二俣新町に還ったが、すぐには帰宅せずにしばらく撮ることにした。朝の東京方で撮った記憶があまりないので。
朝の新町下り
E233系(二俣新町)
日が雲に隠れているが…
201系(二俣新町)
201系が来たら雲から日が顔を出した。先頭はいい感じで日が当たった。
E233系(二俣新町)
蘇我行快速。
209系500番台(二俣新町)
95運用に入ったのはケヨ34。土日はE331系ケヨAK1が入る運用だが、現在また長い離脱が続いている。209系500番台もついに1編成となったので、これはこれで貴重な姿か。
205系量産先行車(二俣新町)
帯が赤味を保っているケヨ25。この205系量産先行車4本もそろそろ離脱が始まろうとしているようだが…。
E257系500番台特急「わかしお」(二俣新町)
重連で10連の「わかしお」。駅の東京方で上りの10連特急とすれ違った。
E233系(二俣新町)
上総一ノ宮行快速のこの日の最初の便。
E233系(二俣新町)
二俣支線を武蔵野線209系500番台が南船橋へ向かって進んでいった。調べると海浜幕張行。ということは、南船橋のカーブに現れるわけか…。ということで、写真の列車で再び南船橋へ。
スポット
当ブログの京葉・武蔵野線の各系列の写真は、アルバムを眺めると必ず一つはカーブをやってくるカットがあるのだが、遭遇率の低い武蔵野線209系500番台のカーブ写真はまだ撮れていなかった。そこへ来た今回のチャンスだ。
E233系(南船橋)
…にしても、この逆光はいただけないな。
ブログのヘッダのとおり、私はコンデジで撮っている。ホワイトバランスや測光はオートで、意識しているのは連写可能・フラッシュ発光禁止の設定くらい。逆光モードはあるのだが、それだと連写が利かず、走っている車両を撮るには適さない。
そこで、ちょっと設定画面を開いてみたら「スポット測光」というのがあるじゃないか。次に来るのが狙いの列車だけど、ここは思い切ってスポット測光に設定を変えて撮ってみることにした。
武蔵野線209系500番台(南船橋)
うーむ、うまくいったのかどうかわからんが。まぁ、真っ黒けを避けつつそれなりにコントラストも保てたのかな? まったく同じ条件で設定だけ変えて撮り比べられたらいいが、結局は出たとこ勝負。
201系(南船橋)
ケヨK2の蘇我方先頭車・クハ201-109。
E257系500番台特急「さざなみ」(南船橋)
本数の減った「さざなみ」。スポット測光のままだが、車両によって相性がある。何の設定でもそうだけど。
E233系(南船橋)
さっきのE233とは違う感じに撮れてるな。これで比較ができた。
E233系(二俣新町)
このケヨ503で再帰還。帰宅して午後は昼寝した。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2011/02/19
11.2.19 寝ぼけまなこでご破算
きょうは583系の「わくわくドリーム号」が運行されるというので、早起きして行こうと考えていた。
6時台の「しもうさ号」と、7時台の583、8時台の「花摘み南房総号」を全部撮ろうと思っていたのだが…寝坊。
江戸川を渡る583
当ブログでいうなつかし写真の分も含めTDR臨の583系は何度か撮っているが、場所は武蔵野線のテリトリーばかり。どうにか京葉線であるのは西船橋を高谷支線へ向けて出たシーンくらいだった。
当初早起きモードで市川塩浜の下りホーム端が獲れればと考えていたが、起きたのは7時。西船橋発が7時20分であることを考えると、もうこれは開き直るしかなかった。
車で出かけ、京葉線の江戸川放水路に架かる橋りょうへ出向いた。橋の近くまでは車で行けないので、駐車ポイントから速足で歩く。
205系量産先行車(市川塩浜—二俣新町)
寝ぼけた頭で深く考えずに来たのが災いしたか、防風柵で海側は車体が見えづらくなっているじゃないか。写真は下り列車(ケヨ26)だが、上り列車もあんまり見えなそう…。でも来てしまったのだからここで撮ろう。
少し待つと、古風なタイフォンが聞こえてきた。そしておでこのライトから順に徐々に583の姿が見えてきた。
583系「わくわくドリーム号」(市川塩浜—二俣新町)
寝ぼけが響いたか、もうちょっとで6連が入れられるのに6両目が切れてしまった。この時期だから雪が付いているかと期待したが、まったくなかったようだ。
583系「わくわくドリーム号」(市川塩浜—二俣新町)
これはこれで京葉線らしい風景ということで。
ま、これで帰るのはアホらしいので、東京折り返しの回送は駅撮りすることに決めた。
荒川を渡ってきた583
市川塩浜、新浦安、舞浜…どの駅も撮影者が列をなしていたが、やはり舞浜は…だった。乗務員用のトイレが設置されてもやっぱり来ちゃうようだ。
葛西臨海公園で列車を降りる。東京方は埋まっているのは予想通りだったので、通過線を通る姿をホーム中腹から撮ることにした。
E233系(葛西臨海公園)
思えば、昨年7月1日に登場したこの京葉線用E233系、私は新浦安以西で撮ったことがないままだった。つまりは新浦安以西の京葉線での撮影そのものがかなり久々なわけだ。
583系「わくわくドリーム号」(葛西臨海公園)
ピン甘だな…。ひとまず京葉線らしい風景を走る姿ということで、いいや。
583系「わくわくドリーム号」(葛西臨海公園)
重厚感のある583系。わくわくドリーム号に用いられるこの秋田車、引退が近づいているとかいないとか…。この日仙台車は「ゲレンデ蔵王」の運用に就いている。
海老川を渡りに行く183
南船橋へ移動し一旦外へ出た。駅前にそびえるアーティスティックな建物を間近から撮るため。このブログは鉄道しばりなのでそっちの話は書かないが。
その後またホームへ戻り、上りホーム蘇我方に立つ。寝ぼけは解消されておらず、最初に来る各停で二俣新町に帰るつもりでいたのだ。
201系(南船橋)
快速の201系ケヨ52+K2。逆光で真っ黒。E233系分割編成はついに外房・東金線で試運転を開始し、いよいよ201系も本格的カウントダウンが近づいてきた。
201系(南船橋)
アーティス…(略)を横目に201系が出発。
E233系(南船橋)
全通20周年装飾のケヨ501。これに乗って二俣新町へ…向かってしまったのだ。
南船橋の駅を出切るところで、下りホーム東京方に撮影者が複数いるのを見て気づいた。…花摘み南房総号のことをすっかり忘れてた! これが寝ぼけの結果だ。
ケイタイにメモしておいた時刻表を見たら、あらら…見事にもうすぐ乗ってる列車とすれ違いそうだ。幸か不幸か最後尾に乗っているので、窓越しに…
183系「花摘み南房総号」(二俣新町—南船橋の車内より)
くねった先の海老川の橋りょうへ向かう183系。あぁ、やってもた。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
6時台の「しもうさ号」と、7時台の583、8時台の「花摘み南房総号」を全部撮ろうと思っていたのだが…寝坊。
江戸川を渡る583
当ブログでいうなつかし写真の分も含めTDR臨の583系は何度か撮っているが、場所は武蔵野線のテリトリーばかり。どうにか京葉線であるのは西船橋を高谷支線へ向けて出たシーンくらいだった。
当初早起きモードで市川塩浜の下りホーム端が獲れればと考えていたが、起きたのは7時。西船橋発が7時20分であることを考えると、もうこれは開き直るしかなかった。
車で出かけ、京葉線の江戸川放水路に架かる橋りょうへ出向いた。橋の近くまでは車で行けないので、駐車ポイントから速足で歩く。
205系量産先行車(市川塩浜—二俣新町)
寝ぼけた頭で深く考えずに来たのが災いしたか、防風柵で海側は車体が見えづらくなっているじゃないか。写真は下り列車(ケヨ26)だが、上り列車もあんまり見えなそう…。でも来てしまったのだからここで撮ろう。
少し待つと、古風なタイフォンが聞こえてきた。そしておでこのライトから順に徐々に583の姿が見えてきた。
583系「わくわくドリーム号」(市川塩浜—二俣新町)
寝ぼけが響いたか、もうちょっとで6連が入れられるのに6両目が切れてしまった。この時期だから雪が付いているかと期待したが、まったくなかったようだ。
583系「わくわくドリーム号」(市川塩浜—二俣新町)
これはこれで京葉線らしい風景ということで。
ま、これで帰るのはアホらしいので、東京折り返しの回送は駅撮りすることに決めた。
荒川を渡ってきた583
市川塩浜、新浦安、舞浜…どの駅も撮影者が列をなしていたが、やはり舞浜は…だった。乗務員用のトイレが設置されてもやっぱり来ちゃうようだ。
葛西臨海公園で列車を降りる。東京方は埋まっているのは予想通りだったので、通過線を通る姿をホーム中腹から撮ることにした。
E233系(葛西臨海公園)
思えば、昨年7月1日に登場したこの京葉線用E233系、私は新浦安以西で撮ったことがないままだった。つまりは新浦安以西の京葉線での撮影そのものがかなり久々なわけだ。
583系「わくわくドリーム号」(葛西臨海公園)
ピン甘だな…。ひとまず京葉線らしい風景を走る姿ということで、いいや。
583系「わくわくドリーム号」(葛西臨海公園)
重厚感のある583系。わくわくドリーム号に用いられるこの秋田車、引退が近づいているとかいないとか…。この日仙台車は「ゲレンデ蔵王」の運用に就いている。
海老川を渡りに行く183
南船橋へ移動し一旦外へ出た。駅前にそびえるアーティスティックな建物を間近から撮るため。このブログは鉄道しばりなのでそっちの話は書かないが。
その後またホームへ戻り、上りホーム蘇我方に立つ。寝ぼけは解消されておらず、最初に来る各停で二俣新町に帰るつもりでいたのだ。
201系(南船橋)
快速の201系ケヨ52+K2。逆光で真っ黒。E233系分割編成はついに外房・東金線で試運転を開始し、いよいよ201系も本格的カウントダウンが近づいてきた。
201系(南船橋)
アーティス…(略)を横目に201系が出発。
E233系(南船橋)
全通20周年装飾のケヨ501。これに乗って二俣新町へ…向かってしまったのだ。
南船橋の駅を出切るところで、下りホーム東京方に撮影者が複数いるのを見て気づいた。…花摘み南房総号のことをすっかり忘れてた! これが寝ぼけの結果だ。
ケイタイにメモしておいた時刻表を見たら、あらら…見事にもうすぐ乗ってる列車とすれ違いそうだ。幸か不幸か最後尾に乗っているので、窓越しに…
183系「花摘み南房総号」(二俣新町—南船橋の車内より)
くねった先の海老川の橋りょうへ向かう183系。あぁ、やってもた。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
2011/02/18
伊豆急&SVO なつかし写真
こないだの連休に撮った「黒船電車」は伊豆急の2100系。今回はそれにちなんだ車両のなつかし写真を。
リゾート21
現在でこそ眺望重視の観光車両は各地各社に存在するが、伊豆急2100系「リゾート21」はそのはしりの一つといえる。
1986(昭和61)年に最初の編成が登場した2100系は白い車体に山側を青・海側を赤で飾った派手な外観。車内は海側に窓向きの座席、山側に通常の線路向きの座席を設け、相模灘・太平洋の眺望を考慮している。
2100系(伊東・1988)
全部で5編成造られたリゾート21のうち、R-1(第1編成。以下同)・R-2・R-3は正面が2枚窓。運転台後部は階段状の展望席になっている。なお、私は詳しくないので過去の写真においての各編成の見分けがつかない。
リゾート21は特急形っぽいが、普通列車として気軽に乗れる。時刻表にもリゾート21使用列車は明記されている。
2100系特急「リゾート踊り子」(田町・1989)
特急「リゾート踊り子」は1988(昭和63)年から運行が始まった、リゾート21を用いた特急。本家185系よりも立派なHMが目を引く。ロイヤルボックス未登場時の7連。
2100系特急「リゾート踊り子」(有楽町・1989)
新幹線0系と併走する2100系。山側の窓は細切れスタイル。
R-1・R-2は在来の100系の機器を流用していたこともあり、現在すでに姿を消している。R-1は晩年は初代黒船電車として活躍した。入れ替わりに登場した8000系(元東急)もリゾート21の考えを継いだような座席配置となっている。
2100系特急「リゾート踊り子」(横浜・1990)
R-4編成は「リゾート21EX」となり、正面はスッキリした1枚窓となった。グリーン車となるロイヤルボックスを連結した8連。のち前出の3編成もロイヤルボックスが増結された。海側は連続窓。
現在このR-4編成が2代目黒船電車に用いられていて、写真はこないだ船橋で撮った編成の過去の姿ということだ。
2100系特急「リゾート踊り子」(東京・1990)
東京駅旧10番線に入ったR-4。隣の建設中のホームは現在の東北新幹線22・23番線にあたるもので、東海道線用旧12・13番線を潰した位置。写真の旧10番線ものちに潰されて東北新幹線20・21番線に建て替えられている。中央線用新ホーム増設で、写真当時の7・8番線が現在の9・10番線となっている。
2100系特急「リゾート踊り子」(東京・1994.4.17)
R-5はスタイルがちょっと変わって「アルファ・リゾート21」とまた愛称が変わった。伊東方が青、伊豆急下田方が赤の先頭車となっている。現在は鼻の部分にLED表示器が追加されているが、この原形スタイルのほうがスッキリしていていい。
ただ「リゾート踊り子」としてはあの立派なHMが付かない…というより付けることを考慮しなかったのが寂しい。
100系・1000系
伊豆急といえば、独特のカラーリングで知られた100系電車。2ドア・クロスシートで大きな2段窓の優雅な車両だ。1961(昭和36)年の伊豆急線開業時から活躍したが、2002(平成14)年までに全車引退。両運転台車のクモハ103のみ牽引車として生きながらえている。
100系(熱海・1989)
「伊豆高原桜まつり」の華やかなHMを付けた100系。低運転台の原形スタイルのクモハ122。
100系は高運転台車やグリーン車・食堂車など、さまざまな車両が存在した。
1000系(熱海・1989)
1000系は100系の車体更新車で、国鉄急行形グリーン車のような車体とパノラミックウィンドウの顔が特徴。固定ボックスの100系に対し、こちらは転換クロスシートが用いられている。
1000系(伊東・1989)
私が100・1000系を撮ったのはこの日だけ。HMの裏には方向幕が隠れているのだが、それを記録することはないままに終わった。
スーパービュー踊り子
東海道線なつかし写真の記事はいくつも出してきたが、その中で扱い忘れていたのが251系特急「スーパービュー踊り子」。同じ路線を走る列車としてこの記事で扱うことにした。
251系特急「スーパービュー踊り子」(蒲田・1990)
Bクラス特急車の185系主体で運行されてきた伊豆特急「踊り子」に251系が加わったのは写真の1990(平成2)年。651系に続き、10位が「5」の特急形系列となった。
車体色はさわやかすぎるグレーと淡い青のツートン。651系とともに、未来っぽい雰囲気も盛り込まれた感じだ。ダブルデッカー車3両を含む10連。
251系特急「スーパービュー踊り子」(新橋・1990)
車体側面のエンブレムにはSuper View Odorikoの意味の「SVO」の文字があり、そう呼ぶ人も多い。
リゾート21に影響されたか、先頭車運転台後ろは展望席となっているが、当時の雑誌では「展望席のシートピッチはスハ44並み」とその狭さを酷評されていた。
その他セミコンパートメント、グリーン個室、子どもが飛び跳ねて遊べる子供室(10号車1階)などギミックは充実していた。
251系特急「スーパービュー踊り子」(池袋・1990)
251系は登場時から池袋発着の列車にも充当された。
現在は鮮やかな色の車体に生まれ変わっているが、車内もリニューアルされている。
251系は先ほどの展望席も含め、グリーン車のオープンキャビン以外はリクライニングシートが存在しないという、見た目とは裏腹に座席が不評だった。これらを改善し、一般車もリクライニングシート化しシートピッチを拡げた。展望席も4段16席から3段12席に変わった。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
リゾート21
現在でこそ眺望重視の観光車両は各地各社に存在するが、伊豆急2100系「リゾート21」はそのはしりの一つといえる。
1986(昭和61)年に最初の編成が登場した2100系は白い車体に山側を青・海側を赤で飾った派手な外観。車内は海側に窓向きの座席、山側に通常の線路向きの座席を設け、相模灘・太平洋の眺望を考慮している。
2100系(伊東・1988)
全部で5編成造られたリゾート21のうち、R-1(第1編成。以下同)・R-2・R-3は正面が2枚窓。運転台後部は階段状の展望席になっている。なお、私は詳しくないので過去の写真においての各編成の見分けがつかない。
リゾート21は特急形っぽいが、普通列車として気軽に乗れる。時刻表にもリゾート21使用列車は明記されている。
2100系特急「リゾート踊り子」(田町・1989)
特急「リゾート踊り子」は1988(昭和63)年から運行が始まった、リゾート21を用いた特急。本家185系よりも立派なHMが目を引く。ロイヤルボックス未登場時の7連。
2100系特急「リゾート踊り子」(有楽町・1989)
新幹線0系と併走する2100系。山側の窓は細切れスタイル。
R-1・R-2は在来の100系の機器を流用していたこともあり、現在すでに姿を消している。R-1は晩年は初代黒船電車として活躍した。入れ替わりに登場した8000系(元東急)もリゾート21の考えを継いだような座席配置となっている。
2100系特急「リゾート踊り子」(横浜・1990)
R-4編成は「リゾート21EX」となり、正面はスッキリした1枚窓となった。グリーン車となるロイヤルボックスを連結した8連。のち前出の3編成もロイヤルボックスが増結された。海側は連続窓。
現在このR-4編成が2代目黒船電車に用いられていて、写真はこないだ船橋で撮った編成の過去の姿ということだ。
2100系特急「リゾート踊り子」(東京・1990)
東京駅旧10番線に入ったR-4。隣の建設中のホームは現在の東北新幹線22・23番線にあたるもので、東海道線用旧12・13番線を潰した位置。写真の旧10番線ものちに潰されて東北新幹線20・21番線に建て替えられている。中央線用新ホーム増設で、写真当時の7・8番線が現在の9・10番線となっている。
2100系特急「リゾート踊り子」(東京・1994.4.17)
R-5はスタイルがちょっと変わって「アルファ・リゾート21」とまた愛称が変わった。伊東方が青、伊豆急下田方が赤の先頭車となっている。現在は鼻の部分にLED表示器が追加されているが、この原形スタイルのほうがスッキリしていていい。
ただ「リゾート踊り子」としてはあの立派なHMが付かない…というより付けることを考慮しなかったのが寂しい。
100系・1000系
伊豆急といえば、独特のカラーリングで知られた100系電車。2ドア・クロスシートで大きな2段窓の優雅な車両だ。1961(昭和36)年の伊豆急線開業時から活躍したが、2002(平成14)年までに全車引退。両運転台車のクモハ103のみ牽引車として生きながらえている。
100系(熱海・1989)
「伊豆高原桜まつり」の華やかなHMを付けた100系。低運転台の原形スタイルのクモハ122。
100系は高運転台車やグリーン車・食堂車など、さまざまな車両が存在した。
1000系(熱海・1989)
1000系は100系の車体更新車で、国鉄急行形グリーン車のような車体とパノラミックウィンドウの顔が特徴。固定ボックスの100系に対し、こちらは転換クロスシートが用いられている。
1000系(伊東・1989)
私が100・1000系を撮ったのはこの日だけ。HMの裏には方向幕が隠れているのだが、それを記録することはないままに終わった。
スーパービュー踊り子
東海道線なつかし写真の記事はいくつも出してきたが、その中で扱い忘れていたのが251系特急「スーパービュー踊り子」。同じ路線を走る列車としてこの記事で扱うことにした。
251系特急「スーパービュー踊り子」(蒲田・1990)
Bクラス特急車の185系主体で運行されてきた伊豆特急「踊り子」に251系が加わったのは写真の1990(平成2)年。651系に続き、10位が「5」の特急形系列となった。
車体色はさわやかすぎるグレーと淡い青のツートン。651系とともに、未来っぽい雰囲気も盛り込まれた感じだ。ダブルデッカー車3両を含む10連。
251系特急「スーパービュー踊り子」(新橋・1990)
車体側面のエンブレムにはSuper View Odorikoの意味の「SVO」の文字があり、そう呼ぶ人も多い。
リゾート21に影響されたか、先頭車運転台後ろは展望席となっているが、当時の雑誌では「展望席のシートピッチはスハ44並み」とその狭さを酷評されていた。
その他セミコンパートメント、グリーン個室、子どもが飛び跳ねて遊べる子供室(10号車1階)などギミックは充実していた。
251系特急「スーパービュー踊り子」(池袋・1990)
251系は登場時から池袋発着の列車にも充当された。
現在は鮮やかな色の車体に生まれ変わっているが、車内もリニューアルされている。
251系は先ほどの展望席も含め、グリーン車のオープンキャビン以外はリクライニングシートが存在しないという、見た目とは裏腹に座席が不評だった。これらを改善し、一般車もリクライニングシート化しシートピッチを拡げた。展望席も4段16席から3段12席に変わった。
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)