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2013/08/23

13.8.17 三たびの中京・3

6000系初期車の知立行で三河線を進む。
三河線は以前は西中金—知立—吉良吉田間の路線だったが、両端の西中金—猿投、碧南—吉良吉田は利用者減少で非電化への転換を経て廃止となった。
現在の運行はスイッチバックとなる知立を境に分かれていて、猿投口が「山線」、碧南口が「海線」と呼ばれることもあるそうだ。
昭和スタイルの量産車6000系がゴロゴロしていたり、同じ路線でもスイッチバック駅で分かれていたりと、東武野田線を思い起こしてしまう。


リアルいもむしゴロゴロ

真夏の日差しを避けるため、乗車した6000系はカーテンがすべて閉められ、ドア窓の小ささもあってなかなか外を眺めづらい状態。
高規格の豊田線と比べると、豊田市駅から高架を降りたらすぐ18m車2連が似合う雰囲気に変わった。
ただ、2つめの土橋(つちはし)駅は2面4線構造の立派な駅。1線は線路が敷かれておらず、のりばは2面3線の形。
若林では猿投行との交換となったが、列車は島式ホームの右側通行となっていた。左側通行だと構内踏切が停車位置手前になるので、安全確保のためとのこと。手前の竹村駅も同じのようだ。

知立駅に到着。乗ってきた列車は幕回しを始めた。




6000系(知立)

「明智」は広見線、「森上(もりがみ)」は尾西線の駅。「猿投」にたどり着くまでいろいろなコマが出てシャッターを切り続けたが、なかなかタイミングが合わなかった。
右の1番線はホームがない線で留置線となっている。1番線と2番線で、同じ6000系でも正面表示幕の大きさが違うのがわかる。




6000系(知立)

3番線に留置中の6042Fと、4番線の三河線海線の列車(編成未確認)。



6000系(知立)

小さいドア窓を撮りたくて、発車でドアが閉まるまでひたすら待った。編成は6014F。三河線2連口では1本だけ突出して車齢の高い編成のようで、これに当たったのはツイていたようだ。


6000系(知立)

6014Fが動いてわかったのは、1番線の編成はその次の6015Fだったということ。14Fまでが3次車、15Fは4次車。両者とも側窓は2枚構成の固定窓で、パノラマカーのイメージがある。
3次車は2連6編成。1・2次車が4連だったのに対し初の2連で造られたロット。4次車は正面表示幕を大型化しふたたび4連で3編成造られたが、次の5次車から扉間窓が開閉式3枚になったため、この顔での正面大型表示幕・扉間固定2枚窓の組合せは4次車の3本だけとなる。

6000系はすべて扉間クロスシートとしたセミクロスシートだったが、2人掛けの幅は狭く、6015Fと同じ顔の8次車まではすべてロングシート化された。6000系登場当時、名鉄は2ドア・クロスシート車が標準だった。通勤ラッシュ対策に造ったのが3ドアの6000系だったが、クロスシートは固辞をしていたのだ。


本線へ

名古屋本線ホームの5番線へ移動。



2300系+1700系(知立)

豊橋方は特別車として1700系が2両。
1700系はもともとはパノラマSuper色で登場した1600系で、支線特急向けの特別車3両固定だった。μスカイ以外の特急はすべて一般車連結の方針となった際、4本あった1600系はク4両を9年の使用で廃車とし、残りのモ+サに新造の一般車2300系4両をつなげた6両固定の本線特急として生まれ変わった。クの機器で使える物は2300系に流用されているが、当時は「勿体ない」と話題になった。


2300系+1700系(知立)

岐阜方2300系は2200系一般車と大差ないが、正面の銀色部分は材質が変わって厚くなったため、窓(マジックミラーになっていて車内から展望可)の段差が2200系のそれより目立つ。



3100系+3500系(知立)

上下線とも同じ系列の組み合わせの編成が来たが、連結位置はテレコ。
ともに先頭に立つ4連が3500系で、6000系に代わり本線系の主力通勤形となっている。
後ろに付く2連は3100系。システム的には3500系と同じで、見てのとおり車体構造が変わっている。同じタイプの4連は3600系となる。

写真の急行岐阜行に乗車。
最後尾の乗務員室に接したロングシートに座る。大きな窓からの展望は車掌さんが立たなければバツグンだ。



3500系+3100系(前後)

前後(ぜんご)駅で特急の通過待ちとのこと。降りてみる。



1230系+1030系(前後)

パノラマSuperが来た。パノラマカー7500系の機器を流用した1230系+1030系の編成。前述の一般席連結必須化で展望車を含む特別車は豊橋方のみに整理された。

時計とにらめっこしながら、神宮前まで3100系の急行で移動した。 (つづく)

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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