2009/08/07

09.8.7 東武のひみつ列車

自由な平日ができたので、一度目にしてみたかった列車を早起きして観に行った。

東武伊勢崎・日光線は地下鉄日比谷・半蔵門・東急田園都市線と相互直通運転を行っている。タイトルの「ひみつ列車」とは、この東武の地下鉄乗り入れ車両の珍しい列車のことだ。

東西線、日比谷線と乗り継いで、北千住7時5分発の伊勢崎線新栃木行き区間急行に乗り込む。
車両は8000系。内装は色あせているが、床は対照的にこれでもかとばかりツヤツヤ。座ると異様に沈み込む黄緑のロングシートは、あまり乗る機会のない私はいつも驚く。
「ヴーー」というモーターの唸りは小さい頃に京都から大阪まで乗った153系新快速を想い出す、国鉄っぽい電車だ。

区間急行・区間準急は急行・準急のうち半蔵門線に乗り入れない列車で、日比谷線系が走らない北千住—浅草間の各駅停車担当。各駅停車区間にかからない北千住発着の列車もあるが、半蔵門線に入らないものはすべて「区間」がつくルール。車両は半蔵門線に入れない8000系・10000系列と地上用となった30000系が用いられる。
半蔵門線直通用に造られた30000系、50050系が新造されるたび直通用機器を譲り、6連・4連に分けられて地上運用への転用が進んでいる。


春日部7時34分着。一旦降りて、7時36分発の「区間急行・北千住行」を撮る。この列車は平日朝1本だけの半蔵門線直通用車両が用いられる区間急行で、50050系か30000系の10両編成となる。
もうちょっと撮りやすい駅を選びたかったが、起きる時間とこの後の動きの絡み上、ここがベターとなった。記録するだけなので、撮れればいいのだ。


10両編成の50050系を用いた区間急行北千住行(春日部)

うわ、ガラスに風景が反射してて表示がよく見えない… きろく… だな、一応。

とっとと下りホームに戻り、7時38分発の準急(東急5000系だった)で東武動物公園へ移動。やってくる列車を眺めたり撮ったりしながらお目当ての列車を待つ。


2+2+2の6連で3層建ての6050系快速(東武動物公園)

この快速は下今市で東武日光行2連が別れ、新藤原で2連が切り落とされ、野岩鉄道・会津鉄道内は2連で走るようだ。


更新された武闘派10000系(東武動物公園)

この10000系は更新工事が施されていて、パンタはシングルアーム・表示器はフルカラーLEDに交換され、スカートが新たについたほか、ライトの形やアイシャドウの色も変わった。
蝶野正洋が武闘派に転向したときのようなしっくりくるイメチェンだ。なにぶん私は元の10000系の顔が好きじゃないもんで。


10000系(姫宮・1992.1)

これは更新前の11603F。正面助士側にジャンパ栓があったんだな…。

そして、お目当ての7時56分始発南栗橋行が姫宮側から入線。平日の東武動物公園始発南栗橋行は1日3本しかない列車だが、その中でもこの朝の1本は格別。



南栗橋行20000系。方向幕回転中の写真ではない(東武動物公園)

なんと日光線に20000系列が入るという超特殊な列車で、20000系列が営業中に南栗橋を表示するのは平日のこの1本だけだ。列車番号も741Tと地下鉄直通列車のつけ方になっている(前出の区間急行は地上列車調の2606列車)。
南栗橋での折り返し列車(837T)は車体のとおり日比谷線に直通する中目黒行となる。日比谷線に入るための18m3ドア8両編成という特殊な車両だけに、この1本の存在はとても不思議だ。

私と同じようにコンデジでこの列車を撮っている男がいた。同じ目的なら、先に待ちかまえていたこっちが撮ってるときにフレームインしてくるのはやめてほしいな。

区間急行太田行に乗り込み、羽生まで移動。この間、りょうもう号が次々と浅草へ向かってすれ違っていくのに驚いた。



10050系区間急行(羽生)

羽生で秩父鉄道にのりかえ。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

2 件のコメント:

えんちやん さんのコメント...

南栗橋行きまでゲットしたんですね。
さすがです。
そっちは気付きませんでした(笑)。

153系新快速…かなり同感です。

ひみつ さんのコメント...

いらっしゃいませ。

南栗橋行はきっちり撮れましたが、区急のLEDはほとんど読めてません。
南栗橋行も一緒に狙う都合上、春日部で狙うしかなかったんです。
これは、いつかリベンジをしなきゃいけないかも。

…ま、しばらくはないですが。ムヒ。

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。