2013/03/23

13.3.20 牙城の終焉・2

牙城が崩れ始めた、といっても、まだ野田線の営業列車は8000系オンリー。


白青天国

七光台の車庫には、帯をはがされた銀色の10050系1本以外は白青の8000系がごっそり並ぶ。





8000系(南栗橋車両管区七光台支所)

こういう光景は早いうちに記録しておくべきだ。この写真を見て「うわ、8000系がこんなに並んでる!」という感想を漏らす時代はそう遠くないはずだ。


8000系(南栗橋車両管区七光台支所)

8448号のサイドビュー。8000系の田窓の横桟は中央より低めにある。





8000系(南栗橋車両管区七光台支所)

車庫西側はたっぷり敷地が余っていて、収容力を倍以上にすることが可能そうな広さ。


8000系(南栗橋車両管区七光台支所)

三つ子のトロッコが並んでいた。


8000系(川間—七光台)

本線は車庫東側を単線で通っていて、これはその踏切で撮影。車庫への引き込み線の複線踏切も奥にあるが、踏切遮断で渋滞になることがある旨の看板が立っている。入れ換えの際は車庫の根っこの位置にある踏切が塞がるんだろう。



8000系(七光台)

七光台駅に戻った。橋上駅舎の構造、島式ホームの形(奥の下り線のみホーム両端でカーブを描いている)、手前の空き地の様子から、2面4線化が可能な配置になっているのがわかる。


8000系(七光台)

ニュータウン路線的風景の中、木製の杭だけが路線の歴史の古さを示している。



8000系(七光台)

塚田へ戻るため、駅に入る。七光台駅は野田線でいちばん長い連続単線区間にある。10分ヘッドのダイヤのあいだはこの駅で上下列車が交換する。


あくまで単線

81114Fの柏行に乗り込み、先頭かぶりつきで単線区間の様子を眺めてみた。ちなみにこの編成は「スーパー8000系」。その特徴のひとつが自動アナウンスなのだが、乗務している車掌が「お出口は左側です」と放送のたびに付け加えていて、なんだかマヌケだった。

七光台と清水公園の間には橋りょうがあり、比較的最近架けられたもののようだ。アーチの橋りょうは複線分の立派なものだが、前後のアプローチは単線幅の高架橋となっている。シロウトからすると「どうせならこの部分も複線幅でやっちゃえばよかったのに」と考えてしまう。

2面3線の清水公園駅は東側がどーんと抜けていて何にもない。清水公園内にはフィールドアスレチックがあって、私も小学校の遠足で行ったことがある。駅の乗降客数は野田線で最下位(2011年度)。2面3線の国鉄型配線で、かつては折り返し列車もあった。3番線は架線が外され、レールも錆で覆われている。
次の愛宕は線路・ホームが6両分ギリギリという感じの窮屈な駅。清水公園—梅郷間は高架化が予定されていて、この愛宕と次の野田市が高架駅になる計画。

野田市も2面3線の国鉄型配線で留置線もあり、こちらは現在も当駅始発・終着列車がある。高架化後は2面4線となるそうだ。
野田市—梅郷間で線路は単線から複線に切り替わる(複線部分は梅郷駅構内扱い)。そして、梅郷に着く前に上り列車とすれ違った。おととし部分複線化が行われたのは当然、ダイヤに貢献する効果があるため。また、この複線部分は高架化されないそうだ。
梅郷—運河間は再び単線となり、運河からは柏を経て逆井まで複線がつづく。

この七光台—運河間を見た感じ、複線化可能な用地は確保されているようだ。ただ、前述の高架化は単線で行われる。踏切で交差する道路の渋滞解消のため高架化そのものは補助金が出るが、複線化についてはそうはいかない、という事情のようだ。


撮っていきましょ

これまた2面3線の運河駅を出ると快適な感じの複線に。次の江戸川台で対向列車を撮るため降りてみた。




8000系(江戸川台)

大宮方上り線脇に桜が並ぶ(3枚目の奥に見える)。これが柏方にあれば列車と絡められたのだが。


8000系(柏)

次の列車で柏へ。1番線には七光台から乗った81114Fがいた。




8000系(柏)

こちらは江戸川台から乗ってきた8172F。頭端式で通路があるので真正面からも撮れる。1・4番線は業務スペースがあり真正面アングルは×。



8000系(柏)

これからお世話になる8152+8555F。





8000系(塚田)

塚田に到着し、柏行を1本撮って終了。8157Fは足回りがキレイな状態。出発は動画撮影した。

帰路、行田団地を過ぎたところで自転車がパンクして困ったが、西船の自転車屋で修理してもらって助かった。

(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)

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