2011/01/04

11.1.2 新町カーブとSLコニカ号

昼に家族で買い物をして帰宅したあと、15時前に二俣新町駅に。2日続けて同じ時間帯に同じ行動。

年末からケヨ区に戻ってきている201系ケヨ51+K1がきのう走っていなかったので、きょうあたり動いているかも、と出てきたのだ。
6連口のケヨ51は方向幕が一部故障して「京葉線」コマに固定されているが、その状態になってからこの二俣新町のカーブを来る姿を撮れていない。


SLコニカ号を思い出した

きのうは立たなかった件の蘇我方のカーブに行くと、三脚を立てた先客1名。声をかけてからいつもの位置に立つ。未成年のようだ。
ケヨ51+K1を見たか訊いてみると、ちょっと前に上ってったそう。うーむ、遅かったか。もう一つもらった情報が「ケヨ53の編成札が違う書体のものに変わってる」というもの。ならば、それが来るのを待ってみようか。


205系(二俣新町)

ケヨ4。ひらがなで書くとけよよん。

先客は訊くと15歳なんだと。知識や言動は小慣れた撮り鉄という感じ。
話をしているうち、「昔ここをSLが走ったことがありますからね」と言い出したが、自分が生まれてもいない頃の話を36歳の私に偉そうに吹聴している姿は、幼さをひしひしと感じさせた。

少年にも話したが、その「昔走ったSL」を私はまさにこの場所で撮っている。しかも彼とほぼ同じ歳のころだ。


D51 498+14系+EF81 80「SLコニカ号」(二俣新町・1989.8)

京葉線のなつかし写真に加え忘れていたSLコニカ号。京葉線は1988(昭和63)年12月1日の新木場—南船橋間・高谷支線・千葉みなと—蘇我間の同時開業時にATS-Pを初めて本格採用した。
上越線後閑駅に静態保存されていたD51 498はほぼ同じ頃に奇跡の車籍復帰。年が明けたこの1989(平成元)年にATS-Pの機器を搭載した。どういう経緯かわからないが、このほとんど高架線の京葉線を走ることになったのはそのATS-Pを積んだことが大きく作用している。



D51 498+14系+EF81 80「SLコニカ号」(二俣新町・1989.8)

ゾロゾロと警備員が並ぶホームをしれーっと通過。この駅での撮影者はそう多くなかったと記憶している。なお、上のカーブの写真とは当然違う日のものだ。
編成は蘇我方にEF81 80が付いたプッシュプル。新木場までしか線路がない頃なので、新木場に着くと折り返してEF81が牽いて帰った。D51 498のHM脇にはパタパタ式の赤丸が付けられているのが見える。
SL列車でありながら、窓の開かない14系客車はミスマッチだった。ボックスシートで開閉窓の12系がよかったのだが、安全上の都合だったと記憶している。14系は7両。
客扱いは蘇我→舞浜だったと思っていたら、ネット上には、新宿から総武線経由で蘇我まで81が牽いて来て蘇我からD51が…なんて書いているところもある。そんな話は私の記憶にはないのだが…。運行期間中のD51が蘇我—新木場間のみ走ったのは間違いない。


201系が3本

現在に戻る。
先客の少年が次の場所に移動するため去ったところで、入れ替わりに別の撮影者が登場。また話しながら撮影を続ける。


201系(二俣新町)

ケヨ52+K2。きのうの記事のとおり、83運用で房総に泊まり、85運用で京葉線に戻ってきた。


E233系(二俣新町)

ケヨ505。おでこのLED表示はキレキレだが、運行番号は切れてない。それよりも、この丸っこい顔にピントが合わないのはいつも通りで困る。




209系500番台(二俣新町)

ケヨ32。冬場の低い日光が正面に当たると、赤い口紅もさすがに薄くなる。


E257系500番台特急「わかしお」(二俣新町)

スカートの交換が進んでいるE257系500番台。「だっちゅーの」形の原形スカート編成に遇う確率は下がっている。


205系(二俣新町)

きのうに続いて運行中のケヨ9。運行番号表示は「09」で、列車としては1508A。
実は記事最初の1416Aからこの上り線を通る列車をすべて撮っている。この時点では気づかなかったが、この1508Aは蘇我→東京の快速なのに、方向幕の表示が各停用になってしまっている。次の写真のE331系も各停。各停が3本続くことはないので、この列車が快速で間違いない。
アナログな205系の幕だからこそのハプニングだが、新習志野やこの二俣新町に出ようとした人が誤乗しなかっただろうか?


E331系(二俣新町)

土休日ダイヤが続く年末年始はケヨAK1が連日現れる。写真からは読み取れないが、正月ならではのことだ。


E233系(二俣新町)

E233系5000番台トップナンバーはHM付のケヨ501。遠く上総一ノ宮からの列車なので列車番号は14時台発を示す1404A。LED表示も「外房線内各駅停車」が出たまま。まぁ、またキレキレなんですが。



201系(二俣新町)

件のケヨ53+K3が登場。架線柱の影がセンタリング。確かに編成札の数字の天地が若干小さく、余白が多いものに変わっている。が、意識して見ないとわからないレベル。


201系(二俣新町・左は2010.6.28)

元の編成札の写真との比較。数字の天地が今より大きいのがわかる。
情報サイトによれば、新たに使われている札はかつて在籍した201系10両貫通編成のケヨ70で使っていたものの使い回し。差し替えの理由は不明だが、年末に復帰したときのケヨK1も蘇我方の編成札が裏返った状態で走っていたそうで、なんだか編成札周りが落ち着かない状態になっている。

ケヨ51+K1ももうちょっと待つと来るので、まだまだここで撮影。



E233系(二俣新町)

ケヨ504はきのうのケヨ503と同じく映画『ナルニア国物語』の広告編成。日が落ちてきたせいで露出が変わり、LED表示が切れなくなった。




201系(二俣新町)

やって来ましたケヨ51+K1。冒頭のとおり、このカーブでのこの幕の姿は未撮影だった。色がきれいになっているとの噂だったが、西日をモロに浴びて色が飛んでしまったのは惜しい。


201系(二俣新町)

就いているのは京葉線内のみの53運用で、110km/h非対応の205系転入車はこの系統の運用にしか入らない。日中に3本の201系が走ることは昨年はあまりなかったが、205系転入車唯一の量産車編成だったケヨ22が離脱したことでこのケヨ51+K1の出番が回ってきたようだ。


205系量産先行車(二俣新町)

ケヨ26。量産先行車4本の中でも特に帯色が退色している編成。量産先行車4本はケヨ24が205系全体のトップナンバー、ケヨ25は側面幕帯がビード部分からはみ出して長く切られている、ケヨ27が正面下部にボルト、とそれぞれ細かい特色がある。


E233系(二俣新町)

ケヨ502。501とともに全通20周年装飾(HMと乗務員室扉うしろのバナーステッカー)を纏う。
ちなみに、二俣支線を行くしもうさ号を見たが、205系5000番台でドア窓が小窓ばかりのごくノーマルな編成だった。


夕日ふたたび

きのうに続いて、日が沈みかけた西の空がキレイな色を出し始めたので東京方に移動。


(二俣新町)

戦艦のような長細い雲が西にあり、日がすぐ隠れそうな感じ。




E331系(二俣新町)

きのうの新年一発目と同じような風景だが、こちらのほうが時間が遅いのでよりコントラストが強くなっている。


(二俣新町)

雲の向こうで夕日が自己主張。


E257系500番台特急「さざなみ」(二俣新町)

土休日と年末年始運転のさざなみ10号。さざなみの毎日運転の列車は2.5往復にまで減った。


201系(二俣新町)

ケヨ51+K1。


E233系(二俣新町)

『ナルニア』編成のケヨ504。これに乗って南船橋へ移動。車内はLCDでも映画の宣伝動画が流れていた。




(南船橋)

特に予定は決めてなかったが、結局後から来た撮影者と話しながら二俣新町からずっと動かず撮っていたので、南船橋には再入場のためだけに来た。
発車メロディボタンの機器箱の上にカメラを置いてセルフタイマー撮影しながら、上り各停が来るのを待つ。

やって来た各停は海浜幕張から折り返してきたさっきのE331系だった。



E331系クハE331-1車内(二俣新町—南船橋)

立席客がなく、ゴッツリ顔が写り込むこともなさそうだったので車内を撮影。
E331系は両端のクハに2組のボックスシートが設置されている。休日はこの形で、平日はロングシートに切り替えができる仕様だが、平日の運行の実績はなく、幻の設備になっている。


E331系(西船橋・2010.1.29)(再掲)

平日の試運転時の写真。ボックスシートはドア側に回り、ドア側にあったロングシートが内側に進んでいる。転換の動きを見てみたいもんだが、ロング部はただ取り外して移しているだけかもしれない。


E331系クハE331-1車内(二俣新町—南船橋)

ドア内側はE231系などとは違う、アルミっぽいツヤのないものになっているが、それについて詳しく触れている資料に当たっていないので気になっているところ。


E331系クハE331-1車内(二俣新町—南船橋)

LCDの自分が何両目に居るかの案内表示は14両のうち1・7・8・14号車の車長をしっかり長く描いていて面白かったが、それに気づいたのは二俣新町でドアが開いた瞬間で、撮れなかった。

降車後は改札へ直行して帰宅。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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