2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現Googleアルバム経由での再貼付しかなく、アルバムの貼り直しから進めていました。
しかし5月4日に作業の続きをしようとしたら、古いリンクが復活してるではないですか!💢
ということで、再貼付準備をした分(これが結構進んじゃった。最悪)は
記事の方の貼り直しを進めます。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。(←ここ変わってない)

2023/09/10

23.9.10 205改の走る街2023・下(スマホ)

小田栄駅を離れたあと帰ろうかと思ったが、産業道路の浜町交差点で「扇町」の文字が。
…ついでだから行ってみよう。


扇町駅

交差点からひたすら進んでいくと、橋が続くところで鶴見線の線路が右から道路に並んできた。線路に沿う道を進んで行くと、右に入った先に鶴見線の終点・扇町駅がある。

運河に囲まれた埋め立て島にあり、周りは工場・倉庫・発電所等々。通勤時間帯以外は人気(ひとけ)も電車気もない。
埋め立ては浅野財閥によるもので、浅野家の家紋の扇から当駅名が命名されている。


(扇町)(i)

コンクリートブロック積みの質素な駅舎。手前のアーチは植物の絡みもほとんどなく、まさに錆が寂れ感を強調してしまっている。



(扇町)(i)

ネコ2匹。寒いのが苦手な動物だが、この暑さにはへこたれている模様。
同じ鶴見線の浅野駅もネコだらけだったな。浅野財閥由来の駅名も共通点だ。



(扇町)(i)

時刻は12:21。12:10発の列車が出たばかりで、次の発車は2時間後の14:10だ。残念。
ネットで時刻表を見ると、昭和12:06発→扇町12:07着・12:10発→昭和12:12発となっていて、この昼間は扇町に列車が居るのは2時間のうち3分間だけということになる。私のように下調べなしで車でフラっと来て停車中の車両を見るのは相当確率が低い。



(扇町)(i)

ホームのない線路は2本が駅の奥に続いている。鶴見線は臨港地区の貨物輸送のための路線でもあり、各駅から多くの専用線が分岐していたが、だいぶ整理されてきているようだ。当駅も当初は貨物駅として開業している。




(扇町)(i)

旅客線は1面1線のみ。ホーム上屋は昭和の意匠を保ち、線路は草むした車止めで途切れている。
脇の建物はJR貨物の事務所になっているようだ。



(扇町)(i)

ずっと寝てなさい。


(扇町)(i)

踏切からホーム側を眺める。



(扇町)(i)

踏切から終端側を眺める。くちばしを3つ持つ門形送電鉄塔がそびえる。送電線は3本の線で1セットである。あくまで線路を跨ぐための門形であって、鉄道の架線柱ではない。でも、東急池上線の電車が来てもいいような雰囲気。
線路は三井埠頭の敷地に専用線として続いている。


昭和駅

扇町駅からひとつ鶴見寄りの駅が、先ほども名前の出た昭和駅。扇町駅とは営業キロで0.6kmしか離れていない




(昭和)(i)

駅舎は6年前に建て替えられたそうだ。



(昭和)(i)

しかしホームに行けば扇町駅と同じ意匠の上屋。駅名の通り昭和のままである。



(昭和)(i)

Wikiによればこの辺りは旅客線と貨物線の単線並列だそう。しかし、貨物線は草むしている。上屋とともにラピュタ化が進んでいる。


(昭和)(i)

駅前の踏切から扇町方面を眺める。門形鉄塔が続く。
こちらも草むしたほうが貨物線。扇町駅とは旅客線と貨物線の位置が逆になっているが、ご覧のように写真奥で2線が一旦合流しており、その先でまた二手に分かれ、貨物線と旅客線が入れ替わる配線になっている。


(昭和)(i)

列車を下りて駅舎を抜けるとそこはレゾナック川崎事業所(扇町地区)。まさにここへの通勤客が駅利用者のメイン。
レゾナックの前身は昭和肥料・昭和電工であり、駅名もそこから命名されている。




(昭和)(i)

昭和駅の鶴見方には専用線の分岐跡が残っている。東亜石油京浜製油所へ続くものだったが、2011(平成23)年に使用を終了したそうだ。


(昭和)(i)

カーブに沿うような形で続く建物と道路と廃棄物…気になる場所であったが、奥に行くのはやめた。
ストリートビューで見てみると、出光興産の敷地まで道は続き、その終端脇には線路と車止めが残っているようだ。



(昭和)(i)

警報器が残る。通りかかった現車中のタクシーが一旦停止していたが、来慣れていない運転手なのかもしれない。
この島には鶴見線以外に路線バスも乗り入れており、本数は鶴見線に圧勝の模様。


(浜川崎—昭和)(i)

さらに鶴見方に運河を渡る橋があり、鶴見線も並ぶ。
奥に見える縦長の工場施設は夜は照明が輝き、プチ工場夜景スポットでもあるようだ。列車が通る時間に来てみたいなぁ。
…というわけで、この記事は車両は一切登場せず。これにて帰宅した。

なお新潟のお古を導入した南武支線に対し、鶴見線にはE131系1000番台が新製投入されることが決まっている。
同時期に205系改造車で車両を更新した両線だが、ここで差がつくことになる。
これまでのE131系は広幅裾絞り車体だったが、1000番台は建築限界の都合か狭幅で裾絞りなしの設計となっている。
なんなら一部は2連+両運クモハの3両編成にして、2連は南武支線共用、両運クモハは鶴見線閑散時間帯に単行でも使える、そんな形もいいんじゃないかとシロウトは思ったり。
南武支線車両もいまは鶴見線の弁天橋を定宿にしているし。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。