。プッカリと浮いた正面の方向幕が近鉄ならでは。



2430系(近鉄名古屋)

大阪線用2連の1M車・2400系をラインデリア化したのが2410系で、その3連版がこの2430系。赤い台車で新聞を積み込んでいて、今年3月まで残っていた房総の新聞電車さながらの光景が見られた。


23000系(近鉄名古屋)

「伊勢志摩ライナー」の23000系。黄色いカラーと縦長窓のサロンシート車が特徴的な車両。2年後れで登場したJR西日本の283系「オーシャンアロー」も同じイルカ顔で、姉妹車両のような雰囲気。


1233系(近鉄名古屋)

これぞ近鉄らしい不可思議な系列の車両。2連口1230系シリーズのひとつで、台車や補助電源装置の違いでほかに1230系、1249系、1252系、1253系、1254系が存在。1252・1253・1254系に関しては末尾52〜77番の間で入り乱れている。1254系は末尾54の1編成のみ。
メトロ東西線05系なんぞは、この近鉄式で系列分けを始めたらいったいいくつに分かれるのか、興味津々だ。



12200系(近鉄名古屋)

近鉄特急といったらこの配色。12200系は「普通の近鉄特急」という感じ。アーバンライナー以降途切れていたこのカラーをACEやAce(エース)が受け継いだのは嬉しいことだ。


東山線

名鉄瀬戸線のつりかけ車を撮りたいと考え、そちらに向かうことにした。
近鉄名古屋駅から名古屋市営地下鉄東山線にのりかえたが、きっぷを大曽根まで買ってしまった。先に考えていたのは、栄→栄町のりかえで瀬戸線で大曽根まで出て、大曽根からはJRで桑名まで行ってしまうというものだった。

せっかく大曽根まで買ったのでその通り進むことにした。


5000形(名古屋)

名古屋市営地下鉄では最古の路線が東山線。どこか東京のメトロ銀座線に似た雰囲気がある。鋼製車置き換えのため導入されたアルミの5000形は銀座線01系より3年先の登場。N1000形の導入で廃車が始まっている。


N1000形(栄)

こちらはその最新鋭のN1000形。5000形と同じく黄帯が基本だが、このトップナンバー編成は名古屋開府400年を記念したラッピング車両になっていて、そのベースは100形を思い起こさせるレモンイエローだ。残念ながら5000形とともにカッチリした写真は撮れずじまい。
地下空間を明るくするための黄色だったが、100形の末期は焦げのある厚焼き玉子のように茶色い汚れが浮いていた。


栄で名城線にのりかえ、大曽根まで移動。列車はナゴヤドーム前矢田行だったが、私の乗った15時台には通常ドーム前行は設定されておらず、15時開始の中日—広島戦開催にあわせた臨電だったようだ。
…あ、名城線の車両は撮らずじまいだった。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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