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2014/07/23

14.7.21 ハマテツ・4

横浜駅の地下に降りると、地下街の先に地下鉄の改札があった。
「公営感」のあるコンコースと、あふれんばかりの客。名古屋市や大阪市の地下鉄の中心駅と全く同じ雰囲気だ。

ホームにはホームドアが設置されており、地下駅での撮影は困難。
あざみ野方面に行けば地上区間があることはなんとなくわかっているので、あざみ野行に乗り込んだ。
どこかの地下駅では壁面のタイル張りがまるで昨年訪れた名古屋市営鶴舞線のような雰囲気のところもあった。…なんとも言い表せないが、共通した公営感があるのだ。


ブルーライン

現在は在来の第三軌条式の「ブルーライン」のほか、ミニ地下鉄の「グリーンライン」の2系統で運行されている。

そもそも、私は横浜市営地下鉄とは縁が薄く、小さい頃に母の買い物で横浜から伊勢佐木長者町まで乗ったり、大人になってからは三ツ沢のサッカー場脇のグラウンドで草野球の試合をやるために利用した程度。撮影するのは今回が初めてで勝手がわからない。

私が過去に乗ったことのあるブルーラインは、登録上は関内を起点とした1号線(湘南台方面)と3号線(あざみ野方面)から成るが、無論、湘南台—あざみ野間の一体化した運行が行われている。2号線がどこに行ったかなどの話はネット上にいくらでも情報があるから割愛。

そんなことを言いつつ、私が地上区間で列車を撮ろうと降りたのは仲町台駅。
実は後で一つ手前の新羽駅が撮影向きだということを知ったのだが、相鉄のように1日乗車券を買ったわけではないので、戻ることなくとどまった。

それでも、印象的なアングルがあったのでよかった。




3000R形(仲町台)

新羽方面からトンネルを抜けて出てきたのは3000R形。
斜めの顔面に夕日が当たり眠い感じになってしまうのがアレだが、開発された住宅都市を進む第三軌条の高架線という、ブルーラインならではの風景。

ブルーラインの車両は昭和の1000形・2000形ステンレスカーが引退済みで現在は3000形オンリーであるが、製造ロットによってスタイルが異なり、4タイプに分かれている。
3000R形は3000形3次車で、件の1000形の置き換え用として登場した。


3000N形(仲町台)

こちらは2次車の3000N形。湘南台延伸に備えて造られた。
顔面がまろやかなフレームだった1次車とは対照的にシャープな顔面に生まれ変わった。大阪にいそうな顔をしている。



3000R形(仲町台)

あざみ野行は再びR形。


3000R形(仲町台)

湘南台行もR形が来た。

ブルーラインの車両は18m車3ドア。軌間1435mmということで、メトロ丸ノ内線と同様のサイズ感。
面白いのは、3つのドアが車体中心寄りに集まっている点。扉間と連結面寄りはすべて6人がけ分の長さがあり、連結面寄りの側窓が異様に横に長いのが特徴。連結面は12人がけ分+車両間の幅があるので、ドアがない部分が長く続くのだ。




3000N形(仲町台)

こんどはルンルン♪な車両が現れた。『はまりん号』だ。小中学生の描いたポスターを掲示する車両だそうだ。
先頭部の「はまりん」も大きめ。m字形の鼻スジやパックマン形の目玉など、都バスの「みんくる」に印象が被る。


3000S形(仲町台)

ようやく違うタイプ登場。最新タイプの3000S形だ。
こちらは2000形を置き換えつつその機器を流用したもの。2000形は廃車にするにはもったいない車齢だったが、ワンマン運転・ホームドア対応には支障がいろいろあったのだ。


3000R形(仲町台)

あざみ野方は直線。ダイヤ構成上、どうしてもあざみ野行が背後に迫ってきてしまい、この列車はホームドアの角が手前に入るところからしか撮れなかった。


3000R形(仲町台)

この列車はもう少しマトモに撮れたが、この編成は汚れが目立つなぁ。
他にも撮れずじまいの列車などもあり、そろそろ移動することにした。ふたたび湘南台方に戻る。




3000S形(仲町台)

この列車に乗って隣のセンター南駅へ移動。グリーンラインにのりかえ。
ブルーラインはまた改めて撮りに来たいな。3000形1次車の3000A形には会えずじまいだったし。


グリーンライン

グリーンラインは都営大江戸線や大阪市営長堀鶴見緑地線などと同じ鉄輪式リニアモーター駆動方式のミニ地下鉄。
ブルーラインとはセンター南—センター北駅間で並行しており、リニア地下鉄の地上営業区間はこの両駅間が初めてなんだそうだ。



10000形(センター南)

ファーストショット。日が傾き始め、アルミ車体が金色に光る。
グリーンラインは開業から6年が経過したところ。車両は10000形オンリーだ。




10000形(センター南)

いきなりラッピング編成だった。『よこはま動物園ズーラシア』の動物を紹介する『どうぶつはまりん号』だ。
ズーラシアは終点の中山駅が最寄りで、さらにバスに乗る必要がある。




10000形(センター南)

こちらはノーマルな車両。営団6000・7000系のキノコ形貫通路を思い起こさせる顔面が特徴。
シングルアームパンタは小さく、架線の低さがわかる。
リニア方式も含め、各所のダウンサイジングでトンネルを小断面化し建設費を抑えるのが目的だ。


10000形(センター南)

あまり時間がとれないので、最後に日吉行を迎えようと待っていると、仕様変更があった2次車がやって来た。
フルカラーLED表示器や、帯装飾の違いがある。
全17編成中『どうぶつはまりん号』が1本、2次車が2本ということで、3本の列車で全バリエーションを効率よく記録できた感じ。

車内はなかなかの混みっぷりだったが、客が入れ替わる駅ということで着席できた。小型車両であるが、上半身の絞り込みはわずかで、大江戸線ほどの圧迫感はなかった。

日吉では東急東横線に簡単にのりかえできた。
たまたまやって来た東急5050系新宿三丁目行各停で中目黒まで出て、日比谷線・東西線をのりついで帰宅した。
途中で撮り始めるとキリがないので、センター南を最後にカメラはしまっておいた。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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