特急「しらゆき」で新潟県の信越線を完走し直江津に到着。
えちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン・妙高はねうまラインの普通列車車両が見えたが、撮ることはできず。
「トキめき」というのはもちろん「ときめき」と「トキ(朱鷺)」がかかっているのだが、何となくトキって新潟でも佐渡島のイメージがあるよなぁ。
日本海ひすいラインは旧・JR北陸線の市振—直江津間、妙高はねうまラインは旧・JR信越線の妙高高原—直江津間だ。
それぞれの路線の非直江津側は県境で、その先はまた別会社となる。
上越新幹線じゃない上越
「しらゆき」は左に分かれる妙高はねうまラインに入り、途中高田にも停まって上越妙高に到着。
E653系特急「しらゆき」(上越妙高)
真新しいホームと連なる山々。新鮮な風景だ。
(上越妙高)
上越妙高駅はもともとは信越線の脇野田駅であった。
北陸新幹線開通に合わせて脇野田駅前後の線路を新幹線に寄り添う位置に移設し、新幹線開業の5ヶ月ほど前からこのホームが使われている。
駅もその5ヶ月だけはJR信越線脇野田駅として扱われ、新幹線開業と同時に妙高はねうまライン上越妙高駅となった。
(上越妙高)
新幹線にのりかえがてら、駅の外観を見てみる。
上越妙高駅を通るのは上越線や上越新幹線ではなく北陸新幹線であるが、ここは上越市だ。
「上越」の由来は越後を上越・中越・下越と分けたときの「上越」にあり、高田市と直江津市が合併した際に「上越市」となった。地図帳に「上越(高田)」なんて表記されていたことを思い出す。
一方、新潟行新幹線の路線名にもなった上越線の「上越」というのは、上野(こうづけ)と越後を結ぶ意味である。
上越市では上越線・上越新幹線の地域と勘違いされることを避けるため、市名の改称を提案する声が上がっているそうだ。
E653系特急「しらゆき」(上越妙高)
JR東日本の表記の足元に居るE653系はそのJR東日本の車両であるが、乗っているレールはえちごトキめき鉄道である。
(上越妙高)
新幹線ホームに入る。2面4線の立派な駅だが、やっぱり上越新幹線と同じく殺風景。
E7系(上越妙高)
「はくたか562号」が到着。これがこの北陸新幹線用7系の初乗車。
北陸新幹線は全線速達タイプが「かがやき」、北陸特急が「はくたか」、長野特急が「あさま」、富山—金沢のショート特急が「つるぎ」となる。
E7系(長野—上越妙高)
自由席の1号車に乗る。そこそこ埋まっているが、列ごと空いているところもある。
長野までのあいだは上越新幹線の山区間同様、トンネルがほとんどという感じだった。
この列車は飯山駅は通過。「あさま」と被らない金沢→長野間で、飯山だけが通過駅なのだ。
E7系(長野)
乗ってきたのはJR東日本所属のE7系F8編成。
E7系(長野)
こちらは長野始発の「あさま618号」。やはり東日本車でF19編成だ。
(長野)
駅名の下にマスがないタイプの駅名標。
飯山、長野、上田…一般的な苗字のような地名が続く。
各社各線入り乱れ
在来線ラチ内に移動。今回の旅の目的の一つは115系。
当然長野に来たのは115系がバリバリ活躍しているから。
しなの鉄道115系(長野)
光線の関係でこんな写りになってしまったが、しなの鉄道115系のファーストショット。
しなの鉄道の営業車両は115系オンリーだ。S12編成。
383系特急「しなの」(長野)
こちらはJR東海の特急「しなの」。
信越線→篠ノ井線→中央西線と進み名古屋へ向かう。A101編成。
E127系100番台(長野)
こちらも初撮影の松本車両センター所属のE127系100番台。JR信越線・篠ノ井線の列車。A1編成。
新潟で見たE127系0番台と比べると、701系に似た顔に変わってたり、側窓の真ん中2面は2段式に変わったりと、0番台のまろやかさが消えている。
(長野)
長野駅はJR東日本信越線としなの鉄道北しなの線の境界となっている。
(長野)
3・4番のりばは同じ線路を分断し振り分けたもの。この車止めが2つの会社の境界のようにも見える。
しなの鉄道115系(長野)
車止めの奥、信越線列車用3番のりばに居るのはJR車ではなくしなの鉄道115系。
篠ノ井からこの長野までの短い区間がJR信越線として残っているが、信越線の軽井沢—篠ノ井間は「長野新幹線」開業時にしなの鉄道しなの鉄道線に転換されており、そのしなの鉄道線の列車が長野まで直通運転しているという複雑な構造。
そして、右の2番のりばにいるのはしなの鉄道北しなの線の列車。
信越線の長野—直江津間は、長野—妙高高原間のしなの鉄道北しなの線と、妙高高原—直江津間のえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに転換されている。
飯山線キハ110系(長野)
いっぽう4番のりばは飯山線の列車が来るが、長野—豊野間はしなの鉄道北しなの線を走行する。
つまりこっちは逆に北しなの線ののりばにJRの車両が乗り入れてきている形。ややこしすぎる。
しなの鉄道115系・飯山線キハ110系(長野)
飯山線キハ110系の脇を北しなの線の115系S1編成がすり抜けていった。
これにて改札を出る。しなの鉄道の115系はあすの朝からまた撮っていく予定。(つづく)
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