情報が本当ならば、引退の迫った京浜東北線209系に出会えるはずなのだ。
大船から大宮行列車で北上してくる209系よりは先着しているはずだが…。家を出る前に観ていた東京時刻表をカバンに入れ忘れてしまった。
次の京浜東北北行が南浦和行であることを確認し、山手線内回りでひと駅・鶯谷で降りる。内回りホーム日暮里方端は架線柱が邪魔で後追いも撮れない。顔に日が当たるかと考えたのだが、京浜東北線北行そのものが日影に入っていた。
宇都宮・高崎線E231系（鶯谷）
次の山手線が来る間についでの1枚。
田端へ出て、京浜東北線ホームで待ちかまえる。掘り割りの石垣が京浜東北線らしい風景。薄暗いうえに他に撮影者もなく、気兼ねなく撮れる。
E233系（田端）
鶯谷で南浦和行、途中で大宮行に抜かれ、その次の南浦和行。次あたり、209系が来るのではないだろうか？
209系（田端）
やはり来た！ 幕式の行先表示が撮影には嬉しい。
じつは一時期通勤で毎日乗っていた京浜東北線209系だが、まったく写真を撮っていなかったのでこれが初撮影だ。
209系（田端）
停車前・停車中、撮れるだけ撮ろうと思ったら、まただ。先頭のドアからメガネの男が飛び出してきて、カメラを構えている私の前に登場。思いっきりフレームイン。さすがに文句を言ったが、会釈もしないでまた車内に戻っていった。腹立たしいの一言。
イライラを抱えながら次の南浦和行で赤羽へ移動。大宮方ホーム端は信号機があって撮りづらい。その先にはバッチリ日が当たる列車が来るのだが…。そりゃ撮影者がいないわけだ。
E233系（赤羽）
またもついで撮りをしてから、中電ホームへ移動。そちらから京浜東北を狙えるのならと確認しに行った。角度的には、日を浴びて向かって右にカーブしながらホームへ向かう南行が見える。しかし、架線柱や引上線の乗務員交代用の階段なんかが邪魔をしてこれも撮りづらい。
宇都宮・高崎線E231系（赤羽）
またまたついで撮りをしてから、中電で浦和へ移動。もう209系が戻ってきてもおかしくないかも、というタイミングだ。
まだ高架になっていない中電下りホームからは京浜東北ホームは見えない。列車を降りて一か八かで覗いてみた京浜東北ホーム大宮方端には複数の撮影者。まだ入る余地はありそうなので、ここで折り返すことにして入場しなおす。
E233系（浦和）
柵にかじりついていた中・高学生くらいの2人が移動したため、その場所をいただく。列車は思いっきり正面になるが、別にいいのだ。移動した彼らはそのアングルが気に入らなかったらしく、仲間1人を残して中電上りホームに移って行った。その子に「被ると面白いのにな」と話しながら次の列車でやって来る209を待つ。
209系（浦和）
…ちょっと待つ間にあんまり日が当たらなくなっていた。
この209に乗り込んで、どこかでもう一度顔を撮って終わりにしようと考える。
停まる駅停まる駅で、ホーム余分の長さと撮影者の有無を観察し、両条件が揃った川口で降りた。
209系（川口）
ということで、この後は追いかけることもなく、秋葉原まで次のE233で移動した。
E231系（秋葉原）
帰りは総武線。のりかえの秋葉原で少し撮ろうと思ったがだいぶ暗くなり、編成全体を撮った写真はすべてブレてしまった。成田臨なんかが来ないかと思ったのだが、これでは撮れそうもないのであきらめた。
E231系900番台（秋葉原）
あきらめて次の下りが来る前に来たのがE231系900番台。元を正せば209系950番台として登場した車両。先頭車の側面中央の窓がトの字になっているのが特徴だ。
このあと乗った下り列車で新小岩を出たとき「快速」表示の183系とすれ違った。明るい時間にきっちり撮ったから、まぁいいや。
両国から乗ってきた力士の鬢付け油の香りをかぎながら西船橋まで乗り、東西線で帰宅した。
京浜東北の209系はあすから運行最終日の24日日曜までさよならHMをつけるということで、きょうが素顔の最後の日なのでは？と思っていた。実際、南浦和の車庫にいた209系にはHMが取り付けられていた。ヘルメット姿の作業員がいたので、付けられたばかりのところを通ったのかもしれない。
何本残っているのか知らなかったのだが、帰ってから調べたら京浜東北の209はこのウラ64とウラ52だけだという。HMがつけられたのはウラ52ということだ。ウラ64は急遽車両交換が発生したための登板で、実はもう走らないような流れだったとか。つまり予備車になっているところに出番が来たわけだ。
あすはHMつきのウラ52は不具合さえなければ間違いなく出てくるが、ウラ64はどうなるのか？ ウラ52は撮りたいが、なんだかあちこちの駅でカオスになりそうな気も…。そういうのには混じりたくないんだよな…。
（右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています）
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントは管理人が通知メールを確認後掲載可否の判断をします。
表示まで日数がかかったり、非掲載となる場合があります。
管理人はコメントへの返信必須のスタンスではありませんが、掲載した場合は「コメントありがとうございます」の意味がこもっていますので、予めご了承下さい。