3月16日のJRダイヤ改正で、わが地元を走る京葉線の通勤快速が各駅停車化され、消滅する。
当ブログ黎明期、京葉線通勤車は201系・205系(田窓・量産・京葉顔)・209系500番台・レアキャラE331系とタレント豊富でよく撮りに行ったもんだが、E233系にほぼ統一されてからは撮影する機会も激減した。私は東西線ユーザーのため、近所ながら乗る機会自体も少ない。
通勤快速は平日の朝夕のみの設定で、E233系の通快は未だ撮っていない(201系や205系に関してはヤンマーカーブで撮ったなぁ)。
通勤快速の概要は下の図の通り。
この14日は平日だが用事で休みにしており、朝なら撮りに行ける。
通快は外房方面と内房方面の各1往復で、朝は東京行、夕方は房総行となる。朝に関しては2本が蘇我を14分差で出るのでと撮るには効率がよい。
二俣新町定点
そんなわけで、原木中山に次ぐわが地元駅・二俣新町駅へ来た。時刻はまだ通快1本目が蘇我に辿りつく前の7:25である。
209系500番台(二俣新町)
ちょうどホームに上がったときにやってきたのが、209系500番台のケヨ34。
内房線発の通快にこれが入るのを淡く期待したが、その淡い期待はいきなり泡と消えた。
冒頭で「E233系にほぼ統一」としたのは、この1本だけ13年超一匹狼として生き残っているため。本来はE331系が入る枠だったが、不具合が多く廃車。ケヨ34はその代わりで居残っている。
一緒に京葉線を走ったケヨ31〜33は8連化のうえ武蔵野線用に転用されており、総武線からも消えた今、ケヨ34は209系500番台で唯一の10連固定編成だ。
早速異端車が来てしまったので、ここからは特急車以外ひたすらE233系となる。
E233系(二俣新町)
かつてよく撮ったこの位置で通快2本を撮るまで居続ける。
最初に現れたE233系は分割可能な6+4の編成で、ケヨ553+F53。分割可能編成は4組あり、外房・東金線直通列車を分割・併合で運行するためのものだ。
分割併合列車は朝上り・夜下りの1往復の設定で、平日が通快、土休日が快速となっている。
朝のためカーブ側は逆光。心配していたLED表示器はキレイに写ってくれた。
E233系(二俣新町)
お次はケヨ510。LED表示器の劣化が見える。白文字が真っ白でないのは、光が弱まっているため。通快がこのタイプだと困るなぁ。
この列車の車掌氏は上着を着ずシャツは腕まくりと夏仕様。指差喚呼も体育会系だったな。
各列車同じパターンで撮っていく。
E233系(二俣新町)
ケヨ502。
うーん、2本続けてカーブ側が路線名表示でのシャッターとなった。今回は種別が写ればよいので構わないけど、通快はやっぱり行先が出てるほうで捕らえたいな。
E233系(二俣新町)
ケヨ511。
カーブ側は3本続けての路線名表示のタイミングだったが、LEDは劣化が少ないタイプが2本連続。
255系(二俣新町)
下り線を255系が通過。茂原発の通勤特急である「わかしお2号」の折返し回送。
255系は今ダイヤ改正で定期運用からの撤退が発表されている。メインで充当されていた特急「しおさい」にはE257系500番台5連と、N'EX兼用となるE259系6連が入る。これに備え、E259系は全編成が空港特急の要素を抜いた形に改装された。
E257系特急「さざなみ」(二俣新町)
木更津始発の特急「さざなみ4号」。
E257系500番台も今改正で動きがあり、「わかしお」「しおさい」で設定が残っていた2本連結の10両編成運用が消滅し、すべて5連単独での運用となる。
すでに土休日の運行や君津以南への列車がなくなって通勤特急化している「さざなみ」は、下り最終便が廃止され、上り3本・下り4本体勢となる。
なお土休日は総武線経由・新宿—館山間の「新宿さざなみ」が1往復設定されており、多客期はに最大2往復追加される。
E233系(二俣新町)
ケヨ518。
朝日を受ける最後部アングルではワイパー範囲外の汚れが引き立つ。E233系の1本目・ケヨ553+F53は洗浄から間もないのかキレイだったが。
E233系(二俣新町)
ケヨ508。
快速は来ず各停ばかり。しかし私が来るちょっと前に、上総一ノ宮発と君津発の2本の快速が通過していたようだ。このあと9時台に入るまで快速は来ない。
京葉線内快速通過駅は、幕張豊砂、新習志野、二俣新町、市川塩浜、葛西臨海公園、潮見、越中島の7駅。
E233系(二俣新町)
お目当ての通快登場。ケヨ551+F51。カーブアングルのLEDは劣化も目立たず行先表示で撮れたのでよかった。
この列車は外房線勝浦625発の6連と、東金線成東651発の4連を外房線誉田で併合したもの。
外房線・東金線接続駅の大網は両線のホームがハの字に離れており、2つ東京寄りの2面3線の誉田が併結作業実施駅となっている。夕方に逆方向の運転があり、誉田で分割を行う。土休日は通快でなく快速での運転。今改正では通快廃止のほか、土休日の快速を含め勝浦行が上総一ノ宮行に短縮される。
他に上総一ノ宮—勝浦間を走る京葉線車両の列車はなく、夕方1本のみの京葉線車両の勝浦行の姿もあと2日となる
E233系(二俣新町)
ケヨ505。
LED表示器は劣化。京葉線のE233系は5000番台で、10両固定20本、分割編成4組の陣容。
E233系(二俣新町)
ケヨ513。
これまたLED劣化。劣化すると赤やオレンジがかった見た目になる。
E233系(二俣新町)
2本目の通快はケヨ519。
なんと3連発で劣化LEDだった。この写りでは「通勤快速」の文字が読み取れないや。通快1本目が読める状態で写ってよかった。
E233系(二俣新町)
さて、このケヨ503の各駅停車702Yで移動しましょう。
例に漏れずLED劣化。
255
蘇我始発で二俣新町8:21発の702Yの最後尾は座席こそ埋まっているが、押し合いへし合いのラッシュとはほど遠い、ラクラク通勤の状態。都内の9時始業の職場に向かうにはもう遅い時間というのもあるな。
今改正は通快は廃止、快速はデータイムのみにするという大ナタ計画となった。特に通快廃止は房総方面の利用者だけでなく、沿線の不動産業者からも撤回要望が殺到し、マスメディアにも取り上げられた。
JR東日本は当初「直前に変更はできない」としたが、この日私が二俣新町駅に入場する前に通過した朝の快速2本については、異例の対応で「存置」に変更となった。ただしその分で減った、通過駅の各駅停車の補填はない。
E233系(葛西臨海公園)
葛西臨海公園で特急の通過待ち。せっかく最後尾にいるので、降りて特急を迎えよう。
武蔵野線E231系(葛西臨海公園)
先に下りホームに武蔵野線のケヨMU37が来た。
武蔵野線は現在8両編成だが、そろそろ10両化の話が出てもいいような気がするな。
255系特急「さざなみ」(葛西臨海公園)
これが通過列車「さざなみ6号」。ここでも先頭は逆光。
のこり2日の255系だから、こんなんでも顔を撮れてよかった。写真右端にはシンデレラ城。列車に戻り、ゆるやかな空気のまま8:53に東京駅に到着。
255系特急「わかしお」(東京)
東京駅では先ほどの255系が折返しの特急「わかしお3号」となっていた。
編成はトップナンバーのBe-01で、8年半前に銚子へ行った際に乗った編成。なお「わかしお」も減便があり、特に土休日上りの上総一ノ宮—東京間は11本から7本へ激減となるようだ。
E233系(東京)
乗ってきたケヨ503を撮って、地上へ移動する。
…相変わらず列車の顔が暗くて撮りにくいホームだな。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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