りんかい線で大井町駅へ出た。単式ホーム2層式の駅は用地確保に苦慮した跡が見えるが、コンコースは立派な広さを持っている。
地上に出ると東急大井町線の出入口が隣接している。大井町に来たのはこの大井町線に入るため。東急線内のデジカメ撮影の写真は出かけたついでものだけだったので、今回は初めて撮影をしに訪れた。
その前に昼メシ。駅前は飲食店が充実している。裏路地の行列のできているラーメン店が気になったが、きょうは待っている時間はもったいなく、 表通りに面した「富士そば」でざるうどんとカツ丼のセットを喰らう。
グラデーション
お腹も満たしたところで大井町線大井町駅へ。明るく整備された駅はホームドアが設置されていた。もしや線内みんなそうなっているのか? と心配(撮影には無いほうが撮りやすいという意味)しつつ、先発の6000系急行は見送って9000系の各駅停車に乗った。
ひとつ目の下神明(しもしんめい)駅は大井町方がカーブになっていていい感じだったので早速降りた。ホームドアはなし。なおホーム大井町方は狭く、高い柵もある完全なホーム端から溝の口行列車撮影は危険なのでやめたほうがよい。
6000系(下神明)
大井町行の急行。二代目6000系は大井町線急行専用の系列で、これまで20m車5両までだった同線に初の20m車6両編成として登場。急行停車駅のホームは6両対応となっている。
9000系(下神明)
各停はすべて5連。車両は東横・田園都市線から退いてきたシニア車両が担当。
8500系(下神明)
長野や秩父で第二の人生を送る仲間も多い8500系。大井町線各停用車両はすべてオレンジのグラデーション帯と路線名ステッカーが貼られている。
撮影位置は大井町方から3つめのドア辺りのホーム照明灯の後ろから。 右端にホーム端の柵が見切れている。
6000系(下神明)
田園都市線直通長津田行急行。大井町線系統固有の系列である6000系は路線名ステッカーは見られない。
9000系(下神明)
この駅は上空を東海道新幹線が通る。下りN700系とのコラボ。もうちょっとで最後尾ノーズも含めて撮れたのだが、失敗。
逆に高架下は品鶴線が通っており、大崎へつながる線路を分ける旧蛇窪信号場が駅の真下にある。踏切が近くにあり、横須賀線や湘南新宿ラインの長大編成が走り抜ける姿も見える。
9000系(下神明)
表示幕健在の9002FとLED表示の9009Fのすれ違い。左がキレキレ…。
6000系(下神明)
6000系も正面帯がグラデーション。グラデは使い方を間違えるとチープな感じにも見える。この車両のグラデはいいのだが、各停用車両はイマイチ。
8090系(下神明)
8090系登場。下ぶくれの車体と側面のビードは初代5000系を思い起こさせる。思い切って1編成ダークグリーンに塗ってみると面白いかも?
大井町線は短い路線だが、車両は6000、8500、8090、8590、9000系とバリエーションに富んでいる。まるで東横・田都車両ミュージアムだ。
9000系(下神明)
かつて大井町—二子玉川園(現・二子玉川)間運行の各停のみだった大井町線も、現在は複々線化された田園都市線溝の口まで常時直通運転している。白地緑文字の各停は複々線区間で二子新地・高津両駅にホームがない大井町線用線路を走るため、両駅には停まらない。もちろん放送でも案内されている。南海的にいえば「普通」という種別。
6000系(下神明)
斜めにカットされて銀色の地肌のほっぺたが見えるその姿、どこかで見たと思ったらメトロ16000系だ。6000という数字の縁もあるのかな? ちなみに16000系のほうが後発。
8500系(下神明)
二子玉川—溝の口間で田園都市線線路を通り二子新地・高津に停まる列車は青地白抜き文字の各停表示。
8090系(下神明)
大井町から戻ってきた8090Fの青各停で移動。8590系だけ会わなかったな。(つづく)
(右フレーム上部から入れるアルバムに、掲載した写真をカテゴリ別にまとめています)
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