2024年4月に入り、2016年夏までの古い記事の画像リンクが切れました。
対応は現アルバム経由での再貼付しかなく、徐々に進めています。
前後の記事が直ってないのに、ポツンと直っている記事もあります。
完全復旧までには相当の期間がかかる見込みです。

2017/05/05

17.5.5 カラバリ東武〜青い鳥と三種の神器・3

坂戸駅で、東上本線ホームから越生線ホームに移った。
狙う三つのカラーのうち、最初に会えたのはこれまたフライング東上…改めブルーバード塗色。


8000系(坂戸)

下板橋の留置線で撮った51092Fとの違いは、ラッピングでなく塗装であることと、正面のブラックフェイス存置であること。


8000系(坂戸)

ブルーバード仕様になったのは51092Fと同時のようだ。




8000系(坂戸)

架線柱の影ゴッツリの越生方先頭。対象編成が走っていれば沿線撮りと決めていたので、この列車に乗り込んだ。


複線風

3本の8000系が走ってると勝手に思い込み越生線に乗った。私は越生線に足を踏み入れるのは初めてだ。
単線を進み、最初の駅・一本松に到着。駅は交換可能で、上り列車が見えてきた…あ、セイジクリーム!
…というわけで、4本目の8000系が走っていることを知る。データイムは1時間に4本の15分ヘッド運転。東京時刻表をこの日も持参したが、全然見ていなかった。
先頭に乗っていたのでホームからブルーバードとの並びを…と思ったら、こちらの運転士が後方確認で即発車の気配。降りるのはやめた。
発車後落ち着いて車内を眺めると、運転台背後の壁に運用路線と八高線を含む接続列車の時刻表がまとめて掲示されていた。

本線に比べるとかなりのどかな風景を進むが、東武独特の両脚単線架線柱が沿線撮りの際に少々気になる感じだ。
西大家駅はローカルな1面1線の駅で、続く川角駅・武州長瀬駅は立派な上屋の対向式ホームで本線級の雰囲気。
武州長瀬駅でノーマル8000系と交換、次の東毛呂(ひがしもろ)駅までは複線のまま進んだ。
東毛呂は島式1面2線で、坂戸方端っこに階段、越生方端っこにエレベーターがある面白い駅。
東毛呂からは再び単線となり、終点の一つ手前・武州唐沢駅に到着。


8000系(武州唐沢)

当駅は西大家とともに単線の棒線駅で、ローカル感がある。
事前に考えていた沿線撮りポイントへ向け、当駅で改札を出た。

駅に接する県道114号を西に進むとJR八高線の踏切がある。踏切を渡った先の交差点を右折して県道30号を山田うどんの先へ進むと、越生線と八高線の合流地点にあるダブル踏切に出る。
ここから越生までは八高線と並走する「複線風」の区間となっていて、あわよくば八高線の列車も撮っちゃえ、という狙いで赴いた。

駅からの移動中、ブルーバードの到着を待って越生を出てきたノーマル8000系が武州唐沢駅に滑り込んでいくのが見えた。
さすれば、次に来るのは下りのセイジクリームだ。



8000系(武州唐沢—越生)

なつかしのカラーリング。撮っている場所はダブル踏切の坂戸方へちょっとだけ進んだ位置。
列車がもうすぐ来ちゃう感じだったので、意図していなかった手近なここで撮った。


Googleストリートビューより

ダブル踏切周辺をキャプチャ。
「ダブル踏切」としたのは、ご覧のように両線の両側にそれぞれ独立して遮断機があるから。両線の間の狭いスペースには八高線に沿って奥に延びる細道が分かれているため、踏切を一つにまとめられないのだ。
ただし越生線・八高線の片方だけ列車が来るとしても踏切はシンクロして両方閉まるようになっている。
セイジクリームの写真を撮ったのは奥の架線柱が道路すら跨いでいるところの手前。
八高線と別れて単線2本脚架線柱区間になった地点だが、架線柱が道路も跨いでいるのはその先に東武の越生変電所があるため。非常に小さい施設だ。

地図を見たら、私が立っているこの道路を写真奥にまっすぐ進むだけで駅に出られたようだ。
私は駅からここまで三角形の2辺を進んで来たのだ。

次に来るのは上りブルーバード。
ダブル踏切から越生方面へはしばらく線路に県道が沿う。線路側は路肩が狭く、列車が来るまでボーッと立ってるのはちょっと邪魔だ。
ダブル踏切の前後は県道の路肩も拡がっているので、上りブルーバードはこの路肩幅広位置で迎えてみる。


8000系(武州唐沢—越生)

上り列車は北西から南東へ進んでくる。さすがに午後になると上り列車の先頭は陰になってしまう。
手前が八高線の線路だ。


8000系(武州唐沢—越生)

ドアのガラス押え金と青のコントラストが美しい。

次の下り列車は県道を越生方に少し進んだ場所で狙うことにした。
すると、少し早いタイミングで踏切鳴動。 




キハ110系(毛呂—越生)

八高線だった。非電化の「八高北線」からキハ30系とキハ37・38形が撤退してから走り続けるのがキハ110系。
東北を中心に活躍するこの車両が、離れた八高線と小海線でも走っている。この車両が来るだけで一気に遠征感が沸くから面白い。

2分後に再び踏切鳴動。こんどは東武。



8000系(武州唐沢—越生)

ダブル踏切から完全に両線が合流すると、架線柱はこのように片持ちになる。
ここがスッキリ撮れていい位置だが、前述のとおり車の往来があって長くは居座れない。

もう少し先に進んでみる。
下りブルーバードを順光で撮ったら越生駅まで移動することにしたが、とにかく日差しが強くて暑い。




8000系(武州唐沢—越生)

セイジクリームは1974(昭和49)年の新製8000系から施され、ツートンに代わって東武の3ドア・4ドア一般車に普及した。
私はまさにこの年の生まれ。小さい頃は車で船橋の東武へ買い物に行くと、野田線を走る電車(おそらく3000・5000系列)のこのクリームの姿を目にしたことを憶えている。
当時東武の船橋駅は地平。踏切待ちでクリームの電車を目にするのが楽しみだったが、高架化工事が始まり、いつのまにか踏切が廃止になってしまったという記憶。
その踏切に至る道路が、いまは私が総武線の撮影ポイントとしてよく訪れているカーブの脇の道だ。



キハ110系(毛呂—越生)

油断していたところでこっそり現れた八高線上り列車。
この車両はキハ38の八高線時代のカラーリングを再現している。八高線もリバイバルカラーが撮れたのは収穫だった。
小海線キハ110系のリバイバルカラーはキハ58系ベースなのでなんだか無理がある感じだが、こちらのネタ元のキハ38はブラックフェイスなので、同じブラックフェイスのキハ110系にマッチしている。



8000系(武州唐沢—越生)

この列車の次の下りがブルーバード。考えてみれば、データイムに4編成の運用ということは、標準色とリバイバル3色で全編成色違い…ということも起こりうるわけか。




8000系(武州唐沢—越生)

この並行線路の東武側は木立の向こうに区画整理された住宅街が形成されてるが、JR側はのどかなムードになっている。



8000系(武州唐沢—越生)

下りブルーバードの記録ができた。
次がセイジクリームだがどうせなら2本が並ぶところを撮りたいので、ここで当初の考え通り越生駅へ向かう。(つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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