タイトルの説明をしていなかった。
帰宅後、テレビできょうが暦の上での「大暑」であることを知った。そしてその通り、クソ暑い一日だった。
「中房」というのは私が勝手につけた呼び方。内房から外房へ抜けるところだから。
日陰のワナ
鎌取駅前を抜ける通りを東へ歩く。誉田駅までの間にある踏切で走行写真を撮るのが狙いだが、外房線はもう1本北側の大網街道の北を進んでいて、そちらに移らないといけない。
上り坂の途中に左へ上がる階段を見つけ、そちらを上がると2本の道路の間にある住宅地の通りに出た。大網街道は家々の向こうに通っているのだが、不思議なことにそちらへ抜けられる道がまったく出てこない。
炎天下で普段速歩きの私もペースを下げる。そもそもサンダル(足首にベルトをとめられるタイプ)履きだからというのもあるが。
ようやく一本の未舗装の路地を発見し、そこを抜けてなんとか大網街道に出られた。
狭い歩道の小さなアップダウンにやきもきしながら進むと、外房線側へ向けて林に吸い込まれるような道が現れた。踏切の警報音が聞こえてきた。日陰に入れることもあり、迷わず突入。
しばし涼しい空間を抜けると、大網街道と交差する通りに出た。踏切は交通量が多く、撮影には適さない。
通りを右に進んで大網街道との交差点が見えてきたが、その手前に裏道を発見。車が多い通りは避け、再び裏道に入る。
しばらく進むと、突然真新しい舗装の道路に出くわす。まだ家が建っていない、小さな住宅造成地だった。そしてその北側を見ると…
宅地尻踏切(鎌取—誉田)
外房線を境に森と造成地とくっきり分かれている不思議な場所。光の見えない踏切の奥はまさに森閑。踏切の名が「宅地尻」とは読んで字のごとしだが、ついこないだまではそういう位置ではなかっただろう。
踏切に到達したとたん、警報機が鳴きだした。
E257系500番台特急「わかしお」(鎌取—誉田)
緑の中を走り抜けてく真っ赤…いや、黄色い特急。逆光だけど、いい風景。
踏切を渡り、森へ入ってみると、なんだか不法投棄のブツが散見される。どこかの事業所が捨てたのか、作業用ヘルメットがゴロゴロころがっている。
そういう足元にちょっと不満の場所だが、日差し完全カットでとにかく涼しい。
宅地尻踏切(鎌取—誉田)
こんな位置から201系の列車を撮ってみたいもんだが、実質撮れるのは朝の上り1本だけ。何度も気軽に来られるならやってみたいところ。
列車が近づけば踏切が教えてくれるので、しばし日陰で体を休める。しかし、汗がとめどなく頭から流れてくる。日なたにいたときはあまり気にならなかったのに。きっと、暑すぎるので日なただといい感じに蒸発していたんだと思う。
209系(鎌取—誉田)
逆光なぶん、3色LEDが読み取れる。運行番号は線が入ってしまったが。
113系(鎌取—誉田)
こういう風景はやっぱり113系が似合う。
双子の踏切
まだまだ誉田駅まで距離がありそうなので、東へ進む。すると、再び森を背にした踏切登場。
下宿踏切(鎌取—誉田)
これまた奥が真っ暗の下宿踏切。こちらはすでに家が建ち並ぶ住宅地に面している。
こちらも森に入ると宅地尻踏切と同じような光景。ゴミは自分で責任もって扱わないといかん。また日陰にエスケープしていると、踏切が鳴き始めた。
E257系500番台特急「わかしお」(鎌取—誉田)
こちらでもファーストコンタクトはわかしお号だった。
209系(鎌取—誉田)
そして次が209系なのも一緒だった。
この間3分。しばらく上下とも列車が来ないだろうと森の奥へ進んでみようとしたら、また踏切が鳴き始めた。さっきと同じ順なら113系かと思ったが、目を疑った…。
183・189系(鎌取—誉田)
なんと国鉄色の183系の団臨が登場。田町のH61編成なので189系も混じっている。臨時列車情報はノーチェックで来ていたのでこれは驚いた。葉っぱの奥に逆光で消えていく姿は幻のようだ。
E257系500番台(鎌取—誉田)
また257系と思ったら、回送。この列車を以てこの踏切を後にした。
この後一旦大網街道に戻ったあと、コンビニの角の奥に見える中学校前の踏切に出たら、そこから線路沿いに道がずーっと続いていた。道路は下り線側にある。
明大の敷地の脇をひたすら進む。この辺りはどこからでも列車の写真が撮れそうな感じだ。
211系(鎌取—誉田)
途中で出会った上り列車はこの211系のみ。下りは209系の列車が1本抜けていった。
ようやく奥に誉田駅が見えてきた。また踏切を渡って大網街道へ出て、駅前に着いたときにやって来たのが113系の千葉行。車両も列車もタイミングが悪かったなぁ。
橋上駅舎の改札を入る。アイスタイプのボディペーパーで体をふきながら次の上り列車を待ち、来たのは209系。席が埋まっていたので、最後尾からいままで歩いたところを眺め直した。
すると、鎌取の先で湘南色+スカ色の113系とすれ違った。どうせなら沿線で撮りたかったが、すでに逆光で撮りづらかったかな?
蘇我に着いてすぐ京葉線ホームへ移ると、発車メロディを鳴らし終えた女性車掌が私を含む階段を下りてくる客を待ってくれた。
そして私の後の2人ほどが乗り込んだところでドアが閉まった。列車は各停。
16時台。どうせなら成東・勝浦行通快を撮りたいが…、歩き疲れて眠くもあって…。
どうするかは乗ってる間に考えることにした。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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