【ご案内】2016年夏までの記事の画像リンク切れは解消致しました

2009/08/02

09.7.25 その他の列車

7月25日の朝方にドタバタ撮って回ったのは前の4つの記事のとおり。
この記事ではその合間に撮ったノーマルな列車の写真を紹介。


京浜東北線E233系(鶯谷)

京浜東北線は「コスト半分・寿命半分」と言われた209系の引退が進んでいる。
最近はこのE233系に遇う確率が断然高くなった。
京浜東北線のE233系は1000番台だが、帯色や正面の表示器の配置以外中央線E233系0番台との見た目の差はあまり感じない。
209系に組み込まれていた6ドア車は、広幅化による収容力増加や東北縦貫線(東北本線・東海道本線を結ぶ上野—東京間の線路を復活させるもの)開業後の人の流れの変化も見込んで組み込まれていない。


京浜東北線E233系(大宮)

田端—品川間で山手線と競演する京浜東北線だが、新型車両の投入は209系以外は山手線の後を追う形が多い。
209系は黒いガラスとグレーの内壁・床のせいで薄暗い雰囲気の車両で、そこから山手線E231系500番台にのりかえると車内は優しく明るい空気を感じられた。
209系は廃車になったり試験車MUE-Trainや各地の訓練車などへの転用が行われたが、多くの車両が東日本の各地へ疎開留置され、のち南武線や房総各線用への転用改造が進められている。


山手線E231系500番台(鶯谷)

中央・総武線緩行に投入されたE231系を発展させたのがこの山手線用E231系500番台。
白フレームの顔は0番台から変更され、垢抜けた感じになった。


山手線103系さよならHM(原宿・1988.6.25)

山手線は1988年6月26日に103系が完全撤退し、205系に統一された。写真はその前日の列車。
しかし13年半後の2002年にはE231系500番台の投入が始まり、2005年4月に完了した。

山手線は全駅にホームドアを付ける計画がある。
前述のとおり田端—品川間では京浜東北線と並走しているが、非常時にはお互いの線路を行き来する場合がある。
このとき、6ドアタイプのホームドアがあると支障が出るため、山手線も11両編成中に2両ずつある6ドア車を外すことになった。


京浜東北線205系・山手線205系(御徒町・1990.5.6)

上の写真は事故の影響で京浜東北線北行が山手線内回りに転線したシーン。複々線を利用して、不通区間を減らしているわけだ。このあと、京浜東北線北行の103系が2本並ぶ様子も見られた。

山手線にはすでに後継のE235系の開発が進んでいるそう。
E235系が入ると11両編成のE231系500番台は10両編成となって他線に移る。
6ドア車交換用のサハの片方はこのときに余る1両としてE235系タイプで設計、E231系500番台転出時も山手線に居残り、投入されるE235系に組み込まれる可能性もあるとか。
ホームドア設置急務の状況で仕方ないんだろうが、中央線で201系を使えるだけ使ったのを考えると、なんだか腑に落ちないお金の使い方をしている気がする。


宇都宮・高崎線E231系(大宮)

高崎・宇都宮線は115系を追い出したE231系が幅をきかせ、たまに見る211系は帯も色あせてみすぼらしくなってしまった。
毎日通勤で利用する人にとってはロングシートは有難いんだろうが、やっぱりボックスシートが少ない中距離電車はさみしい。
ただ、グリーン車の連結で普通車が減ったのも事実。グリーン車2両連結というのはいささか勢いに任せすぎな気もしたが、利用状況はどうなんだろうか?


中央線E233系(日野)



中央線E233系(高尾)

東京地区の通勤形電車が次々とステンレスカーに更新される中、201系が永らく使われた中央快速線。置き換え用のE233系は青梅・五日市線分も含め全車が出そろい、当然八高線や富士急行線にも乗り入れる。201系は高架工事中のダイヤで本数が必要なため予備的に10両2本だけが残っているが、余命いくばくもない。

E233系はE231系500番台やE531系の要素を受け継いだような車両で、今のところJR東日本で最新の一般形系列になっている。小田急や相鉄でもこの車両をベースにしたものが登場している。
今後は京葉線や埼京線にも投入し、103系を追い出した205系の淘汰も計画されているようだ。


E257系特急「かいじ」(高尾)

E257系は特急「あずさ」「かいじ」用の車両で、E351系「スーパーあずさ」とともに中央東線の顔になっている。
スーパーよりノーマルのほうが新しい車両になるのは、「ひたち」や房総特急も同じ流れ。
今回ちょいちょい出くわしたが、いつも気を抜いているときにスーっと駆け抜けていってしまい、撮れたのはこれくらい。


中央東線115系(高尾)

中央東線と呼ばれる高尾—塩尻間の普通列車は未だ115系が活躍中。このさわやかな色の車両は「長野色」だそう。所属は長野車両センター。現在波動用の183・189系の一部にも同じ色が施されたままになっている。

私は「信州色」だと思っていたが。信州地区にはそれ以前に白地に緑と赤の帯を配した地域色もあったので、そっちを指すのかも。


信州色?の中央東線115系 フツーに非冷房だ…(下諏訪・1989.9.16)

スカ色を撮りたくて高尾に来たのでなんとか撮って帰りたいと思っていたら、長野色の次の列車がスカ色だった。





中央東線115系(高尾)

この列車は高尾始発韮崎行。
高尾を通る韮崎行定期列車はなく、この通常甲府行の535Mが夏季土休日のみ韮崎まで延長運転される。
ほかに同様の設定がないので、土休日に1本だけの珍しい列車といえる。

高尾口の115系は、高尾、八王子、豊田、立川発の列車がある。
かつては新宿まで顔を出す列車が走っていたが、早朝深夜だけの時代(最後は上諏訪行夜行)を経て全廃。現在の立川が東限の状態に落ち着いた。


中央東線115系(新宿・1989)

この写真はネガを調べてみると夜に撮ったっぽいが、深夜という感じではない。
8570Mというのは現在もホリデー快速河口湖2号にあてられているいかにも臨時列車の番号だが、ヘッドマークもないこの列車がどんな列車だったか憶えていないのが残念。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。